NPO法人ダイバーシティ工房

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NPO法人ダイバーシティ工房

「制度の狭間で孤立しやすい人たち」が困った時にいつでも相談できる地域づくりを目指し活動するNPO法人。 学習支援▷自在塾・スタジオplus+|コミュニティスペース▷プラット|保育園▷にじいろ・そらいろおうちえん|無料LINE相談▷むすびめ|自立援助ホーム▷ルポールなどを運営

マガジン

  • 【働く】ダイバーシティ工房をつくる人たち

    ダイバーシティ工房で働くスタッフの仕事や、どんなことを考えなぜここで働いているのか?について知っていただけるnoteです。

  • 【工房の対話文化】合宿ってどんな場?

    ダイバーシティ工房は創業期より、自分たちのビジョンやミッション、バリューを核にスタッフ間や関わる人と「対話」する文化を大切にしてきました。一日業務から離れ、その対話に没頭する場が、合宿です。日帰りや泊りで実施するその合宿の場でどんな時間を過ごしているのかを覗いていただけるマガジンです!

  • 【繋がる】全国出張プロジェクト

    全国の子ども・若者支援を行う団体から学び、そして繋がり、市川のまちづくりに還元していくプロジェクトです。視察レポートを公開しています。

  • 【取り組み】工房の組織づくり

    組織づくりのために法人全体で取り組んでいることや、メンバー同士で企画する勉強会やプロジェクトなどについて発信しています!

  • <学習支援>子どもと私たちの学び

    発達障害をもっていたり、不登校の子どもたちの学習支援を行う「スタジオplus+」や「地域の学び舎プラット」での様子です。支援について、子どもたちの様子にいて発信しています。

記事一覧

「受け入れてもらう」に違和感たっぷり医療的ケア児親のつぶやきnote

こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 私は思いがけず医療的ケア児(心臓病で24時間酸素を吸引している)の母親になり、世の中でよく使われ…

医療的ケア児を保育園に入れるまでの、保護者目線の怒り心頭note

こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 今日は私の娘の話をしたいと思います。 24時間酸素つけっぱなしの医療的ケア児の娘 私には3歳の娘がい…

オープンな関係性を、フィジカルに感じ取る

こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部でマネージャーをしている佐藤です。 noteの写真にたびたび出てくる、体の大きいメガネくんが私です。 (今年、やせる…

教員がNPOへ転職するって?ざっくばらんに語る座談会を開催する理由

教員からNPOへの転職って?こんにちは、NPO法人ダイバーシティ工房の伊藤です。 現在私はダイバーシティ工房で人事を担当していますが、工房に勤める前は学校教員として9…

支援について同僚に相談したら、視点とアイデアに溢れていた話

私が学習支援を担当するAくんとのある授業。それまで楽しそうに学習をしていたのに、急に元気がなくなってしまったことがありました。 「どうしたの?今日はここまでにす…

スイカの種飛ばし、一緒にしませんか?【経営合宿2023@真夏の古民家】

経営合宿に事務局メンバーが参戦!2023年夏、千葉県いすみ市の経営合宿にはある変化がありました。それは、<ダイバーシティ工房・事務局>つまり、バックオフィス部門の職…

かつての指示待ち人間、学習支援の新教室を立ち上げ『成長』を振り返る

こんにちは、スタジオplus+の上田です。入職してから数年は指示待ち人間になっていた上田ですが、今年、6つ目となるスタジオplus+の新教室を出すメンバーとして選ばれまし…

卒園&在園保護者の交流会で生まれた対話と関係性 #オープン社内報

おうちえんでは6月と7月に「卒園後の進路」について話し合う卒園児保護者と在園児保護者の交流会を行いました。 0~2歳児の保育園であるにじいろおうちえん・そらいろおう…

事務局とアイドルファンレターの関係性 ~ともに働く仲間のファンになる~

「ファンレター全部読んでます」は本当かこんにちは、ダイバーシティ工房の大野です。 私は昨年度までの6年間、学習支援事業部にて学習支援をしており、今年からバックオフ…

私たちはなぜ2時間かけて古民家に集合し、話し合うのか?

2023年7月。市川市に事務局を構える私たちは、車や電車に乗り込み、2時間かけていすみ市にある立派な古民家にやってきました。 信じられないほどあっという間に過ぎ去った…

「どんなあなたでも大好きだよ」

ダイバーシティ工房に入職して1年。それまでの9年間は、小学校教員をしていました。これまで出会ってきたたくさんの子ども達。一緒に過ごしてきた時間は、大切な宝物です…

「ヤングケアラー支援」を通して作りたい関係性

こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部スタッフの松村です。 突然ですが、この記事を読んでくださっている皆さんは、「ヤングケアラー」という言葉を聞いた…

職場の人間関係における「仲良し」って何?について考えた事務局合宿のお話

こんにちは、ダイバーシティ工房の事務局のSです。 私は入職して1年2か月ほど経ちました。今回は主に職場の人間関係について考えたことをシェアしたいと思います。 どんな…

「心底やりたいこと」を考える編【第6回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

全部で7回のセッションも今回を入れてあと2回。 第6回目のスタートは、前回のプロジェクト実践報告から。 事業部を跨いだゆるやかな交流機会を生み出すためにカフェを企画…

体で表現するワーク【第5回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

Dラボになる「今日は体も頭も使いますよー、筋トレのような練習」と言われてスタートした今回。何をするんだろう〜とみんなそわそわしながらチェックイン。 今回のワーク…

いよいよ実践に突入【第4回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

2022年の夏から私たちダイバーシティ工房のチームが取り組むシステムコーチング®※もいよいよ後半戦。 代表の不破がコーチングを受ける10名のグループから抜け、メンバー…

「受け入れてもらう」に違和感たっぷり医療的ケア児親のつぶやきnote

こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 私は思いがけず医療的ケア児(心臓病で24時間酸素を吸引している)の母親になり、世の中でよく使われる「受け入れる」「受け入れてもらう」という言葉に対し、たっぷりの違和感を持っています。 「受け入れる」って上から目線だな~って思います。 (とは言え、そんな私も日常的に「受け入れる」って使ってしまう) 医ケア児の娘を保育園に入れるまでの話を別のnoteに書いたので、そちらも 是非読んでみてください。 そのno

医療的ケア児を保育園に入れるまでの、保護者目線の怒り心頭note

こんにちは、ダイバーシティ工房広報ファンドレイズチームのSです。 今日は私の娘の話をしたいと思います。 24時間酸素つけっぱなしの医療的ケア児の娘 私には3歳の娘がいます。先天性の心臓病で、24時間鼻に酸素のチューブをつけて生活している医療的ケア児です(以下「医ケア児」)。高齢者の方々が酸素ボンベを引いて歩いていますが、娘も同じものを使っています。 (酸素はついていますが、生活の制限は一切なく、歩いたり走ったり活発に動くことができます) 臨月の頃、心臓の難病を複雑に合併し

オープンな関係性を、フィジカルに感じ取る

こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部でマネージャーをしている佐藤です。 noteの写真にたびたび出てくる、体の大きいメガネくんが私です。 (今年、やせる決意をしたのですが、不思議と一向に変化がありません) 先日、マネージャーを中心とした経営会議が行われ、参加してきました。 「経営会議」と言っても、皆で数字を並べて、ひたすらにらめっこをする...ようなガチガチの会議ではなく、リラックスした雰囲気の中で「これから私たちは何をしたいのか?どこへ向かいたいのか?」とい

教員がNPOへ転職するって?ざっくばらんに語る座談会を開催する理由

教員からNPOへの転職って?こんにちは、NPO法人ダイバーシティ工房の伊藤です。 現在私はダイバーシティ工房で人事を担当していますが、工房に勤める前は学校教員として9年間勤務していました。ダイバーシティ工房では、私と同じようにかつて教員として働いていた経験を持つ職員がなんと12名も活躍しています(中には山形、宮城など遠方から応募して入職したスタッフも!)。 転職は人生の一大事、私たちもたくさん迷った末の決断でした。そんなかつての私たちと同じ立場にいる全国の先生たちが今後のキ

支援について同僚に相談したら、視点とアイデアに溢れていた話

私が学習支援を担当するAくんとのある授業。それまで楽しそうに学習をしていたのに、急に元気がなくなってしまったことがありました。 「どうしたの?今日はここまでにする?」との問いに、うなずき、明らかにしゅんとしたまま帰るAくんの様子を見て、自分の対応がこれでよかったのか?と、少しもやもやしてしまいました。 Aくんは前任のスタッフから担当を引き継いで間もない生徒さんです。関係性を構築する過程にある中で、私自身もAくんについてまだまだ知りたい状況にありました。 このときの様子が

スイカの種飛ばし、一緒にしませんか?【経営合宿2023@真夏の古民家】

経営合宿に事務局メンバーが参戦!2023年夏、千葉県いすみ市の経営合宿にはある変化がありました。それは、<ダイバーシティ工房・事務局>つまり、バックオフィス部門の職員が参加したのです。 ※2023年いすみ合宿の概要はこちら  去年まで経営合宿に事務局から参加していたのはマネージャー陣のみだったそうで、ここにバックオフィスである事務局のメンバーや、普段現場での支援を主とするメンバーなど、役職に関わらず様々な職員が参加するのは、ほぼ初めて。その中へ飛び込んでいったのが労務担当の

かつての指示待ち人間、学習支援の新教室を立ち上げ『成長』を振り返る

こんにちは、スタジオplus+の上田です。入職してから数年は指示待ち人間になっていた上田ですが、今年、6つ目となるスタジオplus+の新教室を出すメンバーとして選ばれました。 新教室を出すにあたっては、開室に必要な設備が足りていないというアクシデントが発生…!そのアクシデントを乗り越える際に自分自身成長を感じた部分や、成長を促してもらっていたんだなと感じた部分がありました。とても当たり前のことだったのですが、私にとって大事だったと思うことが2つあったので書いていこうと思いま

卒園&在園保護者の交流会で生まれた対話と関係性 #オープン社内報

おうちえんでは6月と7月に「卒園後の進路」について話し合う卒園児保護者と在園児保護者の交流会を行いました。 0~2歳児の保育園であるにじいろおうちえん・そらいろおうちえんの保護者にとって、卒園後の進路はとても切実な問題です。5歳までの保育園または幼稚園に転園できなければ、仕事を続けることはできません。 「この会をどう運営しようか?」 テーマは「卒園後の進路」ですが、会の目的は、おうちえんで定期的に開催している「保護者交流会」と同様『保護者が悩んだときに相談できる相手を増や

事務局とアイドルファンレターの関係性 ~ともに働く仲間のファンになる~

「ファンレター全部読んでます」は本当かこんにちは、ダイバーシティ工房の大野です。 私は昨年度までの6年間、学習支援事業部にて学習支援をしており、今年からバックオフィス部門である事務局にて、財務・総務の担当をしています。 私は10年来のアイドルファンなのですが、これまでのファン歴の中で、彼ら・彼女らが「お返事はできないけどファンレターは全部読んでます。すごく力になります」と言っているのを何度も耳にしてきました。 私はそれを聞くたびに「まさか何十何百も届くファンレターの一つ一

私たちはなぜ2時間かけて古民家に集合し、話し合うのか?

2023年7月。市川市に事務局を構える私たちは、車や電車に乗り込み、2時間かけていすみ市にある立派な古民家にやってきました。 信じられないほどあっという間に過ぎ去った2023年度最初の四半期・4月〜6月。 この間の活動の振り返り&今後の展望を話し合うため、いつものオンラインミーティングでも、自分たちが有する拠点でも、近辺のレンタルスペースでもなく、わざわざ移動し、喧噪や日常から遠く離れられ、見ただけで心躍るこの古民家までやってきました…! 今回は広報チームとしてこの合宿

「どんなあなたでも大好きだよ」

ダイバーシティ工房に入職して1年。それまでの9年間は、小学校教員をしていました。これまで出会ってきたたくさんの子ども達。一緒に過ごしてきた時間は、大切な宝物です。小学校教員を退職する際に伝えた言葉があります。それは「どんなあなたでも大好きだよ」という言葉です。 ありのままの自分を愛してほしい私は、こう続けました。「勉強や運動が得意でも苦手でも、やんちゃでもおとなしくても忘れんぼうでも泣き虫でも…。」 子ども達は声をあげて泣きました。いつもしっかりしていて下級生にも慕われて

「ヤングケアラー支援」を通して作りたい関係性

こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部スタッフの松村です。 突然ですが、この記事を読んでくださっている皆さんは、「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことはありますか? 聞いたことあるという方も、何それ?という方もいらっしゃるかもしれません。 日本ではまだまだ認知度が低い言葉なのですが、一般的には「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども」を指してそのように呼ぶそうです。 具体的には、家事や兄弟の世話・見守りだけでなく、介護

職場の人間関係における「仲良し」って何?について考えた事務局合宿のお話

こんにちは、ダイバーシティ工房の事務局のSです。 私は入職して1年2か月ほど経ちました。今回は主に職場の人間関係について考えたことをシェアしたいと思います。 どんな職場でも人間関係の悩みはある子どもたちへの支援を行うダイバーシティ工房って、優しくていい人がいっぱいいそう!とか、みんな仲良く穏やかに働いていそう!というイメージを持たれるかもしれません。 社名の通り、多様な人々が働いていて、当然お互いにそれを認め合っているでしょ!と。 いやいや、100%そんなことはありませ

「心底やりたいこと」を考える編【第6回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

全部で7回のセッションも今回を入れてあと2回。 第6回目のスタートは、前回のプロジェクト実践報告から。 事業部を跨いだゆるやかな交流機会を生み出すためにカフェを企画した「Dカフェ」チームは、開催してみると当日はたくさんの人が参加し盛況であったこと、日頃求められる「成果」を必ずしも求めず、ゆるい場づくりに取り組めたのがよかった、という共有がありました。 はなさかDさん(企画推進室(仮))チームは、2つにわかれて、勉強会などの企画をメインに行う「Dスタ」チーム、職員の交流企画

体で表現するワーク【第5回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

Dラボになる「今日は体も頭も使いますよー、筋トレのような練習」と言われてスタートした今回。何をするんだろう〜とみんなそわそわしながらチェックイン。 今回のワークの意図は「願いから現実を作り出す」 キーコンセプトはコーチから前回紹介された3つの現実レベル。 この3つの段階を、行ったり来たりしますよ〜とのこと。 はて、行ったりきたり…? もともと、ドリーミングのレベルが強め、と言われていた私たちDラボの工房メンバー。 こういうことがしたい、これ面白そう!、そんな話をすること

いよいよ実践に突入【第4回】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

2022年の夏から私たちダイバーシティ工房のチームが取り組むシステムコーチング®※もいよいよ後半戦。 代表の不破がコーチングを受ける10名のグループから抜け、メンバー9名で最終回まで向かっていくこととなりました。 その理由の一つが、これまで組織のありたい姿や大きな方向性について対話を重ね、いよいよここからは実践の段階に入っていくこと。 現実的な話をしていく段階に来たからこそ、どうやったらいい?どう解決する?どう考える?とハードルや疑問が生まれたときに代表に頼ってしまうの