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肩の力を抜いていいんだよ

それで、いい!

今年の読書感想文
1・2年生向けの
推薦図書の1つだ。


主人公のきつねは
趣くままに絵を描くことが大好き。

しかし、
やまねこからは
「ほんものとちがう。へんなの。」
って言われたり。

あひるからは
「もっときちんといろをぬろう。」
って言われたり。

すごいと言われる絵を描こう。

そう必死になっていたときに
うさぎとの出会いで
絵を楽しむことを思い出す。

そんなお話。



私が気になったのは
やまねことあひるだ。



「へんなの。」
という言葉は実は
やまねこ自身の
呪いの言葉に
なっていないだろうか。

「もっときれいに。」
という言葉は実は
あひる自身の
呪いの言葉に
なっていないだろうか。



この二人こそ
「へんなの。」
「もっときれいに。」
と言われて

傷ついてきた
のではないだろうか。

自信をそぎ落とされてきた
のではないだろうか。



そして
この二人が一番
人の目を気にしている
のではないだろうか。



そう思うと
やまねことあひるを
ぎゅっと抱きしめたくなる。



どんなことがあったの。
つらいことがあったの。
って話を聞きたくなる。



肩の力を抜いて
もっと気楽に生きていいんだよ。
って声をかけたくなる。



そう思うのは
私だけだろうか。

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