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読了:35歳までに読むキャリアの教科書

なんとなく「キャリアってよく分からないし、転職ってどうなんだろう…」と迷っている人にオススメしたい一冊。

こんにちは、うにです!今日は最近読んだ本をご紹介します。きっと似たような悩みを持っている人も多いと思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。

私はこれまで、「今の仕事が天職だとは思わないけど、転職する程なのかな」「女の子っていつか仕事やめるだろうしキャリアなんてそんなに意識しなくてもいいのかな」と思っていました。でもこのご時世、専業主婦が成り立つ程景気が良いわけでもないし、そもそも自分の人生は自分で素敵に彩りたいという思いが強くなり、転職を意識しはじめました。
そんな時に先輩に紹介してもらったのがこの本。

35歳までに読むキャリアの教科書
渡邉正裕 著、ちくま新書、820円+税

日経新聞の記者とコンサルタントを経て、My News Japanというニュースサイトを設立した著者が、8人の転職経験者の事例を元に「キャリア」について解説する本。35歳までに「動機」と「能力」を元にした稼ぎ方を身につけることの大切さを説いています。

「もう終身雇用は終わったのか…」

これまで私の周りの大人に、転職を経験した人はあまりいませんでした。父親も22歳で入社した企業で今も働いているし、私の職場は終身雇用のおじさまばかりだし、転職を意識する機会があまりありませんでした。なので、なんとなく転職に対してポジティブな印象は持っていなかったし、入社3〜4年の若者が転職なんて言ったら「逃げ」だと思われるかなと思って、考えないようにしていました。
この本を読んでわかったことは、いかに私の考え方が昭和の高度成長期並みに遅れていたか。(25歳なのに…笑)
そもそも、なぜこれまで終身雇用が成り立っていたかというと、高度成長期だった時は、社会がどんどん発展していき、普通に仕事をしていればどんどん企業が大きくなるため、ポストも増えるし給料も増えていく世の中だった。
でも今はご存知の通り、日本経済は成熟期を迎え簡単には成長しなくなった。変化の早い時代の中で、これまで好調だった業績がいきなり転落するかもしれないし、吸収合併により別会社の人間になる可能性だってある。
そんな現代を生き延びるには、「大企業」という肩書きはもはや頼れるものではなく、自分のやりたいこと「動機」と自分にできること「能力」を掛け合わせた領域でキャリアを形成していくことが大切だ、と。
そういう視点で自分の仕事やキャリアプランについて改めて見つめ直してみると、確かに今の仕事は自分の「動機」も「能力」もカスっていないことに気がつきました。これまで「どうせいつか仕事やめるかもしれないし」と思ってテキトーに就職活動をしたツケが今回ってきたようです。ということで、この本を読んで、本腰を入れて転職活動(というか自分のキャリアプランの見つめ直し)を始めようと思いました。

転職して給料が下がるのは悪いこと?

転職=キャリアアップ=給料が上がる、と思っていました。確かに、同じ領域・業種での転職では給料に反映するキャリアアップが期待できるかもしれません。でも私の場合、全く別の職種への転職を考えているため、給料水準の低下も覚悟の上です。
ただ、本当に金額だけで測っていいのか。
この本を読んで学んだことは、金額×経験で考えるべきだということ。
例えば、今の仕事が年収500万円×今後に活かせる経験が少しだとします。逆に、別の仕事では年収400〜450万円だけど、自分のキャリアプランにあった経験が積めるとする。これまでであれば金額だけを重視して転職することを悩んでいただろうけど、今では後者の仕事の方が掛け算すると多くの(経験という名の)給料がもらえることに気づくでしょう。だって、その経験を元に、数年後もっと給料の高い別の会社へキャリアアップできる可能性だって生まれるし。この視点を得られた点でも、今の私に必要な本だったなと感じました。

最後に

以上が「35歳までに読むキャリアの教科書」の紹介と感想でした。本の内容と自分の感想が混ざってしまって読みにくくなっていたらすみません。転職を迷っている人がいたら全力でオススメしたい一冊です。あとは、転職に対して古い考え方を持つ両親にも渡したいと思います。転職へのモチベーションが下がっている方がいたら、ちょっと読んでみると「よし、もう少し頑張ろう!」と思えるかもしれません。
みなさんがそれぞれ輝ける人生を送れるように、陰ながら応援しています。一緒に頑張りましょうね〜

最後まで読んでくれてありがとう!
うに。

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