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欲しいが叶えた世界

会社に行く際にAmazonプライムで映画やアニメをみるのが私の日課だ。このアマプラで最近見るのにハマってるアニメが『Dr.stone』。
ある日突然、人類が石化してしまい文明が滅びてしまった。それから数千万年後?に石化が解けた科学大好きな男子高校生が自分の科学の知識を頼りに文明の再興を目指していくというストーリーだ。そこに出てくる言葉で好きな言葉がある。『欲しい=正義』と言う言葉だ。
『欲しい』というとどこか我儘でよく深くて。。とくに質素倹約が美徳とされる日本ではあまりいい言葉ではない様なイメージがある。けれど、アニメの中では『欲しい』という思いがあったからこそ人間は文明を発展させることができたと語っている。確かによく考えれば、こんなものがほしい!こんなことを知りたい!という人間の欲がここまで科学を発展させたというのは非常に納得できる。私は大学、大学院時代と顕微鏡を使って細胞や微生物を観察する研究をしていた。そもそも細胞は、もっと小さいものを見たい、拡大して見てみたいという欲求がなければ顕微鏡という装置、そして細胞という存在さえ気づかれなかった。そして細胞の存在が気づかれなければ今日の医学や農学、微生物学などの発展はなかったのだ。
更に人間は光を使った光学顕微鏡で見えるものでは飽き足らず、更に見てみたい!という欲から電子を使った電子顕微鏡を生み出した。そしてウイルスを見ることができた。
そして、ついには物質の最小単位の原子まで!
人間の欲の追求はとどまるところを知らない。だからこそ、科学は発展してきたんだなとしみじみ感じます。


参考ページ:https://www.keyence.co.jp/ss/products/microscope/beginner/study/history.jsp


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