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管理職として成功するにはどうすればいいの?すべての新任マネジャーが知っておくべき心得4選

組織の中で、課長として成功することができれば、その後のキャリアは大きく展開していきます。ある意味で、課長になってからがキャリアの本番です。
しかし現実には、多くのビジネスパーソンが課長の手前で昇進につまずきます。課長になれたとしても、その後、活躍してさらに上級職に昇進できるのは少数です。

人材として経営者に使われる側から、経営者として人材を使う側になるのは非常に大きな変化です。
多くのビジネスマンが課長のすぐ手前で昇進につまずいてしまったり、課長になったとたんに、人材の輝きが失われてしまうケースが少なくありません。
多くの人材にとって、課長というポストはキャリアのボトルネックなのです。

このnoteでは、読者から「管理職として自信のない毎日、この本が道標となった」「これから自信をもって仕事に邁進できそう」と大好評の『はじめての課長の教科書』から、現役の新任マネジャーたちが選んだ、課長として成功するための方法論をいくつか厳選して紹介します。


①モチベーションは教育の手段ではなく目的である

▼新任マネジャーコメント
「部下のモチベーションは、高い業績を上げるための手段にすぎないと考えているならば、問題です。」という言葉にハッとしました。
内発的動機の大切さ、成長実感を持つことの重要性は理解しているつもりなのに、事業を任され、部下を育成するという場面で、自分の考えの浅さに気づかされた部分でした。
1冊すべて読んでほしい名著ですが、このコラムはぜひ、新たに課長・リーダーに就任したすべての人に読んでほしい。

②課長は情報伝達のキーパーソン

▼新任マネジャーコメント
現場情報と経営情報はバランスよく課長に集まるの図にハッとしました。
真ん中にいるからこそ、現場の意見を経営に伝えたいし、経営の意図を現場に伝えることが役割。「課長の元気が良い企業」こそが、新時代を勝ち抜く企業に共通する特徴という言葉に身が引き締まります。

③活躍する課長が備えている5つの機能

▼新任マネジャーコメント
「自分のことを客観的に考える場合は、情緒的な部分はそぎ落としてでも、厳しく「機能」として評価すべき」として「課長アセスメント」があるのが印象的でした。
「現状(is)ばかりでなく、どうあるべきか(should)についてのビジョンを持っている」等、定量化できないところについて考えさせられました。

④変革に必要な8つのステップ

▼新任マネジャーコメント
現代は間違いなく、革命的な変化をしている最中にあります。…そのように周りが変化しているのに、自分だけが変化しないというのがいちばん危険です。
変化におびえるのではなく、変化を促す側にならなければならない。自身が体現すべき方向を指し示してくれる。

いかがだったでしょうか。
このほかにも、いつの時代も変わらない「管理職の仕事の本質」がたくさん載っていますので、関心のある方はぜひ本書を手に取ってみてください。

書籍情報

中間管理職の「世界初の入門書」として大反響のベストセラー第3版。
2008年2月の刊行以来、新任の課長さんをはじめ、マネジャーを目指す方、中間管理職を育てたい経営者の方、さらに学校や病院、NPOなど、さまざまな組織の方にお役立ていただきました。
日本国内に加えて、韓国、台湾、中国でも翻訳出版され、長く、広く読まれています。

いかがだったでしょうか。
このほかにも、いつの時代も変わらない「管理職の仕事の本質」がたくさん載っていますので、関心のある方はぜひ本書を手に取ってみてください!

<目次>
【目次】
第1章 課長とは何か?
第2章 課長の8つの基本スキル
第3章 課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
第4章 避けることができない9つの問題
第5章 課長のキャリア戦略
第6章 人類史上かつてない高齢化を乗り越えるために
第7章 活躍する課長が備えている5つの機能

<著者情報>
酒井穣 Joe Sakai
1972年、東京生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。Tilburg 大学 TIAS School for Business and Society 経営学修士号(MBA)首席(The Best Student Award)取得。同 TIAS School for Business and Society の25周年記念においては、スクールの発展に寄与した25人の VIP の中の1人に選出されている。

商社にて新事業開発、台湾向け精密機械の輸出営業などに従事。後、オランダの精密機械メーカーASMLにエンジニアとして転職し、2000年にオランダに移住する。2009年に帰国し、フリービット株式会社(東証プライム)の取締役(人事・長期戦略担当)を経て、2016年9月に株式会社チェンジウェーブグループ(旧リクシス)を創業する。


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