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【ゴジラに見る恐竜ロマン】日本版とアメリカ版で違うのはなぜ??

こんにちは、いきもの雑学プレゼンターDINO(ディーノ)です!動物🐯魚🦈昆虫🐝虫🦂植物🌷そして恐竜🦖まで、いきもの雑学を徒然に綴っていきますので、お気軽にお立ち寄りください。

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●ゴジラからみる、恐竜の定説の変化

今回は、恐竜シリーズの小ネタを紹介します。ゴジラから見た恐竜の定説の変化、と題してみました。


さて、みなさんご存知のゴジラ。日本が誇る怪獣です。そうです。恐竜ではなく怪獣です。とはいえ、恐竜を参考にしているだろう!という、勝手な妄想で考察します。最後までお付き合いください。


●日本版とアメリカ版で体型が違う!?

画像は是非ググってみてください🙇‍♂️日本版のゴジラは体を起こして歩く完全な二足歩行で、足は短め。関節もあまりなく、軽快に地面を蹴って走るというよりは、ドシドシすり足気味に歩くイメージです。そして、体に比べて実は小顔でアゴもそこまで大きくありません。おそらく「噛む」という攻撃よりも「ビーム」攻撃が主流だからでしょうか。


それに比べてアメリカ版のゴジラは、かなり恐竜に寄せています。体のフォルムはさながらティラノサウルスですね。体を倒しながら歩き、足は体から下に伸びて関節もしっかりあります。そして大きなアゴ。


と、体の特徴を比べましたが、今回の注目ポイントは「尻尾」です。


●尻尾を上げるか、垂らすか

日本版のゴジラの尻尾は地面に垂れており、歩くときにずるずる引きずっています。爬虫類に似た尻尾です。


対してアメリカ版のゴジラの尻尾は、これも今時点で図鑑に載っている恐竜、例えばティラノサウルスの復元画のように地面につかずに上がっています。


実は、恐竜も化石発見初期は、日本版ゴジラのように尻尾を垂らしてずりながら歩いていた、というのが定説でした。なんせ、大きな爬虫類と思われていましたし。


恐竜より大きな陸生生物はいませんし、現生の陸生生物で最大のゾウも、尻尾は比較的小さく紐状で、垂れています。短いので地面についていませんが。そのため、そう考えるのが普通です。化石からしてあんなに大きな尻尾なんだから、当然垂れるでしょ、ということです。


よって、少し前までの恐竜の復元画では、尻尾は垂れて描かれていました。


●足跡ならぬ、「尻尾」跡がない!!

ですが、実は恐竜化石発掘の周辺に、足跡は発見されるのですが、尻尾跡?ズリ跡?はいっこうに発見されません。これは疑問でした。ここから、「実は尻尾上げてたんじゃね?」という仮説が出ました。


●吊り橋効果

危機的状況で親しくなる、という効果でなく、実は尻尾を上げることが逆に巨体を安定的に保つために効果的だということがわかりました。


特に、恐竜の中でも大型のディプロドクスなどの竜脚類🦕では、その巨体をどうやって支えながら歩いていたのか?という疑問がありました。その解が、この吊り橋効果らしく、つまり、長い首と長い尻尾で胴体のバランスを取る、いわゆる吊り橋と同じ原理を用いているようです。


●日本版ゴジラは初期の恐竜像を参考にした??

ここで、またゴジラに戻りますが、ということは日本版ゴジラは初期の恐竜像を参考にして描かれ、アメリカ版ゴジラは現在の恐竜像を参考に修正された、と妄想できるかもしれませんね。


●恐竜はロマン

ということで、恐竜についてはまだまだわからないことが多く、日々定説が変わります。最近では、ティラノサウルスに羽毛が有った、無かった論争があったり、ティラノサウルスは実は狩りが下手だった論争があったり、さらにティラノサウルスは足が遅かった論争があったり、、、などなど。


だって、骨しか見つからないもん!ということでそれ以外を科学的類推や、さらには完全なイマジネーションで想像してみたり。実にロマンがありますね。


科学的でもあり、妄想的でもある、恐竜はすごくおもしろい。そんな恐竜シリーズはまだまだ続きます。是非フォローして次回をお待ちください🦖


ちなみに、他の恐竜シリーズは下記をご覧ください。





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