動物の雑学・名前の由来 レッサーパンダとジャイアントパンダ
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●AがいるからBにしよう、という物語
今回は生き物の名前にまつわる物語です。
通常、生き物の名前はその生き物の何かしらの生態や外見的特徴、もしくは生息地をもとに名付けられることが多いです。
例えば、
「テナガザル」は読んで字の如く「手が長いサル」
「オジロワシ」は読んで字の如く「尾が白いワシ」
「アジアゾウ」は読んで字の如く「アジアに生息するゾウ」
「シロナガスクジラ」は海上に浮上するときに巨体ゆえに波が立ち、それが白く見えることから「白い波を作る長いクジラ」
では、「パンダ」で思い浮かべるのは、どんな生き物ですか?
◎「パンダ」は特定の種類を指すのではない
実は「パンダ」とは「ササを食べる」という意味のようです。よって、前にあげた例に倣えば、「テナガザル」の「テナガ」の部分です。
そんな「パンダ」という食性をもつ意味を最初に付けられた生き物は「レッサーパンダ」。
小さくて、尾がフワフワで、可愛らしい顔をしている動物園の人気者。
なので、最初は「パンダ」=「レッサーパンダ」だったようです。
しかし、レッサーパンダからしたらこの優越的環境は長くは続きません。ある時、中国の山の方で、アイツが見つかってしまったのです!!
そう、体が大きくて、白黒の見た目で、目がクリクリで愛らしく、そしてほぼほぼササを食べるアイツが。。。
こうしてもう一種類の「パンダ」が発見されたことで、「パンダ」=「レッサーパンダ」の図式は崩れ去り、同じ「パンダ」の食性を持つ者同士で名前の区別が行われました。
◎最後は見た目で区別
ここからは、見た目です。白黒の方がデカイから、こっちを「ジャイアントパンダ」。小さい方は、白黒のほう「より小さい」→lesserということで「レッサーパンダ」と名付けられましたとさ。
レッサーパンダにしてみたら、最初は自分だけの名前だった「パンダ」という呼び名が、あとになって、よりユニークな動物が発見されたことで、「より小さい」方、と名付けられるなんて、ちょっと切ない気持ちもしますね。
※諸説あります。
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