「いいところ」探しの名人になろう

記事を見て下さり、ありがとうございます。
今回は、人やものの「いいところ」を探し続ける大切さについて
書いていきます。

記事は次のような構成となっています。
まず「いいところ」探しのメリットを大雑把に述べます。
次にそれを、対象が ①人 ②もの(※1) の場合別に詳しく述べます。
最後に総括でこの記事をまとめます。
それではよろしくお願いします。

「いいところ」探しのすゝめ

皆さんは、例えば身近な人の「いいところ」、見つけてますか?
私は「悪いところ」に目が行きがちで、「いいところ」はなかなか見つけられない人間でした。(※2)

しかし、ある日私は気付きました。これでは損をしていると。
何故なら、それは自らの成長、創造の可能性を奪っているからです。
こう考えた理由について、対象が①人である場合、②ものである場合について別々に書いていきます。

①人の「いいところ」を探すメリット

人の「いいところ」を探すと良い理由は2つあります。

1つ目は、「いいところ」を見つけた人をより尊敬することができるからです。人間同士の相互尊重に基づく大きな信頼関係は、良い人間関係を築くうえで大変重要です。人の「いいところ」に目を向けるとその人に対する尊敬の念が大きくなり、強固な信頼関係を築きやすくなります。皆さんには人間関係がぎくしゃくしている人はいませんか?もしもいて、その人との関係を良くしたいと思っているのなら、まずは「いいところ」を探してみるとよいかもしれません。その人を尊敬できることで良いコミュニケーションが取れるようになるかもしれませんよ。

2つ目は、見つけた「いいところ」を吸収し、自らの成長に繋げられるからです。例えば皆さんの周りに、自分から積極的に行動して周囲から大きな信頼を得ている人がいるとします。もし皆さんがその人を素敵だな、格好いいなと思ったならば、自分も積極的になればいいのです。その際にはその人の考え方や仕事の仕方、人との接し方が参考になるでしょう。

②ものの「いいところ」を探すメリット

ものの「いいところ」を探すと良い理由は、それを元にした創造の可能性が生まれるからです。ものには必ず「いいところ」が存在します。同時に「ここはこうだったらいいのに」という「悪いところ」も、必ずではありませんが存在します。重要なのは、様々なものに対してこれらを列挙することです。そうすることで別々のものが持つ「いいところ」を組み合わせたり、「悪いところ」を削ぎ落したりして新たなものを創り出すことができるかもしれません。例えば、スマートフォンは「簡単に連絡が取れる」という携帯電話の「いいところ」と、様々なものが持つ「いいところ」を組み合わせて創り出された多機能で便利な物です。Amazonが出しているKindle電子書籍リーダは、スマートフォンが持つ様々な「いいところ」(ゆえに「悪いところ」)から読書に特化した「いいところ」だけを残した、シンプルゆえに便利な物です。このように、ものの「いいところ」に注目することは、世の中に画期的な発明をもたらす可能性があるのです。

総括

まとめると、「いいところ」に目を向けることは、自らの成長と新たな創造を生み出します。日々これを実践していて思いますが、効果は絶大です。意識すれば比較的簡単にできることなので、これを機に皆さんも「いいところ」探しをしてみたらいかがでしょうか。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


脚注
(※1)もの=物や概念、という意味で「もの」という言葉を使っています。
(※2)こうは言いましたが、「いいところ」「悪いところ」というのは主観的な表現です(終始「」付きで表記しているのはこのためです)。自分が「悪いところ」だと思っても、他の人はそう思っていないかもしれません。言い換えれば、自分の思った「悪いところ」は誰かの思った「いいところ」かもしれないのです。ですから、「いいところ」だけではなく「悪いところ」にも目を向け、それがポジティブに捉えられないか考えてみるとよいでしょう。

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