記事一覧
注目の新星たち:2024年XXLフレッシュマン・クラス後半5名を総ざらい!
前回の記事では、XXL誌が選出した2024年の「フレッシュマン・クラス」における11名のアーティストのうち、6名をご紹介いたしました。今回は、その続編として、残りの5名について詳しくご紹介いたします。
That Mexican OTテキサス州ベイシティ出身のメキシコ系アメリカ人、That Mexican OT(本名: Virgil Rene Gazca)は、幼少期に父親が収監され、母親が飲酒運転
「未来のヒップホップを担う!XXLフレッシュマン・クラス2024発表」
1997年に創刊されたアメリカのヒップホップ雑誌『XXL』は、日々のヒップホップニュースやオリジナルコンテンツを提供する人気のウェブサイトも運営しており、25年以上にわたって多くのヒップホップファンに様々な情報を提供しています。
さらに、『XXL』はミックステープや限定DVDなど、多くの特別プロジェクトもリリースしてきました。その中でも特に注目すべきは、2007年から毎年開催されている「フレッシ
リアーナが認めたその歌声、アイラ・スターの新作『The Year I Turned 21』の魅力とは?
ナイジェリアのラゴスで育ったシンガー、Ayra Starr(アイラ・スター)は、その美しいルックスからモデルとしてキャリアをスタートさせました。一方で、InstagramやYouTubeにカバー曲を投稿していたところ、レーベルMavin Recordsの設立者であるDon Jazzyに才能を見出され、彼のレーベルと契約を結びます。
2021年、自身の名を冠したデビューEP『Ayra Starr』
シェンシア:ニューアルバム『Never Gets Late Here』レゲエの枠を超えた新境地
ジャマイカ、キングストン出身のShenseea(シェンシア)は、ジャマイカ人の母親と韓国人の父親の間に生まれました。
彼女は19歳で息子を出産し、その後、本格的に音楽キャリアをスタートさせます。2016年には、ヴァイブス・カーテルのシングル「Loodi」のリミックスで一躍注目を集めました。この成功を契機に、彼女はKonshensやショーン・ポールといった地元の人気アーティストとのコラボレーションを
衝撃のアートワーク:『PARTYNEXTDOOR 4 (P4)』が引き起こした波紋
今回紹介するPARTYNEXTDOOR(パーティネクストドア)は、ジャマイカ人の母とトリニダード人の父を持ち、カナダ・トロントで育ったシンガーです。彼は、ドレイクのレーベル、OVO Soundと契約した最初のアーティストとしても知られています。2013年にEP『PARTYNEXTDOOR』でデビューし、その後の2016年にリリースされたアルバム『PartyNextDoor 3』は、全米チャートで3
もっとみる1週間で950万再生!トミー・リッチマンの『Million Dollar Baby』が大ブレイク
先日ご紹介した4batzは、今までに数曲しかリリースしていないにもかかわらず、TikTokで大きな話題を呼びました。その結果、ドレイクやカニエ・ウェストなどの有名アーティストとのコラボレーションの機会を得て、全米での知名度を一気に高めることができました。
今回ご紹介するのはTommy Richman(トミー・リッチマン)です。彼もまた、TikTokでの大ヒットをきっかけに、全米シングルチャートに
アルバムと共に引退?:ブライソン・ティラーがアルバム『Bryson Tiller』で語る
ケンタッキー州ルイビル出身のシンガーBryson Tiller(ブライソン・ティラー)は、2014年にSoundCloudで発表したシングル『Don't』がインターネット上で話題となり、翌年にはデビューアルバム『T R A P S O U L』(2015)をリリース。このアルバムは、全米チャートのトップ10に入り、セカンドシングル『Exchange』はグラミー賞の「最優秀R&Bソング賞」にノミネー
もっとみるジョイナー・ルーカス、新アルバムで描く「映画のような音楽」とは『Not Now I'm Busy』
本日紹介するJoyner Lucas(ジョイナー・ルーカス)は、マサチューセッツ州ウースター出身のラッパーで、2015年に発表したミックステープ『Along Came Joyner』で注目を浴び、その才能が認められてAtlantic Recordsと契約を結びました。
2017年には、白人と黒人の両視点から社会や人種関係について歌ったシングル『I'm Not Racist』(2017)をリリースし
二大巨頭が再び結集:フューチャー&メトロ・ブーミンのニューアルバムの全貌『WE DON’T TRUST YOU』
アトランタ出身のラッパー、フューチャー(Future)は、オートチューンを駆使する独自のスタイルで数々のヒット曲をクラブシーンに送り出してきました。彼はこれまでに9枚のソロアルバムをリリースし、そのうち7枚が全米アルバムチャートで1位を獲得しています。また、Juice WRLD、Young Thug、Lil Uzi Vertといった多くのアーティストとのコラボレーション作品も発表しています。フュー
もっとみるニューアルバム『BLUE LIPS』から垣間見える、ScHoolboy Qの未来予想図
ドイツのアメリカ陸軍基地で生まれ、その後カリフォルニア州ロサンゼルスに定住したScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)。彼はギャングに所属し、かつてはドラッグディーラーとして過ごしていましたが、後にケンドリック・ラマーやSZAなど、全米を代表するアーティストを輩出するレーベルであるTDE(Top Dawg Entertainment)と出会い、ラッパーとしてのキャリアを本格的にスタートさせるこ
もっとみる夢見るアフリカの星: TYLAのグローバルな成功は偶然か、運命か?"ファーストアルバム『TYLA』を解説
南アフリカ共和国出身のシンガーTyla(タイラ)は、2019年にデビューシングル『Getting Late』で国内で成功を収めた後、2021年にEpic Recordsと契約しました。
2023年、タイラはR&Bとアフロビーツの要素を巧みに組み合わせたアマピアノというスタイルで作成された楽曲「Water」をリリースし、16カ国のチャートでトップ10入りを果たしました。さらに、全米シングルチャート
『eternal sunshine』:アリアナ・グランデが見せる愛の形
Ariana Grande(アリアナ・グランデ)は15歳でブロードウェイのミュージカルに出演し、その才能を世に知らしめました。ブレイクのきっかけは、ケーブルTVのドラマ「ビクトリアス」への出演でした。彼女の圧倒的な4オクターブのボーカルレンジを武器に、2013年にはデビューアルバム『Yours Truly』をリリースし、見事全米アルバムチャートで1位を獲得。続く2014年にリリースされた『My E
もっとみる