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デジタルツインのDIYに繋がる…か!?

こんにちは、とくひさです。
ここのところ朝晩の寒暖差が激しいですね。。。

体調を崩しやすい時期でもありますので、寝るときにはしっかりと温かくして風邪などひかないよう気をつけていきましょう!

さて、そんな本格的な寒さ到来のタイミングですが、本日はその寒さなんて吹き飛ばす“熱い”イベントレポートをお届けします。

イベントの内容は「デジタルツイン活用ワークショップ」

山口市で開催された本イベントの背景や内容についてレポートするものですが、そもそもこちらのイベント、6月に防府市で開催した「デジタルツインフォーラム」の後続イベントに位置づけられるもので、官民の意欲ある参加者の皆さんの熱い熱~い想いをカタチにすることを目指すものです。

是非、内容についてチェックして頂くとともに、最後に、並行する別のイベントもご紹介しますので、皆さんのエントリーをお待ちしております!

1.イベントの背景

デジタルツイン。
この言葉も徐々に一般に知られるようになってきた気がしますが、こうしたデジタルによる技術革新が進んでくると、我々の生活や地域課題の解決など、よりよい暮らしの実現に向けて前向きな取組が加速してくることが期待できますね。

今回、そのデジタルツインの可能性をさらに広げようと、山口市において「デジタルツイン活用ワークショップ第一回アイデアソン」が開催されました。

このイベントでは、デジタルツインのサービスツールとしてのRe:Earth(リアース)がフィーチャーされ、その活用方法や新たな可能性について、参加者の皆様が熱く議論されました。

「アイデアソン」とはその名の通り、アイデアを出し合うマラソン。つまり、頭脳のフルマラソンですね!脳筋たちが集結したこの日、会場はアイディアで溢れかえっていましたよ。

個人ワークをもとにディスカッションを実施

2.参加者の熱気

イベントのスタートから、参加者たちの熱気は天井知らず。

今回のテーマは「防災」「まちづくり」「地域探求」の3テーマということで、約20名の行政職員や民間企業等の参加者の皆様が一堂に介し、それぞれの課題感やデジタルツイン活用のアイデアをぶつけ合いました。

各希望テーマごとにグループを編成してディスカッションを行って頂きましたが、そこにはRe:Earthのツールとしての多様な機能や、それを活かす新しいサービスアイデアが次から次へと飛び出し、まるでクリエイティブな花火大会のよう。

ちなみに、花火は短時間で消えてしまうものですが、ここでのアイデアは継続して都市や地域に貢献することでしょう。うーん、惚れ惚れするほどのクリエイティビティ。

グループで整理したアイデアを相互にフィードバック

3.アイデアソンで生まれた初期提案

さて、アイデアソンの成果として、参加者の皆様にはRe:Earthというツールを使ってどんな新サービスを開発していくのか、その草案を生み出していただきました。今回の議論の結果、5つのグループそれぞれの異なる視点からユニークなアイデアを検討いただきました。

グループディスカッションの後、各グループから自らのアイディアを相互に発表頂き、フィードバックを受け取りながらワークシートにまとめて頂きましたが、実は今回の取り組み、ここからサービスの開発に移行する第一歩なんです。

実際のUIやUXの検討、エンジニアリングとの連携など、参加者の皆さんと一緒に、これから次のステップに進んでいきたいと思います。作成の結果等については、別途レポートしますので、乞うご期待!

以下はテーマごとの初期検討の概況です。

防災に関する提案:防災に関する様々なデータを集約し、如何に災害発生時の安全確保をサポートすることができるかといった課題について、2つのグループがそれぞれ「3D表現を用いたゲームによる防災教育」「最適な避難情報の提供」といったサービスの構想を作成頂きました。

まちづくりに関する提案:地域の特性や歴史を活かし、より魅力的なまちづくりを目指すサービスの草案を考えようと、「地域に点在する各種施設に対する公共交通のカバー率の可視化」「地域の空き家情報を分かりやすく可視化して情報提供」といったアイデアを作成頂きました。

地域探求に関する提案:山口県の過去と現在の、人と人とのつながりを可視化し、これから山口について知り、住もうとする人たちに対して様々な情報を提供するサービスについて提案がなされました。

4.Re:Earth活用の無限の可能性

順序逆となりますが、当日のアイデアソン開始に先立ち、参加者の皆さんは今回開発するメインサービスである"Re:Earth(リアース)“というサービスについての詳しい説明を受けられました。

Re:Earthについての説明を実施する様子

このRe:Earth(リアース)、驚くほどの自由度を持っており、多岐にわたる機能を備えたデジタルツインの新たなプラットフォームとしての可能性を秘めています。中でも特に、ノーコードでウェブ完結型という特性からは、柔軟な機能拡張の可能性を持っているという事ができると思います。

説明をされた講師からは、他地域での活用事例をはじめ、どのようにこの"リアース"が活用できるか、ということについて参加者の皆さんのアイデア創出のヒントとなる参考情報が色々と提供されました。

こうした情報を元に、参加者の皆さんは自らのアイディアをワクワクと膨らませていらっしゃいましたよ。

5.まとめ

今回のアイデアソン・ワークショップの取組みは、皆さんのアイデアや意見をもとに、地域のニーズに応えるサービスの形が徐々に見えてくる、山口県におけるデジタルツインの活用の新しい可能性を探る場として、実に興味深いスタートとなりました。

特に今回、具体的にRe:Earth(リアース)というツールに限定してアイデアを考えることで、より具体的なアイデアに掘り下げることができるなど、多くの可能性を感じることができたことは非常によい学びとなりました。

ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後、この取り組みを通して生まれたアイデアのタネをエンジニアが実際のサービスとして開発し、ウェブ上で公開していくことで、多くの人と共有していきたいと思いますので、その日を楽しみにしていただければと思います。

なお、今回実施したワークショップは「参加者のアイデアをエンジニアがカタチにする」というアプローチで開催しておりますが、並行して「ノーコードで自らRe:Earth(リアース)のWebサービスを作ってみる」というワークショップについても開催を予定しています。

こちらは現在、参加者を募集しておりますので、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、一緒に山口県のデータをデジタルツイン上で活用するこの取り組みにチャレンジしてみませんか?


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