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支援の主語は病名じゃなく「子ども」だ!~新人イトウのデジリハ奮闘記 vol.2~

カスタマーサクセス担当として彗星のようにデジリハに加入した<イトウ>、前職はリハビリ病棟の看護師さん。そして発達障害のお子さんを育てる母でもある彼女。さっそく全国のユーザーさんを訪問し、その度に目をキラッキラさせながら「デジリハユーザーさん、本当にすごい!!」と語ってくれています。
この連載では、そんなイトウの目線から見える全国のデジリハユーザーさんや、障害児者に関わる人達の取り組み・姿勢・想いを伝えていきます。

最近気になる言葉”アンコンシャスバイアス”

最近家族でこの言葉を知って、息子に起きてる現象ってこれなのでは?!とめっちゃ盛り上がっているんです。「この子はASD・ADHDだから、こういうはず」という思い込みが、周りの人達や、本人の中にもあるなって。
子ども本人じゃなくて病名を見られているな~って感じることが多いんです。

ユーザーさんとの熱い議論の中で

デジリハユーザーさんと議論していると「ASDの子ってこうだから、こうしないと」みたいな言葉が出ないんですよね。「Aちゃんはこうだから」って主語が子ども自身になっていて。私自身も親として病名で子を見てしまうこともあるので、それは大きい差だなって思います。

デジリハユーザーさんを訪問して

8月はたくさんのユーザーさんを訪問させてもらいました!すごい楽しかったし学びがいっぱいだったのでシェアしますね。

①アスノバさん:子ども主体の活動をとにかく実践!

アスノバさんでは子ども達が自分主体でデジリハのアプリを選んだり、時間を自分で決めて人に伝えるなどの工夫をしているんですよ。うちの息子もそうなんですが、情緒面に困りごとがあったりこだわりが強い子ども達は自分で決めたことはしっかりやる傾向があるので、その特性をうまく生かして活動を発展させているなと感動しました。

さらにMOFFバンドとバランスボードを組み合わせて、苦手なバランスをとる動作をデジリハやりながら楽しんでいる様子も見させてもらったんです。苦手なこともゲームっていう楽しみを介することで子ども達がしっかりトレーニングに参加していることが驚きでした。うちの息子は自転車を乗れなくて、私も諦め半分だったんですが、「うちの子もちゃんと楽しくトレーニングすれば自転車乗れるようになるかも!」と気づきをもらえました。

②シェルターインクルーシブプレイス コパル:ポジティブを体現する空間

今回はコパルさんで開催された体験会に参加させていただきました。地域の事業所さんを招待して、色んな子ども達や障害のある成人の方にデジリハをプレイしてもらったんですが…
ある事業所さんの利用児の方で、「まだ遊びたいのに~~~~~!!!!」と泣きながら連れていかれる子を見たんです。もう帰る時間だよ、というルールの中で、まだ遊びたい!という気持ちと葛藤している様子を見て「まるでうちの子だ…」と思いました笑。

地域のショッピングモールとかだと、子どもがそんな風にぐずってしまうと親としてはちょっとイラっとしてしまうかもしれないんですが、コパルの皆さんは「よかったね~!ありがとう!頑張ったね~!」とポジティブな笑顔で返していて、最高の空間が具現化されてましたね。泣きそうになりました。
我が埼玉県にもコパルさんがほしいです。

日本各地には、もっともっと素晴らしい居場所がある!

今まで「環境で諦めないで」って息子に口では言ってきましたけど、実際目でみて体験すると、居場所を選ぶことの大事さを痛感しました。
今回いくつかのユーザーさんを訪問させてもらって、いや~、うちの子を見てほしい!って思うくらい、そのサービスの質に感動しました。うちの子の居場所になるような素晴らしい環境はやっぱり全国にあるじゃん!っていうのを改めて確信できて、とっても嬉しいです。





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