デジタル・エンターティメント研究会

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「ゲーム」を手がかりに社会や文化の未来を考える、日本未来学会 メディア部会です。こちらでは主に毎回の活動を報告します。 https://www.facebook.com/groups/digient では、ゲーム/デジタル/エンタテインメント関連の気になるトピックを集めています。

最近の記事

タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史:オデッセイとラルフ・ベア(デジタル・エンターティメント研究会第58回定例会レポート)

6月15日(水)に、第58回定例会「タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史」を開催しました。講師はメディア・プロデューサーで京都芸術大学特任教授の高橋信之さん。 高橋さんは、今年から2024年にかけての3年間を「ゲームアニバーサリー」と名付けています。ビデオゲームのレジェンドにまつわる記念年が続いているのです。 ゲームのレジェンド・アニバーサリーカレンダー 2022年 「オデッセイ」発売50周年、ラルフ・ベア氏生誕100周年 『スペースウォー!』発明60周年 アタリ社創

    • 7月20日(水)、「これからのカリキュラマシーンの話をしよう」(デジタル・エンターティメント研究会定例会 第59回)を開催します。

      書籍『カリキュラマシーン大解剖』(彩流社)刊行記念! 1970年代に過激なギャグの連発で当時の子どもたちを虜にした伝説の教育番組、『カリキュラマシーン』。最近ではそのユニークなテーマソングがNHKの『チコちゃんに叱られる!』で使われていることでも有名です。その裏には「テレビの黄金時代」を支えたディレクター・プロデューサーほかスタッフの創意工夫と、その後のテレビバラエティ界を牽引する構成作家たちの奇想天外な発想、そして綿密に構成された「こくご」と「さんすう」のカリキュラムがあり

      • 6月15日開催、第58回定例会「タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史」のお知らせ(PART 2)

        6月15日開催、第58回定例会「タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史」まで1週間を切りました。 講師のタカハシ教授こと、高橋信之さんからのメッセージが届いています。 ■ビデオゲームアニバーサリー2022 ホームビデオゲームの父ラルフ・ベア氏の生誕100年! 世界初の家庭用ゲーム機オデッセイの発売50周年! よくよく考えたら、今年から数年はビデオゲーム業界にとってはとても重要なアニバーサリーイヤーでした。 ちなみにラルフ・ベア(1922ー2014)は、色と音の記憶パズル

        • 第58回定例会「タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史」を、6月15日(水)に開催します。

          2022年は世界初の家庭用ゲーム機、オデッセイが発売されて50周年にあたります。それから半世紀、ビデオゲームとゲーム産業、そしてゲーム機の進歩は社会をどう変え、わたしたちの精神をどう変えたのか? 「コスプレ」という言葉の生みの親、ゲームブックやTCGの日本での普及の功労者、そして最後の「映画秘宝」編集長……と、40年以上にわたりオタク市場で活躍し、ゲーム産業にも深く関わってきたレジェンド・京都芸術大学のタカハシ教授が、ビデオゲームの歴史を縦横無尽に語ります。 ご興味ある方は下

        タカハシ教授が語るビデオゲーム50年史:オデッセイとラルフ・ベア(デジタル・エンターティメント研究会第58回定例会レポート)

          第57回定例会「わたしの知らない世界ゲーム事情⑤:アフリカのゲームビジネス」を開催しました。

          3月16日、第57回定例会「わたしの知らない世界ゲーム事情⑤:アフリカのゲームビジネス」をオンラインで開催しました。「わたしの知らない世界ゲーム事情」シリーズは、「中東(第34回)」、「ラテンアメリカ(第40回)」、「中国(第48回)」、「台湾(第51回)」に続き5回目となります。 講師は世界のゲームビジネスとインフォーマルマーケットに精通したアナリストでコンサルタント、ルーディムス株式会社CEOの佐藤翔さん。これまで世界中のゲーム市場についてレポートやプレゼンを行ってきた佐

          第57回定例会「わたしの知らない世界ゲーム事情⑤:アフリカのゲームビジネス」を開催しました。

          第56回定例会「ゲーミフィケーションを一から六まで学ぶ」を開催しました。

          2月16日、第56回定例会「ゲーミフィケーションを一から六まで学ぶ」を開催しました。講師は日本ゲーミフィケーション協会の岸本会長、田中さん、中尾さん、原さんの4名です。 はじめに、会長の岸本さんから日本ゲーミフィケーション協会の紹介がありました。協会で定義するゲーミフィケーションとは、 ・身の回りのことに、 ・ゲーム要素を入れて、 ・人を楽しくやる気にさせること。 楽しみながらやる気を生み出せる社会の実現を目指して、ゲーミフィケーションデザインを学ぶカリキュラムの策定と

          第56回定例会「ゲーミフィケーションを一から六まで学ぶ」を開催しました。

          第55回定例会「元任天堂・上村雅之氏の功績を振り返る」を開催しました。

          1月19日、第55回定例会「元任天堂・上村雅之氏の功績を振り返る」を開催しました。講師は元日経エレクトロニクス記者、現・株式会社ビットメディア代表取締役の高野雅晴さんです。 2021年12月、元任天堂開発第二部長で、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の上村雅之さんが亡くなられました。 高野さんは日経エレクトロニクス在籍時の1988年から90年代前半にかけて、上村氏を中心とする任天堂の開発陣に取材を重ね、1994〜95年にその成果を連載記事「ファミコンはこうして生まれた」

          第55回定例会「元任天堂・上村雅之氏の功績を振り返る」を開催しました。

          第54回定例会「コミュニティ・プロセッサ『Teleport』の紹介と、オンライン純喫茶『キツ』の謎」を開催しました。

          第54回定例会「コミュニティ・プロセッサ『Teleport』の紹介と、オンライン純喫茶『キツ』の謎」を開催しました。講師はテレポート株式会社の平野友康さんです。 前半は「Teleport」の話。Teleportは2022年中のリリースを目指して開発が進んでいるコミュニティ・プロセッサ。文書作成を支援するのが「ワード・プロセッサ」、アイデアを支援するのが「アイデア・プロセッサ」というように、「コミュニティ・プロセッサ」はコミュニティの作成・運営を支援するツールです。 「チャ

          第54回定例会「コミュニティ・プロセッサ『Teleport』の紹介と、オンライン純喫茶『キツ』の謎」を開催しました。

          第53回定例会 「日本ゲームセンター史」を開催しました。

          10月12日(火)に、第53回定例会「日本ゲームセンター史」を開催しました。講師は立命館大学ゲーム研究センター客員協力研究員の川﨑寧生さん。講義の内容をダイジェストでお伝えします。 1930年代の屋上遊園地にルーツを持つ日本のゲームセンター。川﨑さんは、ゲームセンターを  ①独立店舗(1970年代~現在)  ②併設型店舗(1930年代~現在)  ③大人向けゲームコーナー(1970年代後半~2000年代)  ④子供向けゲームコーナー(1960年代~2000年代) の4つに分類

          第53回定例会 「日本ゲームセンター史」を開催しました。

          これまでの活動。

          2017年6月〜2022年3月の活動一覧です。 ■2017年 第1回 「文明の遊戯史観」について 第2回 任天堂と山内家 第3回 日本ゲーム史に残るクリエイター10人を選ぶ 第4回 公開トークライブ #0 第5回 クーロンズゲート秘話 第6回 ゲームと軍事:米軍最先端ルポ 第7回 ゲームとスポーツ:未来の運動会 第8回 ショッカソン:触覚とゲームを体感する! 第9回 アーケードシーンにおけるメディアミックスと「場」の意味 第10回 ゲームアーカイブプロジェクトについての報告

          ごあいさつ。

          デジタル・エンターティメント研究会(通称・デエ研)は、ゲームの歴史における、エポックなハード、ソフト、人物などを整理・分析し、未来の「ゲーム」のあり方を模索する会です。 かつて「自動車」に時代の最先端の文化やテクノロジーが集まった時代がありました。いま、その役割を「ゲーム」が担っています。私たちは「ゲーム」を中心に、広く「デジタル」と「エンターティメント」について研究し、来たるべき未来の姿を考えます。 2017年に設立し、今年で5年目を迎えます。このnoteでは、主にデエ研の