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ガチ勢のケーブル保護チューブを導入したら、大嫌いなケーブル整理が快感に変わった話
「電気の配線がごちゃごちゃになってるよ」
そう。
そんなことは、言われなくてもわかっている。
気づいたらいつの間にか、ケーブルはお互いに絡みに絡んでごっちゃごちゃになっている。
別に絡ませたいわけでもなく、絡ませるよう努力したわけでもなく、誰かが触ったわけでもないのに・・・。
小売チェーン店で働いていたときには、「スパイラルチューブ」なるものを使って複数の配線をまとめなさいと上司から指示を受
セレモニーは終われない!〜怪人シンク、三度現る〜(完結済 1/5)
告別式は土砂降りの雨の日だった。最初、受付をしていた男はその弔問客が怪我をしているか、体調を崩しているのだと思った。弔問客としてやって来たその青年は背中を丸め、腹を庇うようにして記帳し香典を渡した。
青年は何処にでもいるような平凡な青年だった。中肉中背で、黒い髪を清潔な長さで整えていて、安っぽい喪服を着ている。平時であれば印象になど残らないはずの風貌だった。何故受付が彼を記憶していたのかと言え