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論文を読んでみたー高血圧ー

ご覧いただきありがとうございます😊
管理栄養士のゆっこです。
世界の7億人以上の高血圧患者が未治療
今回は、備忘録の一環として、
この論文をテーマに
まとめてみたいと思います!

◼️論文概要(引用)

・英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンと世界保健機関(WHO)が中心となり、 世界中の 1,100 人以上の医師と研究者が参加した、世界最大規模の研究
・1990 年から 2019 年まで の 200 か国・地域における高血圧の薬物治療管理状況の長期推移をみている
・世界の 30~79 歳の高血圧患者数は 1990 年の 6 億 5 千万人から 2019 年の 12 億 8 千万人に倍増
・内、7 億人以上が治療を受けていないと推定
・今後、特に 低所得国と中所得国を中心に高血圧患者数の増加が予想され、国際社会で低費用の 薬物治療による高血圧管理を支援する必要性が指摘された
・日本では、有病率が減少し、診断率と治療率、管理率が増加した

◼️原論文


NCD Risk Factor Collaboration (NCD-RisC). Worldwide trends in hypertension prevalence and progress in treatment and control from 1990 to 2019: a pooled analysis of 1,201 population- representative studies with 104 million participants. The Lancet. DOI: 10.1016/S0140- 6736(21)01330-1. https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/piiS0140-6736(21)01330-1/fulltext
結果は NCD-RisC ウェブサイト(https://ncdrisc.org/)から入手可能

◼️日本の高血圧事情を解説

有病率が減少したとはいえ、
日本人に2人に1人は高血圧
とも言われています。

そして、
生活習慣や遺伝、ストレス、肥満、喫煙様々な要因が原因で起こる本態性高血圧
と、
病気が原因となって症状に現れる二次性高血圧
というものがあります。

ちなみに、
日本人に一番多い要因は、食塩の過剰摂取
と言われています。
これは、食文化的な影響を受けるためとも言われています。(調味料や、漬物など)

◼️高血圧であることの何が怖いのか?

自覚症状が出にくく、予防意識が低くなりやすい
→心肺機能への負担や、動脈硬化のリスク上昇に寄与しやすい。

・特に、メタボ(内臓脂肪型肥満)の場合、血圧以外にも、脂質異常、血糖異常、高尿酸、肝機能異常、をきたしやすい。
腎臓にも負荷が掛かる。
いずれも自覚症状が出にくいので、危機感や、予防の意識が持たれにくく、気づいた時には服薬に頼らざるを得ない状況になっていることや、別の病気のリスクを高めてしまっている場合も少なくない。

◼️どう対策すべきか

・まず、健康診断結果や、体重などに興味関心を持つ
・ウェアラブル端末や、ポータブルの血圧計などで、日頃から健康管理に興味関心を持つ
・生活習慣を整える(食事・運動・休養)
・禁煙をする🚭
・家族歴を把握しておく
食事や運動の細かい話はまた今度にします。

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