birth.
今日は大切に思っている人の誕生日でした。
元からそこまでイベントや記念日を重んじる方ではないのだけど、
大人になるにつれ日々の忙しなさに気づいたら時間や季節が通り過ぎていることが多い。
誰かの誕生日も自分の誕生日も、
四季折々の移ろいや付随する出来事も。
立ち止まるきっかけは急にやってきた。
身体や心を壊してしまうと、全てが保留状態のまま自分の時間だけが止まってしまう。
日常の音に、生活の色に耳を澄ませてみる。
目を向けてみる。
自分は生活に不向きだなと感じることは多いけど、
それはずっと切り離すことはできない。
どんな生き方ならリラックスできるかな。
どんな暮らしなら自分を癒せるかな。
静かで深く広がっている青色の心象風景と、
どんな自分なら繋がったまま生きていけるだろう。
立ち止まると思い出すことがある。
遠ざけてしまった物も、昔は宝物だったこと。
丁寧に、
丁寧に生きていくことでしか辿り着けない場所があるみたいだ。
宝物みたいなあなたにも、来年はもう言えないかもしれない。
自分の人生の中で、こんなにはっきりと訪れた変化はなかった。
怠惰に生きてきちゃったので若干損ないつつあるけれど…
このきっかけを無駄にしたくないから、
私は毎日の中で心を見つめ続けている。
いつかあなたみたいに、
誰かの役に立てる自分になれたらいいな。
大切なものを比べたり惑ったりせずに、
まっすぐ守れる自分になりたい。
太陽の当たらない場所からみる光が好きだった。
完全に闇には混ざれない。
きっとそういう風にできている。
ひと匙の光を内包して生まれて、それに気付くまでの長い旅。
陽の光に灼け爛れそうだった心は癒えて、
温かさを感じる。
割り切れない背中合わせの片側を、やっとみつけた気がしてる。
穏やかな春の光のようなひと。
お誕生日おめでとう。
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