#139 乃木坂46に見るエースの育て方
僕が中学生くらいの時にAKB48が大流行し、AKBを筆頭に「アイドル戦国時代」となりました。
AKBや乃木坂のようなザ・アイドル、BiSHのような楽器を持たないパンクロックアイドルなどなど、色んなアイドルがいます。
モーニング娘。を見て育った世代としては、「うたばん」のようにタカさんと中居くんにいじられるような姿と、歌って踊れる姿を見ることができていたので、そこがアイドルとして人気のベースになってきているのかなとも感じます。
そこからなのか、アイドル×お笑いの掛け算はうまくはまるようで。
乃木坂×バナナマン
櫻坂 ×ハライチ沢部、土田
日向坂×オードリー
この組み合わせでテレビ番組を持っています。
また、素の姿が視聴者にも受けており、メンバーはまんべんなく人気を持っています。
上記の坂道系のグループは、曲ごとにセンターが変わるのも特徴的です。
絶対的エースVS満遍なくエース
AKBだとあっちゃん、櫻坂だと平手友梨奈が不動のセンターでした。
対して、乃木坂は、デビュー当初は生駒里奈がセンター、その後西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥と流動していきました。
以降、卒業するメンバーが出てきても人気を保ちつつ、流動的にメンバーの入れ替わりをできてきた印象。
ではTWICEは?
TWICEは韓国人5人、日本人3人、台湾人1人の構成です。
曲ごとに、または曲中にセンターが変わるそのフォーメーションは、海外のアイドル特有のものです。おそらく、ずっと日本人の子がセンターだと、韓国、台湾で受けない、等の仮定があり、満遍なくみんながセンターに位置するようなポジショニング構成をしているのかもしれません。
アイドルの色や特徴もあるため、どちらの方がいいというわけではなく、分解してみると、マーケティング戦略(ターゲット層の特定)を入口に、各グループ戦略があることを実感します。
ソフトバンクホークス
最近のプロ野球は、ソフトバンクホークスが強い。
生え抜きの選手が成長してきており、ベンチの誰かがケガで離脱をしてもそれをカバーできるだけの選手層があることが特徴であると言われています。
つまり、誰でもフロントに立てる状態であるということ。これは育成がうまいと言われています。
育成をできているため、他球団から補強の必要がないことが強みに働いています。
アイドルにこの話を例えると、テレビ出演、芸人とのやり取りを経て育成をし、人気を広げて行くことと同じ考え方でしょうか。
育成ができたら、センターを経験させて、さらに力をつけさせるような。
絶対的エースがグループの柱であるのなら、対するのは総合力。
会社の話をするのであれば、社長のワンマンがいいのか、社員の意見を吸い上げる総合力がいいのか、ターゲットにする層によってそこも変わってきそうですね。
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