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#55 同じ映画、違う広告、違う印象

2021年5月にこの新作映画が公開されます。


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舞台となるのは、ロンドンの暗黒街。一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキー(マコノヒー)が、総額500億円といわれる大麻ビジネス全てを売却して引退するというウワサに街は激震! ウワサを聞いて目の色変えたのが、強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィアにロシアン・マフィア、そして下町のチーマーたちだ。紳士の顔したワルたちが500億円の利権をめぐり、ウラのウラの、そのまたウラをかく、ダーティでスリリングな駆け引きを繰り広げる。

(引用:シネマトゥデイ https://www.cinematoday.jp/news/N0121593)



今日の題材は、この映画の内容についてではありません。




次にこちらをご覧ください。


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同じ映画の、日本の広告です。


どうでしょう?ぼくは受ける印象がまるで違いました。

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英語の広告の方は、渋くて酒と銃が出てくる映画、キャストの名前を見ると、大人の男たちの争い、というイメージが沸いてきました。かっこいい。

日本語の方は、少しちゃっちくなってしまった印象。渋い印象ではなく、ワイルドスピードの感じがある映画の印象。


どちらがいい悪いの話ではなく、フォントや見せ方が与える印象はかなり大きいということを改めて思いました。

サブタイトルを付けることでその映画の魅力が伝わりますが、パッと見て、サブタイトルがない方が、よりかっこいいなと思ったり。


しかし、映画はどの映画館で上映するかが決まっており、その映画館にはどの層がくるのか、どんな人に見てもらいたいのか、という逆算をしているんだと思います。

一方、消費者の立場で考えると、見たい映画なのか、つまり、どんな作品なのか、誰が出ているのか、お金を払って見るに値する映画なのか。

この需要と供給をマッチするための広告にならざるを得ないという話も聞いたことがあります。

また、日本の広告は、本国の方でも確認をしてもらい、許可が下りたうえで公開をしているんだとか。




同じ映画でも、感受性が違えば、それに対応した広告を作らなければいけない、結構ジレンマかもしれませんね。









ちなみに一番好きな映画は「闇金ウシジマくん」です。


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