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家族の座(ファミコン)の開き方

【家族の座(ファミリーコンステレーション略して
ファミコン)の開き方】

では、実際に家族の座のセッションというのは、
どのように開かれるのでしょうか?

自分の問題を観たい人(クライアント)は、

その問題が明確に言語化出来るものでも、
言葉でどう表現して良いのか分からない状態でも、
何となく、何か引っかかる感じがする。。

みたいな状態からでも、
セッションを始める事が出来ます。

どんな事について扱いたいのか?
について、
少しだけ話せる範囲で話してもらいます。

ここでは、多くを話す必要はなく、
ファシリテーターが質問する事が
その時点であれば、
それに対して答える程度で大丈夫です。

そして、その人の問題を観ていくにあたり、
初めに必要な登場人物、
例えば、
本人、母親、父親、兄弟、会社、お金etc...を

ファシリテーターが指定するので、
クライアントは
その場に集まっている人々の中から、
その登場人物の代役(代理人)を
やってもらおうと思う人を直感で選びます。

個人セッションや人数が少ない場合は
人形や座布団などを代用する事も可能です。

クライアントから選ばれた人(代理人)は、
皆の前に出て、
自分が誰の代理人なのかを把握します。

そしてクライアントは、
自分が選んだ人達を、
この人はこの辺りに立ってて、
どっちの方向を向いているのかを
直感で感じて配置します。

登場人物の配置が終わったら、
クライアントは自分の席に戻り、
座がどのように動いて行くのかを
客観的に観ます。

代理人に選ばれた人達は、
自分が誰の代理人なのかだけは
知っているけれど、
その人達の詳しい事情は知りません。

しかし、座の中に立つと
不思議と自然に、
身体の向きを変えたくなったり、
突然、様々な感情がやってきたり
さっきまでの自分のものとは
違う感覚がやって来るので、

やってくる衝動が何であれ、
それに従い、
その衝動にチューニングし続けたり
身体を動かしたり、
向きを変えたり、
立ち位置を変えて行きます。

基本的に代理人は
何かの感情や発言したい事が出て来ても、
ファシリテーターから求められない限りは
言葉は発しません。

しかし、
笑ったり泣いたり怒ったり唸ったり等の
言語以外の声は
出したい衝動があれば出します。

これら代理人の衝動からの展開が、
このワークのとても神秘的なところなのです✨

初めて体験する人達は、
自分が代理人となっても出来るのだろうか?
という思いが浮かぶのですが、
それは全く心配ありません🥰

ただ、代理人の時に、
・自分にやってきた感覚の衝動に
従って動けるか?

・その代理人に
チューニングし続ける事が出来るか?

・やってきた衝動を信頼して
座の中に居続けられるか?

などについては、
・その人の中で瞑想が
どれだけ育っているのか?

・普段から自分自身の身体、
そして身体の感覚と繋がっているか?

・マインドに浮かぶ考えや
集合無意識の動きよりも、 
本当の心の声や身体の感覚の方に
繋がる力があるか?

などによって、
多少代理人の力量に違いが出て来ます。

また、代理人の時に
良く起こる迷いや混乱として、

「今感じている感情や衝動は、
代理人として感じているのか?
それとも私の個人的な感情や衝動なのか?」

というのが良く聞かれます。

この迷いがやってきたら、
先ずは個人的な事かも?
というアイディアは脇において、
身体に再び繋がり、
やってきている衝動に従います。

とは言え、
この辺りはその都度、
ファシリテーターがガイドしていくので、
座を展開していくに当たっては
代理人は座に立った時には
それ程これらについて心配する必要はありません。

これらの観点を踏まえ、
私のワークの中では、
マインドから距離が取れるような
瞑想やエクササイズを取り入れながら
ワークを進めて行きます。

それよりも、
代理人を体験する事は、
他人の座であるにも関わらず、
大きな理解や
1つの事象を多角的に見たり、
自分自身とシンクロする場合も多く、

座での役割だけでなく、
自分自身にとっても癒しが起こったり、
同一化せずに気付きの力を育てる
助けにもなり、
沢山の学びと体験を得る事が出来ます。

代理人に選ばれる事も
意味が有って
選ばれる時も多々あるのです。

それから、
これは座が開かれる場合に
1番大切な事として、

その場が、
クライアント自身が
安全と安心を感じられる場であるという事。

その為に、
その場で聞いた他の人の悩みや
家族の話や意見など、
グループ中に話せれた事は、
その部屋の外に持ち出し口外しないという
守秘義務」を必ず全員が守られる様に、

場合によっては事前に
誓約書にサインをして頂くし、
その場でも、
それに同意をしてくれた人達のみで
開催されます。

この家族の座での守秘義務は、
勇気を持って悩みをシェアした
本人だけに限らず、
その人の背後にある両親やその両祖父母、
そして更にその後ろに続く人々への
尊重でもあります。

そして、その場に集まった人々全員が、
目の前で展開される座の流れに集中し、
全員で座のフィールドのエネルギーを
ホールドしていきます。

また、他人の座であるからこそ、
観ている人達は、
自分にも似たような立場や
環境の中にいる事や
何が問題なのかに気付く場合も良くあり、
観ている人にまでも
個人的な解決策がやってきたりもします。

誰の座であったとしても、
ファシリテーターとクライアントと
代理人だけで作り上げられる場では無く、

そこに集まった全ての人々の
学びの座でもあるのです。
家族の座とは?↓
https://note.com/dhyani/n/n3370b2994aa9

家族の座体験談↓

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