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逆境受験(ひとりぼっちの2ヶ月戦争)第11話【基礎学習の効果は絶大】

前回、ヒナちゃんに図式化授業を行い戸惑いながらも初めて自分で考えて完成させました。そした、初めて学習の楽しみを知ったヒナちゃん。


今までヒナちゃんは、授業についていけなく学校でも塾でも理解できないので考えても無駄と思っていました。授業中は、退屈であり苦痛だったそうです。

図式化授業で、自分で考えながら基礎学習をすることで初めて学習することに喜びを感じました。


私『基礎学習を図式化してノートにまとめた結果どう?』


ヒナ『文章だと理解しにくいけど図でまとめると分かりやすい。』


私『それも自分で考えた図と説明だから書きながら覚えられる。』


ヒナ『定理が複数あってどれを使うのか分からなかった。』


私『だから、角度を求める問題も不正解だらけだった。』

私『基礎学習の重要性が分かったかな。』


ヒナ『分かった。基礎が理解していないから問題が解けなかったんだ。』


私『それでは、次の段階だよ。』

私『この図式化を覚えなければいけないよ。』

私『そこで、今のヒナちゃんの書いた【円周角の定理】の図式化を7回かいて。』

私『ただし、それぞれ異なる図式化で7回ね。』


ヒメ『え~。』


私『考えながら書くことで覚えやすくなるんだよ。』


ヒメ『大変そう。』

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ここで大事なのは、生徒の考えた図式化を尊重し修正の指示は極力しないことです。

ヒメ『自身ないけど一応‥。』


私『よく考えたね!』『この7種類の中から最も覚えやすいものを選んで。』


ヒメ『これかな?』


私『選んだものを3回書いて。』


ヒメ『え~。』


私『自分で考えたヒメちゃんだけの円周角の定理図式化なんだから書きやすいでしょう。』


ヒメ『そうだけど‥。』


小学生から勉強しないのだから急には無理があります。

 しかし、学期末テストまで残り2週間ない状態では焦りもあることも確かです。更に、内申点が上がらなければ第1志望校受験そのものが不可能になります。


私『それでは、問題1問を書きますので解いてね。』

私『何も見ないで解くこと。』


ヒメ『‥‥。』


渋々、解き始めたヒメちゃん。問題は、基礎問題です。


この問題の出来で次の授業内容を修正します。計画通りに授業はいきません。その場で、判断し修正しながら授業を行います。

複数の授業プランを作成しておきますが、どれも駄目な場合もあります。


そいう時こそ、臨機応変対応適確な授業を行うことで短期間成績アップが可能になります。


ヒメ『一応、できたけど‥‥。』


次回、第12話【結果は‥‥。】




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