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逆境受験(ひとりぼっちの2ヶ月戦争)第30話[基本の徹底]

【前回までのあらすじ】

中学3年生でクリスマスの日に入塾してきたヒメちゃん。

成績は、第1志望校の合格ラインに50点以上も不足で内申点は合格ライン最低ランク

小学生から地元最大の大手塾を含め4つ塾を利用。


 しかし、成績は下がり続けて中学生1年生から連続ダウンで成績は1度も上がらず。


小学生の学習内容から理解していない状態です。


学期末テストで成績を上げないと受験そのものが不可能に。


受験まで2ヶ月しかありませんが、中断して学期末テスト対策をすることを決断。

その学期末テストまでも2週間しかありません。

母親の必死の願いに入塾を了承しました。このとき、これからの想像絶する過酷な受験になることを私は、まだ知りませんでした。


【学期末テスト対策英語】

私『後ろに語句が無い場合と、ある場合の違いを説明するよ。』


ヒメ『それって難しくない。』


私『これは、文法の基本だから簡単だよ。』

私『<現在分詞・過去分詞>が他の語句を伴って名詞を説明するときは、名詞の後に置くんだ。』

私『<現在分詞・過去分詞>が単独で名詞を説明するときは、名詞のに置くんだよ。』

私『次の例題を見てね。』


(例題)

Look at the used cer.(その中古車を見なさい。)【過去分詞+名詞】

Look at the sleeping dog.(その眠っているを見なさい。)【現在分詞+名詞】

私『前の例題と比べてみて。』


イラスト女子生徒困る汗

ヒメ『う~ん‥‥。』

ヒメ『よく分からない‥‥。』


私『前の例題は、<現在分詞・過去分詞>が名詞のかな?』

私『それとも名詞のに置かれているかな?』


ヒメ『名詞がこれだから‥‥。』

ヒメ『名詞の後‥‥。』


私『前の例題は、名詞+<現在分詞・過去分詞>+語句。』

私『今の例題は、<現在分詞・過去分詞>+名詞になっているよね。』

私『この2つを比べてみて。』『気がつかない?』


ヒメ『う~ん。』『‥‥。』

ヒメ『う~ん‥え~。』『あ!』『名詞の位置が逆!』


この時、答えを急がせてはいけません。成績が低い生徒は、学校や塾で答えられないため他の生徒に質問を変えられたり、教師がイライラ(見れば分かるだろう)して答えを言ってしまうということを何回も経験しています。


時間がかかっても自分で考えさせます<基本文法に時間をかけることを徹底します。>


なかなか答えが出ない場合は、ヒントをだします。


そのヒントを複数回(異なるヒントで)、繰り返します。


次回、31話[文法が基本]








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