見出し画像

【デザイントースト合同講評会レポvol.5・前編】 応用

前半に続きまして、後半、デザイントースト第5期生の受講生の卒業制作発表をレポートして参ります♪


応用3か月は、どういうカリキュラムを勉強したのか?

基礎では、主にデザイン系アプリに慣れる・技術を磨く・どういう目的でそのデザインにしたか言語化する練習をしてきました。

後半の3ヶ月(応用)では、デザイン技術を向上させるだけでなく「実際のクライアントワークを想定した課題」に毎週取り組んでいただきました。ほぼ実務です。

1. クライアントの会社の競合調査を行い、トレンド感や共通するデザイン要素を抜き出し、自分の中で消化する
2. クライアント業界の問題点を洗い出しデザインに落とし込む
3. 最終的になぜそのデザインになったか、論理的に説明する

さらに毎回のレッスンでは現代社会のもつ問題点を議論したり、即興ワークで手を動かし、素材探しから受講生が自分で行う、と非常に実践的な内容です。

卒業制作の課題は?

実際のクライアントワークを行う課題。
卒業生一人ひとりがクライアントを見つけてきて、SNS掲載許可をもらい、実際にクライアントにヒアリングを行い、クライアントの悩みをデザインで解決する。と言う流れを一人でこなしてもらいます。

1人目、さとうさん

この記事を書いてくれたさとう(ほやとなまこ)さん!

お仕事:事務員
自身がよく行く美容院のヘッドスパのメニュー表をリニューアルされました!

Beforeのメニュー表です。美容院のコンセプトやどういう状況で提供されるかしっかり分析。
そもそもヘッドスパとは?というところから念入りに調査されて、仮説を導き出しています。
3つの仮説とクライアントの要望から女性・男性向けデザインを5案も提案しました!

こちらを実際にプリントアウトしてクライアントに見せたところ、即日採用で店舗で実際に採用されているそうです!

また、後日別のデザインの依頼ももらったそうで、さとうさんは既にデザイナーとしてのキャリアをスタートされました!!すごい!!

2人目、ゆかさん

こちらを書いてくれたゆかさん

お仕事:ベンチャー企業の広報
現在就業中の会社の新規事業のロゴ&対外向けサービス資料を制作されました!

競合調査も多角度から実施、丁寧に分析しています。
ヒアリング結果も非常に分かりやすい形でまとめて、方向性が導きやすくなっています。
事前調査とヒアリング結果から制作ロゴの方向性をしっかりとまとめました。
丁寧な考察を経て最終的にこちらのロゴが採用されました(サービス名は後日変更とのこと)
サービス資料もロゴにトンマナを合わせて作成されています。

ゆかさんが作られたこちらのロゴとサービス資料はリリースに向けて現在調整中だそうです!

ゆかさんは、現在お勤めの会社でインハウスデザイナーとしても活躍を始められたとのことです!!祝・ステップアップ!!!

3人目、さきさん

こちらの記事をかいてくれた、さき(さきどり)さん

お仕事:インハウスデザイナー
ご友人である園芸農家のロゴを制作されました!

丁寧なヒアリングから、現状の課題やクライアントの要望を汲み取りました
販売の年齢層も幅広く、高品質と親しみやすさという訴求ポイントをどう反映させるか、調査と仮説によってデザインの方向性を導き出しました。
4案提出したところ、こちらのロゴが採用となりました!
販売形態・使用用途を考慮し、展開形も複数制作。

普段はインハウスデザイナーとして活躍されていますが、卒業制作のこのクライアントワークを経験しお客さまから実際に「ありがとう!」の声を直接聞けたことが何よりも嬉しかったとのことです。

デザイナーとして大きくステップアップされましたね!

4人目、maryさん

お仕事:公務員
住んでいる地域の焼肉屋のWebサイト(デスクトップ版・SP版)を制作されました!

どういうサイトにすれば効果があるか?というのを多角度から分析・調査。
競合調査・ヒアリングの結果、サイトのゴールを「お店のコンセプトを認知してもらい、ターゲット層のお客様に来てもらうor予約等のアクションを取ってもらうこと」と設定。
コロナ禍で客足が振るわないという状況を鑑みて、感染対策をアピール、おひとりさま歓迎という面を強調することで集客を促進。
肉の種類別に掲載するなど事前にメニューがわかるように、多くの工夫を反映。

今後、こちらのデザインをWIXで実装して納品される予定だそうです!
maryさんも、最初にお声がけした複数店舗の中から別の店舗からもデザイン制作の依頼をいただいているそうです!

5人目、まなさん

お仕事:3月に大学を卒業後オーストラリアに留学中
現地の日本人が経営するうどん屋のポスター(A1サイズ)を制作されました!


自然派の木を使ったインテリアで日本を感じさせるお店です。
自身が顧客だったときには見えなかった看板商品を、オーナーの熱量が伝わる形でポスターにするというゴールを設定。
競合がない代わりに、既存の店のポスターを分析。他のものと差別化を図り「特別な一杯」であることを強調することに。
利用シーンを考慮し、来店した人が見て食べたくなるようなポスターをデザインを目指しました。

卒業制作発表後にポスターを納品されて、今実際に店舗で飾られています

5期生卒業制作発表を終えて

どの方も、調査・考察・仮説設定のプレゼンが圧巻でしたね。5期の受講生は皆さんお互いに切磋琢磨して成長されました!

デザイントーストの応用コースはクライアントワークを想定した課題を数多くこなし、最終的に実際のクライアントワークに取り組むというハードなカリキュラムですが、しっかり向き合ったらそれだけ成長できるということが伝わったかと思います!

次期で行われた卒業講評会Vol.6レポート(基礎・応用)はこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?