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リーダーシップ引き出す、経営者としての自社サイト刷新への関わり方

社員がリーダーシップを発揮し始める瞬間がある。

「こう考えて進めていこうよ」と、周りのメンバーを引っ張り、物事がドンドン進んでいく。頼もしさを感じる瞬間だったりします。

その際に、つい、社員の能力に目が行きがちです。しかし、ある環境が、社員のリーダーシップを効果的に引き出すきっかけになっている場合も。是非、そんな環境を作りたいものです。

サイト刷新とリーダーシップの関係性

個人で中小企業のご支援をする中で、サイト刷新の相談を受けることがあります。創業時に急いで立ち上げた自社サイトを刷新したい、と。

事業が軌道に乗り、関わるステークホルダーも増えてきた。事業拡大へ更なる人材採用も必要に。外部の方に対して自社をより良く知ってもらうために、サイトの刷新は大切なアプローチです。

また、職場の社員にとっても、じぶん達が目指す方向が明確になり、社員自らが組織をリードしやすくなります。サイト刷新による効果が、組織外だけでなく、組織内にもあることを実は見落とされがちです。経営としては、外と内の両面を気にしていきたいところ。

経営者としてサイト刷新への関わり方

「では、経営者として、サイト刷新にどこまで関わっていけばよいか?」

自社の顔となる企業サイトです。しかし、サイトデザインなどに馴染みのない、むしろ苦手意識を持つ経営者も少なくありません。

今回は、自社サイトを刷新する際に、経営者として「これだけはやった方が良い」ことを3つに整理していきたいと思います。

サイト刷新に携わった一般社団法人リフレームの事例を参考にしながら、紹介させてもらいます。

障がい者の可能性を追求し、やりたいを見つけられる社会を目指す

障がい福祉施設を経営するリフレームに対して、2023年から伴走支援を開始。「障がい福祉に関わる方々をエンパワーメントしたい」と理事として関わっています。

①一歩先の未来を示す

自社サイトを刷新する際に、経営者として「これだけはやった方が良い」ことの一つ目。

現状だけではなく、一歩先の未来を示す。狙いはビジョンに共感してくれるステークホルダーと一緒になって事業を育てていくことです。

進め方として、新たな価値として芽が育ち始めている事業を代表と捉えなおしていきました。

たとえば、自治体と連携した相談支援の仕組みづくり。
これまで東村山市と連携し、利用者親御さん向けに、受け入れ体制を構築してきました。利用者親御さんから感謝され、自治体からも評価を得てきましたが、その価値をこれまでうまくお伝えできていない。

そこで、既に他の自治体や利用者からの引き合いもあり、これから更に力を入れていく領域として、新たな事業の柱として整理し直しました。ここは経営者が進んで方向性を示していくべきテーマです。

②事業のことはじぶんで言語化する

サイトの情報設計、文章作成、ビジュアライズに進むフェーズ。苦手意識のある経営者としては、どうしても頼れる人に任せたい気持ちになります。

しかし、自社や事業のことは経営者がじぶんで言語化することが重要です。なぜなら、毎日、自社の事業を考え続けている経営者ですが、業務の多忙さゆえに振り返る機会が取れていないことが多いからです。これまでの取り組みを棚卸しし、次に向かうことも大切です。

また、社員にも、職場で実現したいことを振り返り、言語化してもらうのも良いです。一歩先の未来に向けてじぶんとして何ができるのか。社員がじぶんなりに日々の業務を意味付けする機会になります。今回は似顔絵イラストともに掲載しました。

③身近な周りの力に頼る

全てをじぶんの力で進める必要はありません。これまでの2点にはこだわりつつ、身近な周りの人に頼ることも大切。社員や社員の知り合いに写真が撮るのが上手な人がいたり、イラストが描ける人が案外います。

もちろん予算が許すならば、全てを外部パートナーにお任せするという選択肢も。

また、ブランディング含め伴走してくれる人がいると心強いです。最近では、デザイン経営という言葉を耳にすることがあるかもしれません。経営を理解したデザイナーが増えてきています。

社員が自然とリーダーシップを発揮し始める

ここまで、自社サイトを刷新する際に、経営者として「これだけはやった方が良い」ことを3つに整理してきました。

サイト刷新後、経営者からのコメントです。

「じぶん達の目指す方向が、じぶん達でもわかりやすくなった」
「方向性が見え始めて、職員自らが自発的に引っ張ってくれる」

社員によるリーダーシップ発揮という行動変容が起き始めています。

◆◆◆


手探りながら、サイト刷新に取り組まれる企業も多いかと思います。また、二の足を踏んでいる場合も。外部パートナーにお任せするでも、身近な周りの力を頼るでも、アプローチは多くあります。

重い腰を上げ、手探りながらサイト刷新する場合は、一歩先の未来を示し、事業をじぶんで言語化することをお忘れなく。何かわたしにお手伝いできることがあればお声がけください!

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