見出し画像

Xデザイン学校のきっかけは情報デザインフォーラム

Xデザイン研究所の山﨑です。はじめてのnoteですが、どうぞよろしくお願いいたします。

Xデザイン学校をはじめる前の10年間は「情報デザインフォーラム」という活動をしていました。Xデザイン学校を語る前に、まずはこの情報デザインフォーラムの活動をお話ししたいと思います。

情報デザインの教育へ


僕は2007年4月に日本IBMを退職して、千葉工業大学デザイン科学科というところにお世話になることになりました。そこでは、まだ情報デザインという教育が体系的には行われていない状況で、僕自身も情報デザインの教育をどのように体系化して普及させていったらよいか模索している時期でした。また、僕は日本IBMでは2004年3月にユーザーエクスペリエンスデザインセンターを立ち上げ、UXデザインの体系化に取り組んでいましたが、大学教育としての情報デザインについて悩んでいました。

キックオフの会


そのような時に、出会いがあり2008年2月19 日に情報デザインフォーラムのキックオフの会というのを開催することになりました。場所はどこであったか忘れましたが、浅野智(横浜デジタルアーツ専門学校)、上平崇仁(専修大学)、小池星多(武蔵工業大学)、山崎和彦(千葉工業大学)、吉橋昭夫(多摩美術大学)の5人が集まりました。

ここで議論した重要なポイントは「情報デザイン」という名称が広がってきているが、情報デザイン教育のフレームワークがよくわからないということでした。いろいろな学校で始まっている情報デザイン教育の状況を共有して把握して、未来の情報デザイン教育のフレームワークを検討していこうということでした。そこでの対象は、大学院、大学教育、一般教育、社会人教育を考慮して行こうとうことでした。この中で社会人教育を考慮しようと考えていたのは、社会人にこそ情報デザイン教育が重要になってくるという考えからです。この考えが、僕らが社会人向けのデザイン学校をはじめた背景の一つでもあったのだと思います。

情報デザインフォーラムの活動プラン


このキックオフで検討した活動プランは以下のような内容です。
■Step1
現状把握、状況共有
→ 目標(フォーラム開催、論文、出版化)
・情報デザイン教育のフレームワークとは
・そのフレームワークにおける、各授業の概要
・これまでの教育の財産の棚おろし
・将来、データベースなどで資産を管理?

■Step2
みらいの情報デザイン教育提案
→ 目標(フォーラム、論文)
・どのような情報デザイン教育のフレームワークにすべきか?
・大学院、大学教育、一般教育、社会人教育を考慮

■Step3
現状とみらいのgapを把握してアクションプランを作成
→ 目標(活動団体の明確化、実施むけての体制)
・連携情報デザイン大学院、連携講座
・受験対策の効果
・効果的で、一貫した情報デザイン教育
・社会での認知度の向上、あこがれる職業へ



そして「第1回の情報デザインフォーラム」につながっていきます。それはまた次回に。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?