Asahi

地域のメーカーで働いています。

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仕様の個人的な使い方

この記事は、モノづくりの際に一般的な仕様の考え方を使えば、個人の作成作業にもメリットがあるという話しです。 「仕様って何なん?」 仕様とはそのアイテムが満たす項目のことです。 複数名や組織で開発にあたる際に齟齬なく目標を共有するためのものが仕様書なので、個人であれば普通は必要ありません。 では、なぜ仕様を個人でも使うとメリットがあるかというと、それはボンヤリと考えていたことを整理する為です。 個人でモノづくりをする際、個人の構想と、それに基づいて作られたモノが生まれます。

    • タイラップスツール

      この記事ではタイラップを使ったスツールのプロトタイプ作りの話しをまとめます。 私の場合は引っ越しが多かったり、生活習慣が変わりやすかったこともあり、DIYする時は簡単にバラせることを優先していました。 今回のスツールを作る前は、普通に釘を使っていましたが、バラすのが面倒に感じて、両面テープで大小の異なるサイズの棚を作ったりしていました。 材料を切ったら、あとは貼り付けるだけでしたので、組み立てはとても簡単でした。しかし、使っている間に木が反ってしまったりすると、そのまま歪ん

      • 文脈と優先度

        この記事のゴールは、作ったモノを伝える時に文脈と優先度をどう扱うか、そのポイントをまとめる事です。 私は作ったものを伝える時、文脈と優先度を明らかにする事が大切だと考えています。 これらを明らかにしておかないと、表現に触れた方達の誤解の原因となってしまうからです。 すれ違ってしまった認識を合わせるのは時間がかかります。 文脈を考える時、押さえるポイントは、前後左右であるとおもいます。 前後とは時間軸で、伝える話しの前提が何で、後段には何を想定しているか。左右とは近しいテー

        • 作る人のリサーチとバイアス

          この記事のゴールは、モノづくりで情報に接する時の態度についてまとめる事です。 端的には、「人は言いたいことを言って、聞きたいことを聞く」ということを作る側は忘れないことが大事だと思っています。 モノを作る際に、調査方法や評価方法は様々あります。実施されるフェーズや、その目的も様々ですが、情報もととなるのは主に以下の項目です。 ・ユーザーの観察 ・市場調査の数値 ・自分で体験する これらで得た情報を比較、加工してモノづくりに活かします。ただし、どんな方法でもバイアスに気

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          蟻と鳥の眼、視点の切り替え

          この記事のゴールは、新規でアイテムを開発して、販売する迄に想定される障害と、その過程で選択する方向性をまとめる事です。 開発の最初には、表現方法の違いは様々ですが、アイデアと試作が必ずあります。 複数の過程を経て、アイデアが量産に至るまでの流れは、川に例えられます。 その大きな流れの中には、「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」と呼ばれる障害があります。 これは、視点が異なる活動の間がスムーズに繋がらないことが原因です。 それぞれワードの意味はネットに解説が溢れているので割

          蟻と鳥の眼、視点の切り替え

          目標と評価でリアリティを上げる

          この記事のゴールは、目標を立てるときに気をつけた方が良いことを明確にすることです。 私の場合は、目標は何度でも立て直すものだと思っています。一度立てた目標をそのまましておくのは良くありません。 なぜなら、目標には必ず評価が伴うからです。 評価によって、目標がどれくらい達成出来たのかを決めるからです。 目標を立てるのと同じタイミングで、評価方法も決めた方が良いです。 例えばの話しですが、目的地に向かう途中であれば、あとどれ位の「距離」で目的地に到着するかを評価します。 これ

          目標と評価でリアリティを上げる

          何が新しさか

          本ノートのゴールは新規事業の「新しさ」が何かについて明確にすることです。 新規事業とはなんでしょうか。 事業とは、顧客に価値を提供して成立します。 私なりの認識では新規事業には、以下の3つのパターンがあり得ます。 ・新しい顧客に既存の価値を提供する ・既存の顧客に新しい価値を提供する ・新しい顧客に新しい価値を提供する 「新しい顧客」とは、これまでにお付き合いのないお客様となります。 「新しい価値」とは、お客様によって変わります。そもそも「新しさ」自体に価値があるかも分か

          何が新しさか

          自己紹介とNOTEを書く目的

          まずは自己紹介します。 アサヒと言います。本名ではありません。 少し照れてしまうので、ハンドルネームを使っています。 このNOTEのゴールは、私の自己紹介とこれから記事を書いていく目的を記すことです。 私は工業系の学校で機械を勉強した後に、大学でデザインを学び、今は地方のメーカーで働いています。 基本的にメカとデザイン、ビジネスに関わる内容が多くなると思います。 関わっている案件のフェーズ次第で、仕事内容が大きく変わります。振り返れば企画の様な仕事〜設計〜機能評価などな

          自己紹介とNOTEを書く目的