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何が新しさか

本ノートのゴールは新規事業の「新しさ」が何かについて明確にすることです。

新規事業とはなんでしょうか。
事業とは、顧客に価値を提供して成立します。
私なりの認識では新規事業には、以下の3つのパターンがあり得ます。
・新しい顧客に既存の価値を提供する
・既存の顧客に新しい価値を提供する
・新しい顧客に新しい価値を提供する

「新しい顧客」とは、これまでにお付き合いのないお客様となります。
「新しい価値」とは、お客様によって変わります。そもそも「新しさ」自体に価値があるかも分かりません。

私なりのモノづくりを考える際の、切り口の1つとして、パーソナル/ローカル/インダストリアルがあります。
・パーソナル:個々人の思いや技能による
・ローカル:地域的な特徴や歴史による
・インダストリアル:産業的な要求や繋がりによる

上記の切り口に分けて「新しさ」を明確にします。

「パーソナル」
個々人の経験に無いことが新しさとなる。例え同じ物でも、世代が変われば新しさを感じてもらえる。

「ローカル」
地域にとって前例の無いことが新しさとなる。他の地域では一般的でも、地域が変われば新鮮に捉えられる事がある。

「インダストリアル」
産業的に知見の無いものが新しさとなる。新規である事が特許などのプロテクトにとっては重要になる。

私にとってのチャレンジ(新規事業)は、これらの観点を持って、新しいだけでは無い価値を考えながら進めます。

モノが不足していた時代では、満たされていない要求が沢山ありました。そんな時なら、新しいだけで注目され、何かしらの要求に応えられていたと思います。しかし今はモノが満たされている地域が増え、よりニッチなニーズを狙うか、より難しいニーズに応えることが新規事業としては重要です。

今回の私のチャレンジでは、よりニッチなニーズの方を狙います。

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