見出し画像

作る人のリサーチとバイアス

この記事のゴールは、モノづくりで情報に接する時の態度についてまとめる事です。

端的には、「人は言いたいことを言って、聞きたいことを聞く」ということを作る側は忘れないことが大事だと思っています。

モノを作る際に、調査方法や評価方法は様々あります。実施されるフェーズや、その目的も様々ですが、情報もととなるのは主に以下の項目です。

・ユーザーの観察
・市場調査の数値
・自分で体験する

これらで得た情報を比較、加工してモノづくりに活かします。ただし、どんな方法でもバイアスに気をつける必要があります。疑い出せばキリはありませんが、最後になるポイントを決めておかないと、時間だけ消費してしまいます。

バイアスが生まれるのは、人が狙いをもって活動している以上、避けられないです。
聴く側が何かを作りたい気持ちを持って、人の話を聞けば些細な不満でも、前向きに捉えてしまい、形に反映出来てしまいます。
聴かれる側からすれば、商品を改善する為にと意見を求められれば、些細な点でも話してしまいます。結果として、些細な点は改善したけど、欲しがる人が少なかったりするリスクがあります。

自分がどんな視点で聞いているかを認識したり、その人が何を考えて言っているかを考えてヒアリングする。どんな団体がまとめた資料なのか、それを理解して読み解くこと、これらを意識して情報と接することが、より本質に気づける態度であると考えています。

ムリに言葉する事で大事な要素がこぼれてしまい、意図とは違う伝わり方をしてしまいます。
時には自分にしか分からないままでも良い事があるかも知れません。

私のチャレンジの場合は、お客さまと自分など限られた方々に集中して、アイテム開発を進めたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?