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社会人3年目に思うこと

自己紹介

この春社会人3年目になりました。
北海道で育ち、仙台の大学に通い、2022年関東へ。今は都内のIT企業で働きながら、桑沢デザイン研究所の夜間付帯教育に通っています。

昨年まで東京•神奈川に住み、今は埼玉に引っ越して通勤しています。会社まで往復4時間、本読んだりipadで絵書いたり。

現在の職種はディレクター&UXデザイナーです。

桑沢の話はまた今度書くとして、社会人3年目で思うことを書いてみます。

学生のときと世の中の見え方が全然違ってきました。ビジネスという人間社会に限定された活動より、地球上の1生物として生きることに強く関心を持つようになりました。美術史とデザイン史を勉強したことも大きかったかもしれません。ぜひ一緒に「社会人」「仕事」について考えてみませんか。

社会人について

社会人とは何でしょうか。辞書でひくとこちらです。

1.実社会で働いている人
2.社会の構成員としての個人

https://www.weblio.jp/content/社会人


社会人という言葉はよく使われていて、学生時代は「社会人になりたくない」とよく聞きました。自分も言っていましたね笑 一般的には会社に属して働く人のイメージが強いかもしれません。

ただ今個人的には社会人になることは手段であり、本来の目的は生きることだと思っています。「自立して生きていく」ために必ずしも社会人を目指す必要はなく、「野菜を育て、狩りをして生きていく術を身につける」「今あるものを大切に活用する」などより広い視点で考えることができます。人間の社会という枠に捉われず、地球の中の1生物として捉え直すことができるかもしれません。

仕事について

仕事はすなわち「事に使える」こと。

今の世の中だと、資本主義社会なので「対人向けに価値を生み出し、対価として金銭を受け取る。」行為を指すでしょう。私たちは金銭をもの・サービスと交換して生活しています。必ずしも自分で服を作ったりする必要はない。自分の希望する職業を選び、仕事によって得た対価で生きていくことができます。

日本ではスーパーにいけば、各地から集まった食料、日用品があります。お金があればほとんどのものが手に入る。今の私たちは社会の恩恵を受けて、縄文時代より確実に便利で贅沢な世の中になっています。

共存から支配へ

ここ100,200年の人間の発達は凄まじいです。東京のビルで働いていると、まるで人間が地球の中心で何でもできるように錯覚してしまいます。

しかし古来、日本人は自然と共に生きてきました。西洋の考え方や技術が伝わってきたここ最近で、我々日本人の考え方も変わっていったのです。

西洋では、キリスト教の教えのもと、自然は人の手によって支配するものであるという考えがあり、人間中心的な自然観が広がった。その一方で、東洋では、自然は神聖なものであると考え、時に敬い、時に恐れながら、自然との調和を大切にしてきた。

日本の美意識「自然観」

今やスマホ、AI、人間が遠く夢のように感じていた世界が現実になりつつあります。それはビジネスとしての利益、効率を追い求める中でさらに発展していくでしょう。人間は欲深いのです。

そこで生まれ育った私たちの世代は、当たり前のように人間中心の社会の中で過ごしています。noteを遡っていただくと分かる通り、私もつい1年前まではビジネス書や技術書を読んで仕事の成果を望んでいました。

もちろんそこにも面白さがあります。仕事の体験について深く考えたり、施策を考えて売上に貢献したりするのはやりがいがあります。ただ私はそれを狭義の欲求と考えています。ビジネスの中にいると基本的に全てが対人間の資本主義社会における行為になるからです。

その一方で、ここ数年で「丁寧な暮らし」や「地方移住」が流行するなど、生きることを見直す人も増えてきている気がします。

社会人3年目(25歳)になって思うこと

私にとっては自分の手を動かして、手の届く範囲で生きることが重要だと気づきました。ただ完全に振り切るのではなくて、資本主義社会と生きる行為の心地よいバランスを見つけることが、これから人生の命題です。

私はスマホもいらないと思う派です。掲示板を使っていた世界が気になります。ある一定の便利さを超えると、便利さと心の豊かさは比例しなくなると思っています。私は現代における臨界点を探してみたいです。

手触り感をもって生きる。古来日本人が自然を支配しようとする前の時代におもいを馳せて、生きることを実感する。それが一生かけて探したい自分にとっての心の豊かさだと思っています。今のデザインはユーザー(=人間)が対象だが、私たちの世代のデザインは日本古来の自然観を軸に調和や共生を目指すより広い概念が主流になる気がします。

まとめ

今日書いたのは社会人3年目で思うこと。また来年になれば変わるかもしれません。記録として残します。日本古来の自然観について、もっと調べてみたくなりました。

お読みいただきありがとうございました。次回からは桑沢の話を書いていきます!

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