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新サービス「サクデジ」ロゴデザインの記録を1ヶ月ダイジェストで振り返る

こんにちは!シナジーマーケティング クリエイティブチームの板野です。
今回は、当社が7月16日にリリースした新サービス「サクデジ」のロゴデザインについてお話しします。

「サクデジ」とは

「サクデジ」は、当社が20年以上にわたり約4,500社(※1)へのCRMシステム導入と、数多くのデジタルマーケティング支援で培った知見を基にしたデジタルマーケティングの実践的なノウハウをサクッと学べる動画研修サービスです。
当社のコンサルタントが実際のデジタルマーケティングの現場で培った知識と、実践で使えるノウハウを学べるため、未経験者でもすぐに現場で役立てることができます。さらに、1本の動画は10分以内にまとめられているので、気軽に、そして継続的に学習できます。

※1   2024年3月時点のSynergy!およびSynergy!LEADの累計導入社数(ECショップ・官公庁・医療業界・ホテル業界・人材派遣業界・製薬会社・保険会社・ゲーム会社・出版社など多岐にわたる)


当社では、2021年7月に6か月のコンサル併走でデジマ担当者を育成するサービス「DX BOOSTER(ディーエックスブースター)」の提供を開始しました。2023年7月には、基礎知識を習得する研修サービス「デジハイク」をスタート。2つのサービスでデジマ入門者や実際に業務を行うマーケ担当者にアプローチしてきました。

そして、今回、「サクデジ」が当社のデジタルマーケティング人材育成サービスに加わり、企業のニーズやレベルに合わせて、「概念理解から実践まで」幅広いサービスを提供できる体制を整えました。

シナジーマーケティングのデジタルマーケティング人材育成サービス概念図

昨年、この図のLEVEL0にあたる体験型ワークショップサービス「デジハイク」のロゴデザインをいたしました。
詳しくはこちらから。

今回は、この図のLEVEL1にあたる動画学習サービス「サクデジ」のロゴデザインをいたしました。
ロゴデザインを行った1ヶ月をダイジェストで振り返ります。


DAY1 ロゴのテーマのインプット

まずはサービス企画段階で、どんなロゴにするかをサービス統括と打ち合わせ。

  • 第一に動画サービスであることがわかること

  • これからデジタルマーケティングを知る人に親しみを持ってもらえるもの

  • 語感のリズム感が伝わる軽快な印象のもの

といったロゴの大事なポイントを目線合わせしながら、ラフ案の作成に入りました。

DAY2-7 ラフ3案作成

まずはロゴの方向性を定めるために、ラフを3案作成しました。

「効率的に動画で知識をインプットできる」ということをシンボルで表した案などを作成し、こちらをPJコアメンバーに共有して方向性を確認しました。

フィードバック

まず、先述の「デジハイク」ロゴと並べたときに違いがぱっと見でわかりづらい印象になっているというフィードバックをいただきました。
シンボル+テキストの組み合わせや、テキストの雰囲気が類似したものになっていたためです。
テキストをシンボルと一体化させる形で再考することにしました。
また、動画サービスのロゴということでいくつかシンボルを出したのですが、安直な意味合いのものになっていました。
もう少し捻りを加えて、オリジナリティを出す必要があることがわかりました。

(3案のコンセプトの違いも明確に打ち出せていなかったので、何を基準に選べば良いのかをPJメンバーに迷わせてしまい、これについても反省しました…!)

DAY8-15 悩みながら発散を繰り返し、3案にまとめる

改めて、シンボルロゴを考えていきます。

  • 親しみやすさがあること

  • リズミカルな語感の軽快さを持たせること

  • サービスの「らしさ」が現れているもの

上記の方向を主軸に据えて、アイデアを出していきます。文字やモチーフを紙に書いてみて、イラストレーターでパスに起こしていじってみる…という過程を黙々と繰り返していきました。

そして、以下の3案にまとめました。

このうち、2つ目の案を採用いただきました。
四角形にまとめた文字要素と、立体的なデザインで動きを感じさせ、動画サービスらしさを表現しています。
赤色のモチーフは右方向の矢印を模しており、「新たな学び」や「次の段階に進む」ことを示唆しています。
文字背景色の三角形は再生ボタンをイメージ。
「サク」の上にはずみがついた3点の線をつけることで、軽快な語感のサービス名を印象づけました。

このデザインをブラッシュアップさせていきます。

DAY16-23 ブラッシュアップ

提案時にはまだまだ細部が荒いものになっていたので、改めてスケッチからのパス取りを行い、細部のディティールを詰めていきます。
続けて、形と色の各要素を分解し、各パーツを調整していきます。

よりモダンな印象に仕上げるため、背景にグラデーション表現を取り入れました。
グラデーション濃度の検証もパターン出しをしてベストなものを選定していきます。

ブラッシュアップの過程を経てロゴが無事完成しました。

DAY24-30 ガイドライン作成

最後に大事なガイドライン作成。この過程でモノクロロゴと横組みロゴも作成し、様々な用途に使えるようにルールづくりを行いました。


さいごに

今回のロゴ制作はとても学びが多いものになりました。ロゴのモチーフに意味を込めて、コンセプトを提案し説明する難しさに直面しました。
ただ、難易度が高かった分、成長ができたと感じています。

デジタルマーケティングを知る初めの一歩を気軽にサクッと踏み出していただけるように。
そんな想いを込めてデザインさせていただきました。
これからこのロゴがお客様の目に触れ、サービスを活用していただけることを楽しみにしています!

サービス発表のプレスリリースはこちらからご覧いただけます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。