全然マッドマックスじゃない映画「マッドマックス」#映画感想文
『ブレードランナー、見た?あれ面白いから見てみろよ!』
と友人に勧められて私が見た映画が、
「マッドマックス」
です。
そうです。勘違いですね。
友人に「マッドマックス見たよ!」と言ったら『だからなんだ』と言われました。
ということで今回の映画感想文は、
「マッドマックス」
です。
メル・ギブソンの出世作品であり、近年もリメイクされたほどの人気シリーズ。
近未来の荒廃した土地で暴れまくる「暴走族」とそれを取り締まる警察官の話です。
こちらはアメリカの映画っぽいですが、何気にオーストラリア発の映画。オーストラリアの映画で当時これほど世界的に人気になった作品はなかったそうです。
結論から言いますと、この映画。
デカすぎる不満が2つあります。
不満1:あらすじおかしい
みなさん。まずこちらをご覧ください。
映画を見たことがない人がこれ読んだら、
『ほう、復讐の映画ですか・・・』
ってなりますよね?
最初の方で「妻子を殺されてしまう過去」が映し出され、その後マックスが怒りの復讐をしていく映画なのだろう…
と思うじゃないですか。
妻子、全然殺されません。
いや、いいんですよ?そんな俺だって悲しいシーン見たいわけじゃないので。
ただ「いつ復讐が始まるんだよ」と思いながら見ているので、妻子が生きていると
『これ、本当にマッドマックスなんか?』
ってなります。
結果として、あらすじ通りに妻子は暴走族に襲われてしまいますが、それが・・・
映画が終わる15分前
いや、どういうこと??
もうすぐ映画終わっちゃいます。そんな終盤の内容なら「あらすじ」でそれ書いちゃダメだろ。
ただのネタバレじゃねーか。
不満2:全然マッドマックスじゃない
この映画のタイトルは、【主人公のマックスが「マッド」だよ】という意味です。
マッドとは英語で”Mad”。よく「マッド・サイエンティスト」みたいな言葉がありますが、その「マッド」。
つまり「狂った」という意味です。
妻子を殺されたことで狂ってしまったマックスが「マッドマックス」なわけです。
例をあげるとするなら、脳科学者の茂木健一郎さんが狂ってしまったら「マッド茂木」です。
で、映画の中ではそんな狂ったマックスがとんでもない方法で復讐していくと思うじゃないですか。
マックス、そんなに狂ってません。
なんなら妻子を死に追いやった敵のリーダーなんて自ら手を下してません。
追走している間に敵のリーダーが勝手に事故を起こします。
唯一狂ったそぶりを見せたのは犯人に対し「自分の足を切るか爆死するか選べ」というシーン。
これは確かにマッドなマックスでしたが、それを見せたのが・・・
映画が終わる2分前
あのちょっと言いたいんですけど、この映画。
全然マッドマックスじゃないよね。
※参考資料(1)を参照
マッドになろうとしているマックス
だよね。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?