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エンジンかかったら

村上春樹の書く文章がすきだ。

村上春樹の作品を現役で読めているのは、1960年代にビートルズの作品を現役で聴けているくらい有難いことなのではないだろうかとすら思う。

とここまで言いながら「騎士団長殺し」をまだ読み切っていない。調べると2017年2月24日に文庫化されている。文庫になってから4年以上も読んでない。しかも購入して家の本棚に2年近く待ちぼうけているほどだ。

それなのに先週、「風の歌を聴け」を読んだ。何度目か数えるのをやめているので分からない。あの初期作品の感じが好きで最近の作品を読めていない。

それが一昨日、何かのタイミングというのか、なにかピースがはまったように、本棚の「騎士団長殺し」を手に取って読みはじめた。

エンジンが完全にかかった。ようやくかかったエンジン。エンジンかかったらこっちのもの。

昨日、今日、読みたくて昼間の仕事中も考えていた。
久々にこの感じ。まだ第1部の上巻136ページという贅沢。

このエンジンで読み進め、どこまでいけてどこに辿り着けるか。進んだ先で今の自分に何が見えるか。

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