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プロダクションのコピーライターこそコピーライターの生きる道、かもしれない

こんにちは! コピーライターの佐々木です。年齢はいい感じの、小学生の子どもを抱えるママコピーライターです。クロスでのコピーライター歴も長く、いろんな仕事を担当してきました。今回はそんな現場ひとすじの佐々木から、「プロダクションのコピーライターの仕事」についてお伝えしていきたいと思います。

コピーライターできることありすぎ問題

「でっかいキャッチコピーをドーンと打ち上げたい! 広告だけじゃないモノをつくってみたい!」と夢をみるコピーライターやクリエーターは少なくないですよね。でも、プロダクションだとできないんじゃない? と思っているそこのあなた。クロスならできます。なぜならクロスは電通グループの会社ではありますが“広告会社を挟まず、たくさんのクライアントと直接仕事ができる”から。

そしてクロスで受ける直案件は、とにかくスケールが大きい。ナショナルクライアントだし、ブランディングもするしネーミングもするし、すべてのプロモーションも担当する。媒体もグラフィックやWebだけじゃなくて、映像もSNSも。展示会だって企画してやっちゃいます。しかもぜんぶ社内で完結。0→100。その先陣をきるのがコピーライター、というときも多いです。“プロダクションのコピーライター=ちまちましたコピーライター”というイメージは今すぐ捨ててください!

もちろん、それだけ広い領域を担当するので細かい仕事もあります。説明コピー、文字校正、構成案の作成、カタログのライティング、企画書作成、取材、動画ナレーション制作、コンテンツ企画、デザインチェック、コーディングチェック…チェックチェック!! プロダクションのコピーライターと、広告会社のコピーライターとの大きな違いはココです。マスから店頭まで、細部にわたって設計したライティングを行い、最終ラインまで責任を持ちます。

「領域広すぎだし、やること多すぎ」だと思いますか? でもこれ、「できること」って考えると、すごいアドバンテージだと思います。ぜんぶおまかせできるからこそ、大きな案件がまるごと直接クライアントから依頼されるんですよね。仕事量は…うーん、少なくはないです。でもチームで取り組むので仕事量はしっかりコントロールできます。

広告会社のクリエーティブチームとも仕事したい

はい、これもできます。誰でも知っているような著名クリエーターと仕事する機会もありますし、広告会社のクリエーティブチームの一員として案件にアサインされることもあります。

これは私の経験ですが…あるナショナルクライアントがありました。広告会社のクリエーティブチームからの依頼は、細かなツールの文字校正。プロダクションでは、あるあるですね。そこではじめての顔合わせでご挨拶に伺ったのですが、CDからとんでも発言が。「企画チームに入ってよ。ツール校正だけじゃなくてさ!」

え、そんなことある?…ありました。まだコピーライター4年目とかだったと記憶しています。CMプランナーと一緒にCMの企画を考えたり、ベテランのコピーライターから手取り足取りコピーを教えてもらったり。撮影も参加しましたし、編集の場にも同席させてもらいディレクターとCDのディレクションも目の前で学びました。

しかも! いちプロダクションのコピーライターである私が、クライアントへのプレゼンにも毎回同席していました。そんな関係が10年ほど続き、今ではそのチームにいた方から新しいお仕事もたくさんいただいています。感謝してもしきれないほど、育てていただいたチームでした。

…とこんな感じで、原石みたいなチャンスもごろごろ転がっているのがクロスです。そして最近ではクリエーティブチームがいない、広告会社からの案件も多くなってきました。営業さんとクロスでチームを組む。これもまた、クロスの主流のひとつです。

クロスのコピーライターは万能型コピーライター

長くなりましたが、要はクロスのコピーライターは“万能型コピーライター”ってこと。小さなコピーも、大きなコピーも。オンラインのことも、オフラインのことも。クライアントの課題を解決するための、ほぼすべてを担当できると思います。

CM制作のプロフェッショナルながらも幅広い分野に精通したプロデューサーもいるし、統合的なデジタル・クリエーティブをつくれるテクノロジー超精鋭集団もいる。だからいろんな領域のコピーライターっぽくない仕事ができて、いろんな領域のThe・コピーライター仕事ができる。

プロダクションのコピーライターに、できること底なし。でももしかしたら、プロダクションのコピーライターというよりは、クロスのコピーライターだからできること、なのかもしれません。

 


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