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文フリを僕は信頼している(第7回文フリ大阪)

やぁやぁどうもどうも。相変わらず貯金がガンガン削れていってるけど、僕は元気です。
ちょっとあいてしまったんですが、9月8日に #文学フリマ大阪 に参加してきました。
今までサンカクカンケイ(僕が所属しているひみつ結社)では何回か参加しているのだけど、個人参加は初めて。

近頃は朗読活動の方がなんだかまた楽しくなってきていて、ここいらで何か形にしとくといいなと思って朗読活動名である「未確認電波帯(略称:UMHz)」で文フリに参加することにした。
で当日持っていったのが朗読のシナリオ集(つまり自作のショートショート集)と、朗読を吹き込んだカセット。けっこう突貫で作ってしまったところは否めないんだけど、まあ、ひとつ形が残ったのは良かったかなと思っている。
カセットのジャケットはけっこう気に入っている。蛸女と数字の羅列。「うちの嫁はん」という小噺に出てくる「通信簿を読み上げる明石出身の妻」の図案なんですけど、よくないですか。

音源はおもにnoteで配信しているやつの完全版という感じで、CDも味気ないのでカセットにはしてみた。今どきカセットなんて買ってくれる物好きな人もいたもので、2本も売れてありがたい限りだ。

それともうひとつのメイン商品が、

島売り。
僕と島との関係は以前に記事にしたので割愛するとして、今回は「架空の島」に短い設定文を添えて販売した。例えば、熊が行政権を握っている島(熊螺島)、国際法で認められた月の飛び地(月腕島)、島民が神を名乗る島(出臼島)、、、。
僕、最近は島商人としての自覚と責任が芽生えてきて、売れようが売れまいが陳列していこうと決めているのだけど、今回正直売れる自信はなかった。というのも前回の関西コ●ティアでは見向きもされなかったから(ブース作りの問題もあるけど)。


しかしまたありがたいことに、文フリでは島に引き寄せられてくる方が数人いらっしゃって、たいした説明もしていないのに結果的に5つのうち3つの島を送り出すことができた。しかも後からツイッターで、手に入れられなかったけど気にかけてくださっていたコメントもたくさんお見かけして、文フリ界隈で島があたたかく受け入れられた気がしてその日はアドレナリンが出まくって朝まで寝れなかった。
島、僕としては圧倒的に「本」だし「物語」のつもりで作って売っているのだけど、そんな野暮な説明をしなくても文フリには島の居場所があった。文フリの人々の度量の深さを信頼して、これからももっとわけのわからないものを作っていきたいと思う。

それにしても、今日も世界のどこか、誰かの部屋の片隅に架空の島が息づいているのだ。想像するだけでにやけてしまう。

買い物のほうも楽しんだのだけど、まだあまり読めていない。スミマセン。
戦利品を朗読する文フリ読書会とか、おもしろそうとおもいませんか。誰かやりませんか。

#文学フリマ #文フリ大阪 #一次創作 #小説 #ショートショート #朗読 #島

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