共通したビジョンに集う多様な仲間をつなぐ”緩衝材” ー 誰もが働きやすい組織を目指す
「電脳交通で働く人と人の間に入り、それぞれが働きやすい環境をつくることが、会社全体の事業を推進する下支えになる。緩衝材のような役割になりたい」ー People&Culture部 に所属する小林はそう話します。
新卒で入社し、今年で3年目。自身の経験から地域交通の課題解決や自由な移動ができる社会をつくりたいという思いを持って、ベンチャーの世界に飛び込んできた。これまでの経験を糧に、現在は電脳交通で働くすべての人の「働くを支える」仕事に尽力しています。
電脳交通が掲げるビジョンに集う多様な仲間達を支えることが、地域交通の課題解決につながることを信条とする、小林のこれまでの経験や思いについて話を聞きました。
新たな仲間がすぐに仕事に取り組めるサポートを
ーー現在取り組んでいる仕事について教えてください
2021年に新卒で入社して現在3年目です。入社当初は営業企画に配属され、その後、配車センターの運営企画勤務を経て、現在はPeople&Culture部、いわゆる人事や採用に関わる部署に所属しています。
そのなかでも、私が主に担当しているのは正社員採用の全体進捗管理や入社対応に加え、入社研修を実施しています。、また、配車センターを中心としたアルバイトの求人・面接・採用までの一連のフローを担っています。
2023年度、正社員では10月時点で32名の仲間が入社しました。第二新卒や他企業・他業種で働いていた中途採用が中心で、タクシー業界以外から会社規模や組織文化も多様なバックグラウンドを持った人達が入ってきました。そのため、皆さんが入社後スムーズに配属先で活躍いただけるよう、電脳交通が取り組んでいる全体ビジョンや事業の詳細等を理解できるような入社研修を行っています。
ーー入社研修とは、どのようなことをしているのですか?
一日しっかりと時間を使って、代表の近藤やCOOの北島から電脳交通の成り立ちやこれまでの事業背景を説明いただき、その後、各部署のチームリーダーらがそれぞれが取り組んでいることを説明しています。
社員は徳島や東京などそれぞれの拠点で働くことになりますが、本社拠点である徳島に入社時は必ず来ていただき、本社内やタクシー業界の実業務を担う配車センターを体感してもらったりと、会社・徳島の様子も深く知っていただく時間を取っています。(時には徳島のことを深く知るために街を案内したりしています(笑))
他にも、懇親会を通じて同時期に入った方々や本社で勤務している人達と交流を深めたりと、しっかりとした歓迎のムードをつくり、新しい仲間の気持ちを和らげるようにしています。
ーー正社員だけでなくアルバイトの求人や面接も担当されています。
電脳交通は、全国のタクシー会社の配車業務を請け負うコールセンターのアルバイトを募集しています。一般的にコールセンターはネガティブなイメージを持たれる方も多いと思います。そのため、面接時に入社後の不安を解消するために様々なサポートを行っています。
コールセンターは徳島だけでなく岡山や福岡にも拠点を設けており、アルバイトの面接は対面だけでなくオンラインで行うこともあります。面接時は一方的な質問ではなく、相手の緊張をほぐすためのアイスブレイクやどんな理由でアルバイトをしたいのか、時には趣味や関心事など相手の思いや考えを深く知れるようできるだけ寄り添うことを意識しています。
正社員のみならず、アルバイトであっても電脳交通の仲間として楽しく働いてもらいたいですし、働いている会社のことを好きになってもらえるように面接や採用でも意識しています。
地元の経験から地域交通の課題に強い実感を抱く
ーーそんな小林さん自身は、どのような経緯や思いで電脳交通に入社されたのですか?
大学時代に自動車産業に関する研究をしており、そこから交通系のウェブメディアやモビリティ系のベンチャーでインターンをしていました。インターン先で近藤社長のインタビューをうかがう機会があり、その人柄や地域交通の課題解決に取り組むという考えに共感し入社したいと考えました。
出身が長野県で最寄り駅まで徒歩2時間、バスは2時間に一本ほどで通学は親の送迎に頼っていました。一方で母の実家である東京は交通の便がとても良く、交通における地域間のギャップや地域交通の課題を直に感じていたのも大きかったです。地方における地域交通、公共交通の課題を解決する事業に関わりたいと思っていたため、電脳交通のビジョンと私自身の課題感がマッチしていました。
ーー入社してからこれまでいくつかの部署を経験されています。 仕事を通じてどのような経験を積んだのか、今振り返るといかがですか?
入社時の営業企画はタクシー会社向けにセミナーを開催する仕事がメインで、新卒らしくがむしゃらにもがいていた印象しかありません(笑)。とにかく、新しいことをやろう、一生懸命やって早く価値を出さないと、と考えてばかりの日々でした。
その後、配車センターの運営企画に配属され配車コールセンター業務にも携わったことで、タクシーを日常的に使う人の様子やニーズなど、タクシーの現場で起きている現実やその課題感を深く知ることができ、とても貴重な経験となりました。
電脳交通で働くすべての人が働きやすい環境をつくる
ーー色々な部署の経験で得た会社や事業への理解が、現在のお仕事に活かされていると感じますか?
はい。私自身の経験や失敗が、新しく入るみなさんに対するフォローやサポートに活きていると感じます。例えば、配車センターのアルバイトでは、タクシーの配車を全く知らない方にとっては仕事内容がとても分かりづらかったり、パソコン2台を駆使してすごく難しいことをやっていると感じる人も多いので、未経験のアルバイトの方でも分かるように伝え方などに気を配っています。
配車センターは電脳交通の基盤事業です。そのため、正社員向けの入社研修の一環として基本的には配車研修も受けていただいています。もちろん、1回ですべてを理解することは難しいですが、自社の基盤事業がどのように動いているのかを理解することで、各部署に戻った後も実感を持って事業を推進できていると思います。
将来的にオンデマンドの乗合を実現するに当たっては、配車センターが重要な役割を担ってきます。電脳交通はデジタルの推進が注目されがちですが、配車センターにおける円滑なコミュニケーションを通じた人の手や頭で動かすことで活きる部分が重要です。
一方、まだまだ電脳交通はタクシー会社の配車システムを提供しているだけ、と思われがちです。システムができること、人が携わるべきものを正しく整理し、スムーズな配車やタクシー会社を支えることが、ひいてはタクシー業界全体の改革、その先にある地域交通の課題を解決するという大きなビジョンにつながっていることをもっと広く知っていただきたいですね。
そして、電脳交通にはこうしたビジョンをしっかり理解している人が働いています。働いている人みんなの中に共通している思いがあることも会社としての魅力です。
ーー会社全体の動きや事業の本質を理解しながら、研修や様々なサポートを通して働きやすい環境をつくっていると言えますね。
働きやすい環境づくりは常に意識しています。入社研修も、今後は各チームリーダーや部署の人と一緒に研修企画を立案して、会社・業界全体をもっと深く知れるプログラムにできないかを画策しています。また、入社時だけでなく、入社して2年目や3年目の年次別研修やリーダーや昇格予定者への階層別研修など、様々なタイミングやステージにあわせた研修も提供したいと考えています。
おかげさまで電脳交通には多くの仲間が集まってきています。同時に、昔からいる人と新しく入ってきた人では、価値観や会社の見え方も違ったりしてきます。ちょっとしたわだかまりや溝が次第に大きくなって取り返しのつかないことにならないように、部署間のつながりや理解を促進できるような仕掛けを考えていきたいです。
これは私の持論ですが、人間関係の問題は一番解決が難しいです。だからこそ、私や今いる部署は”会社全体が円滑に進むための緩衝材”のような役割なんだと思います。みんなが気持ち良く働けるような環境づくりを目指して日々頑張りたいです。
移動の苦痛のない社会に向けて、自分ができる役割を果たす
ーーそんな電脳交通にどのような人達が仲間になってもらいたいと思っていますか?
ビジョンに共感した上で、多様な人達に来てもらいたいですね。世の中には色んな考え、色んな価値観を持った人がいます。そうした多様な人達が電脳交通という共通したビジョンの上に集まることで新たな価値やアイデアが生まれてくると思います。
移動する、どこかに出かけるという行為はすべての人に欠かせない大切なものなのに、移動したくてもできないと感じる人は沢山いるという現実があります。すべての人が暮らしやすい社会であり続けるためにも、移動の機会を支える仕組みを電脳交通が提供していきたいです。
私自身、人事未経験で配属されてからは半年ほどなので、まだまだ学びの途中の身です。自分ができる役割を果たすだけでなく、色んな人達の力を合わせながらより良い組織にしていくこと、ひいてはそれが電脳交通のビジョンを形にできると信じています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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