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タノミノエッセイ集

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タノミノのエッセイ集。エッセイが一番人気なので、ぜひ。
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記事一覧

「名月をとってくれろと泣く子かな」

今夜は満月です。 皆さん外を眺めてみてください。 美しい満月があります。 「名月をとって…

須賀マサキ(まー)さんへのアンサー記事

先ほどこちらの記事を投稿したところ、須賀マサキさんから非常に面白いコメントを頂きました。…

具体表現という病

三島由紀夫は、安部公房の小説を読んで 「き〇がい小説だ」 と言いました。 これは何も、安…

「『しかし』を多用すると純文学っぽくなる」

純文学=分かりづらい こういうイメージがあります。 じゃあ分かりづらいものを書けば、純文…

「わがままを言うことの大切さ」

彼女の問題というのはつまり、自分の欲求を、他の誰かの欲求だと思い込んでしまうことである。…

「行動に善悪がある事の思考実験」

「行動することがすべてなのだ」とゲーテは言いました。 僕はそうは思いません。 行動には、…

「笑いのツボ」

渡部健さんが、六本木ヒルズの多目的トイレで売春婦と破廉恥なことをした。というのが報道されて数年経つ。 私はあのニュースを聞いた時、爆笑したものだった。目に涙を溜めてヒーヒー言いながら笑いに笑った。 その調子で他の人も笑っているかと思って、コメント欄やニュースを覗いてみたら みんながみんな、深刻な顔をしていたのだ。 私は不思議に思った。 「一体あのニュースにどんな深刻な内容があるというのか」 私が彼のニュースで笑ったのは多分 「いかに美人な嫁を持っていても、たまにはブ

「センスとはなにか」

センスとは、局地的な知識である センスの反対語は、教養である 教養とは、広範な知識である…

「ひろゆき氏とF爺さんの論争について。どうして両者の議論はかみ合わないのか」

少し昔のことになりますが、 フランスのサッカー選手が、日本人を揶揄する動画が、差別的だと…

現代小説は深刻すぎる。もっとふざけて小説を書くべき。と言う話。

どうも現代の小説というのは、深刻すぎるきらいがあると思われる。 これは多分、ドストエフス…

「炎上と表現の自由」

メンタリストのDaiGoさんが炎上している。 「ホームレスや生活保護受給者は要らない。僕にと…

「アマチュア文士たちにおくる」

「文章などいくら書いても無駄だ。だって人々は私の言葉を覚えていてはくれないから。私には影…

「狂信と中庸の間で」

第二次世界大戦は、疑う余地なく、ドイツ国民や日本国民の狂信によって引き起こされた。「ユダ…

「フランス語は美しいのか」

フランス語は本当に美しい言語なのか? フランス人は、フランス語は世界一美しい言語だと思っているようである。 私はそれを聞いて、失笑せずにはいられなかった。 あんな喉につっかえた言語のどこが美しいのか むしろ音声学上の美しさで言えば、フランス語は世界でも下の方だろう。 それにも関わらず、なぜフランス人は己の言語を鼻にかけるのだろうか。 それには明確な理由がある。 それは、フランス語がラテン語を継承している。という点だ。 ヨーロッパ人というのは、概してギリシャ人や