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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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2022年5月の記事一覧

スピリチュアルな私#3 5月の答え合わせ

たぶん、このテーマの記事は今回で打ち止めだと思います。 4月の月末に、”スピわた#2”を書きました(下のリンク参照)。 その中で、5種類の5月のタロットリーディング(占い? )の結果を書きました。 今日は2022年5月31日、5月の最後の日ですので、答え合わせをしてみます。 復習ですが、5月のリーディングの結果は以下の通りでした。 A.世界が変わる/人生が変わる (4/14~5/15) B.人生のターニングポイント/思いもよらない大きな変化 (4月後半からのひと月) C.力

ケサランパサランとナンジャモンジャ

ケサランパサランとは、見つけると幸せになると言われている不思議な生き物(?)です。実際には、生き物かどうかも不明ですし、その正体ははっきりわかっていません。元々は東北の一部の地域で代々受け継がれたものでしたが、その民間伝承が新聞記事になったのをきっかけにして、一大ブームとなりました。私がケサランパサランを知ったきっかけは、昭和のオカルトブームの頃にテレビ番組で取り上げられたことでした。 ケサランパサランの語源も不明で、梵語の”袈裟羅・婆裟羅”や、スペイン語の”ケセラセラ(Q

結婚式の思い出 バブルの後遺症

もう随分前の話で、バブル崩壊後の不景気な時代の話です。 とある銀行に勤めている後輩の結婚式に出席することになりました。その後輩とは特に親しくなかったのですが、私の上司の代理ということで数合わせで出席することになりました。 披露宴は後輩の出身地の有名なホテルで行われました。出席者も数多く、結構賑やかな披露宴でした。ハレの日の新たな門出でしたが、私はテレビや新聞で報道されているその銀行の噂が気になっていました。バブル崩壊後には有名な証券会社や銀行が倒産したりしたので、「ひょっ

乾杯三唱

これは、従兄弟の結婚式に参加した時のエピソードです。伯母さん(母の姉)の長男が結婚することになり、私の両親と私が招待されました。披露宴は、伯母さんと従兄弟の地元で行われました。母方の親戚一同が揃ったこともあり、披露宴の出席者は結構な数でした。 私の父は世話焼きで、親戚の中でも頼られる存在なので、結婚式ではよく乾杯の挨拶などを頼まれていましたが、今回の披露宴では叔母さん(母の妹)の旦那さんが乾杯の挨拶をすることになっていました。叔母旦那は、当時大学生の私が見ても、緊張している

俺の女子力

女子力とは女性らしさを表す言葉で、 女性らしい生き方を向上させたり、女性であるということを自身のアイデンティティーとし、それを示すために使う力を概念的にこう呼ぶ、と説明されていますが、明確な定義はありません。一般的には、女性らしい態度や容姿、女性ならではの感覚・能力を活かすことなどを指す言葉らしいです。初老のオッサンにはよく理解できない概念です。 この女子力は、”男子に都合の良い力”のようにも感じます。本当なのか真偽不明ですが、最近では就活や婚活などで”女子力向上”が有利に

不倫の倫理

 ”倫理”と聞くと、哲学的でとても難しいものと考えがちですが、倫理の漢字の意味を知れば、そのイメージは判り易くなります。”倫”とは、人の輪や仲間を表わす漢字で、”理”は、秩序やことわりを表わす漢字です。つまり、倫理は、”仲間の間での決まりごと”や”守るべき秩序”ということになります。要するに、”倫理とは社会生活を送る上での一般的な決まりごと”、と捉えることができるのです。  社会生活は、その人が住む文化圏によっても大きく違うので、その倫理観も文化圏が違えば全然異なります。日

追憶の彼方 父の日のプレゼント

 父の日は、父に感謝を表す日で、多くの国では6月の第3日曜日になっています。先週の日曜日が”父の日”でしたが、子供達から感謝の言葉もなく、もちろんプレゼントなどありません。自分も実父に何もしていないので、どっちもどっちですけど・・・。  父の日は、アメリカのドッド夫人が母の日にならって、父親に感謝するために白いバラを贈ったのが始まりだそうです。父の日のプレゼントは、子供が大きくなってからは全くもらっていませんが、子供が幼稚園の頃には、幼稚園の行事として”父の日プレゼント”を

5月の運動会

 先週の日曜日、近所の小学校で運動会が行なわれていました。私は田舎の出身なので、運動会は”秋の大運動会”というのが常識でしたが、都市部では中学校の受験なども考慮して、春に行なわれるところも多いようです。私が通っていた小学校は、昔から10月の第一日曜が運動会の日に決まっていました。雨で中止になった記憶がありませんので、私が通った6年間は晴天続きだったことになります。  運動会には良い思い出がありません。生まれつきの運動オンチで、徒競走(ランニング)では、いつもビリか、良くても

五月のスイカ

 我が家にとっては5月がスイカの季節です。もちろん、本格的なスイカの季節は夏ですが、我家にはその年の初物のスイカが、毎年5月のこの時期に贈られてきます。贈られてきた大玉のスイカ(2個)はいつもおいしく、”5月のスイカ”はこの時期の恒例になっています。このスイカは、私の数少ない友人から送られてきたものです。  その友人は、大学&大学院の時の同級生です。その同級生は優秀で、国内の証券会社から、アメリカの投資会社にヘッドハンティングされて、国内や海外でバリバリ働いていました。しか

私の床屋遍歴

 私はヘアスタイルは気にしない方なので、基本的には理髪店でカットしてもらいます。今回は、”遍歴シリーズ”の第三弾で、私の床屋の歴史をお話します。  小学生の頃は、実家の近所の理髪店に通っていました。ここの待合室には、私の好きな週刊マンガが置いてあったので、散髪は嫌でしたが、待ち時間のマンガは大好きでした。たしか、小学生の散髪代は当時200円でしたが、帰り際に”20円のお小遣い”をくれました。この20円は、お釣りではなくお小遣いなので、親に返却する義務がありませんでした。とて

鏡の中のワタシ

 鏡を見るたびに思います。「あ~、老けたな~」。鏡に映る私は、白髪が目立つ薄毛で、顔にはシミができ、さらには”ほうれい線”もバッチリです。精神的には”20代のつもり”でも、現実の姿とは大きなギャップがあります。理想(心の中の美化した自分)と現実(鏡に映る本当の自分)の乖離には本当に驚かされます。  老け始めて感じたことは、「父親に似て来たな」ということでした。高校生くらいの時までは、誰もが「お母さんに似てるね」と言っていましたが、最近鏡に映る姿は父親ソックリです。もっと言え

感情労働、肉体労働、頭脳労働

 少し流行遅れな私ですが、最近『感情労働』と言う言葉を知りました。これまで、肉体労働や頭脳労働は聞いたことがありましたが、感情労働は初めてでした。  感情労働とは、働くうえで”感情”と密接な関係がある働き方を指します。アメリカの社会学者であるアーリー・ラッセル・ホックシールドさんが、肉体労働や頭脳労働と並ぶ第三の概念として提唱した労働形態の新しい概念だそうです。この新しい概念は、彼女の著書『管理される心―感情が商品になるとき』のなかで、”肉体労働や頭脳労働とは異なる別の形態

心の中の不発弾

 最近、芸能人の自殺が頻発しています。自殺の原因は、本人にしかわかりませんので、ここでは言及しません。どんな人間も心が折れることはありますし、謂れのない誹謗中傷にさらされれば傷つきもします。幸い私は死のうと思ったことはありませんが、深く落ち込むことは何度もありました。  どんな人でもメンタルが崩壊することがあると思い知った、苦い経験が私にはありました。その知人は、明るく朗らかで、誰からも好かれる人物でした。しかし、何が原因なのか不明ですが、あるとき急に統合失調症になりました

目は口ほどにものを言う?

 昨今、感染対策のマスク姿は、室内でも屋外でも当り前になりました。通常は、鼻を隠すようにマスクをしているので、顔半分の目の部分しか見えません。この前、NHKの番組を見ていたら、どこかの小学校の校長先生が出ていました。マスク姿だと校長先生の年齢にしては若々しい印象だったのですが、給食を検食するためにマスクを外すと、年齢相応の印象に戻りました。  口の周辺には、ほうれい線がありますから、この部分だけでも印象が大きく変わります。このように、マスクは顔の大部分を覆ってしまうので、マ