孫子の兵法と関根勤さん
『孫子』は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家・孫武の作とされる兵法書です。古今東西の軍事理論書のうち、最も著名なものの一つで、紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃あたりに成立したと推定されています。
『孫子』以前は、戦争の勝敗は”天運に左右される”と考えられていました。命がかかっているのに、運任せというのはどうかと思いますが・・・。そこで孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為によることを知り、勝利を得るための指針を理論化して、書物で後世に残そうとし