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女子力じょしりょくとは女性らしさを表す言葉で、 女性らしい生き方を向上させたり、女性であるということを自身のアイデンティティーとし、それを示すために使う力を概念的にこう呼ぶ、と説明されていますが、明確な定義はありません。一般的には、女性らしい態度や容姿、女性ならではの感覚・能力を活かすことなどを指す言葉らしいです。初老のオッサンにはよく理解できない概念です。

この女子力は、”男子に都合の良い力”のようにも感じます。本当なのか真偽不明ですが、最近では就活や婚活などで”女子力向上”が有利になるという情報が出回っています。そのため、女子力向上のための書籍や女子力アップ講座などが人気だそうです。これらは、商売なので仕方がないことですが、教育の分野でも女子力はキーワードになっているみたいです。

女子力というキーワードは、近年の私立中学校から大学といった教育機関の入学案内でも見られるようになっていて、女子力を向上させる教育の実践などを標榜ひょうぼうしている所が数多く存在します。これには、ちょっと「ムムッ・・・!?」と思ってしまいます。『男女平等』や『機会均等』や『ジェンダーレス社会』が叫ばれている中で、時代に逆行していませんか?。教育も商売だと考えると、仕方がないことかもしれませんが・・・。

”女子力”という言葉に、抵抗感や嫌悪感を覚える女性も多いそうです。というのも、女子力というのは”男性にとって都合の良い女性像の押し付け”だと感じるからだそうです。女子力について調べていると、恐ろしい記事が見つかりました。それは、『女子が女子に言う「女子力たか~い!」というセリフは、ぶっちゃけ大半が嫌味です』というものです。特にSNSで見かけるものは90%以上(?)が嫌味・皮肉・お世辞のどれかだと言っても過言ではないそうです。その理由が凄くて、『女子は大抵、自分よりモテる女子のことが嫌いだから』だそうです。女子って本当に怖いです。

女子力の一部と考えられている能力として、料理片付けなどが挙げられますが、料理は男女問わずにできた方が良い能力です。独身なら体調管理のために簡単な料理ができた方が良いし、結婚していても夫婦のどちらかが病気や仕事で、どちらかが料理をせざるを得ないシチュエーションがやって来ます。私は、料理が得意ではありませんが、一通りのことはできます。

田舎の実家では、小さいことから果物ナイフや包丁を持たされていたので、リンゴの皮むきくらいは小学生の頃からできました。通常の生活では必要ありませんが、大根のカツラムキもできます。元々手先が器用だったので、レースや毛糸の鉤編みも少しだけなら出来ます。少し女子力アピールをした私ですが、全くできないものもあります。それが、”片付け”です。

こればかりは、未だにできません。小学生の頃は母から何度も「机の上を片付けなさい!」と叱られました。しかし、そのうちに諦めて、言わなくなってしまいました。今でも片付けは苦手です、というか全くできません。本が好きなので、色々なジャンルの本を買いますが、既読・未読を合わせて、私のベッドルームの至る所に、うず高く積まれています。自分でも断捨離は程遠いと、半ば諦めています。

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