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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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2021年12月の記事一覧

良いお年を!

 今年も今日一日になりました。別に今日で世界が終わるわけではないので通常の一日となんら変わりないのですが、2021年が終わるとなると、感慨もひとしおです。  今年一年、色々ありました。ブログに書いたことは最近の話題も少しだけありますが、多くは”時効が成立した”数十年前の私的な昔話です。このブログは文章の練習として始めたのですが、備忘録としての意味もあります。  ニュースを見ていると、今年の年末はオミク〇ン株の流行前の駆け込み帰省が多いように思えました。理由はどうあれ、久し

超私的な資産運用について

 はじめてお金の話をします。資産運用を語るほど、多くの資産を持っているわけではありませんが、老後に備えてちょっとだけ資産運用をしています。  一応、住むためのマンションは持っていますが、税金や管理費がかかるので、資産とは考えていません。持ち家だと追い出される心配が無いので、安心のために購入しました。ローンはかなり前に完済しました。  株を始めたのは2002年からなので、経験年数は間もなく20年になります。最初は簡単に考えていて、”自分が損するハズが無い”と根拠のない自信を

年賀状の呪縛

 この時期になると、いつも頭を悩ませるのが年賀状です。若い人たちからすれば、「いつまで紙に拘っているの?」と思われるでしょう。メールやLINEなどの様々なコミュニケーションツールがある現在に、いまだに紙の年賀葉書という古典的なコミュニケーションツールを使っている人たちを理解できないかもしれません。スマホが当たり前の世代には、『パピルスにヒエログリフ』を書いているくらいの違和感があるのかもしれません。  私も面倒くさい年賀状を快く思っていませんが、中々やめられません。これが『

帰省中の電車にて

 久しぶりに、電車で実家に帰省しました。今日は一般的には仕事納めの日で、週末ではないので電車は空いているだろうと思っていましたが、意外と乗客が乗っていました。これまでに、何度も帰省のために電車に乗りましたが、いくつか思い出深いエピソードがあります。今回はそのエピソードを紹介します。  大学生の夏休み、アルバイトが一区切りついたので、実家に帰省することにしました。そのアルバイトは、山奥での出張アルバイトだったので、そのアルバイト期間中、新聞やテレビはほとんど見ていませんでした

シンデレラの本名は?

 シンデレラ(Cinderella)は、ディズニーアニメにもなった有名な童話です。その主人公の名前は、シンデレラと思われがちですが、本当はエラ(Ella)です。実はCinderellaは、Cinder(灰)+Ella(人名)の合成語で、エラの蔑称になっています。昔の翻訳本では、『灰かぶり姫』あるいは『灰かぶり』などと翻訳されています。  シンデレラのあらすじは説明するまでもありませんが、エラは継母やその連れ子である姉たちに下女のようにこき使われていました。彼女はいつも掃除ば

お正月という行事

 クリスマスが終わったら、あわただしく大晦日やお正月がやって来ます。子供の頃は、プレゼントやお年玉がもらえるこの時期は、夢のような時間でしたが、お年玉をあげる側になった途端、状況は一変しました(笑)。  日本ではクリスマスの宗教的な意味が薄いのは、クリスチャンの割合が少ないので、何となく理解できます。しかし、毎年やってくる「お正月」の儀式としての意味を理解している人は、どれくらいいるのでしょうか?。  少し前ですが、小泉進次郎・環境大臣(当時)が「プラスチックの原料が石油

クリスマス感覚がズレている!?

 今日はクリスマスイブです。今朝、車に乗り込むとカーナビから「メリークリスマス!」と声を掛けられました。また、朝のニュースでも「メリークリスマス」の声を聴きました。しかし、クリスチャン(キリスト教信者)に「メリークリスマス」と挨拶すれば、「クリスマスは明日だよ」と返されるか、言葉に出さなくても”クリスマスは明日なのに・・・”と怪訝な顔をされます。  そうです。一般的な日本人とクリスチャンである日本人には、クリスマスの感覚が1日ズレています。日本でのクリスチャンの割合は1%程

ネタがありません⇒アンドロメダ病原体

  これまでに、462本の記事(小説を含む)を書いてきました。このペースで書けば、来年の2月あたりで500本に到達しますが、さすがにネタが無くなってきました。今日は、記事のネタに困ったので、「ブログのネタ探し」のことを書こうと思います。  このブログには決まったポリシーが無いので、興味があることを書き散らかしています。ブログを始めた頃は小説を書いていましたが、最近はもっぱら雑記エッセイです。最初の頃は書きたいことがたくさんあったので、題材には苦労しませんでした。しかし、50

週末ドリンカー

 仕事がある月~金は、晩酌はしません。お酒が嫌いなわけではありませんが、次の日のことを考えてお酒を控えています。飲むのはもっぱら、土日です。つまり週末限定のドリンカーです。週末には、酒に合うオカズを肴にして、妻と二人でのんびりとお酒を楽しんでいます。  酒量もそんなに多くありません。ビールなら350-500ml、ワインならグラス1-2杯です。夏場はビール(発泡酒)の場合が多いですが、最近はワインをよく飲んでいます。ワインといっても高級なものではなく、極々庶民的なメルシャンの

路線バスの思い出

 父はバスの運転手でした。その前はタクシーの運転手で、さらに前はトラックの運転手でした。麻雀なら三色揃い踏みです。父は運転手の仕事しか、したことがありません。一貫した運転手人生でした。  今朝、テレビをザッピングしていました。偶然、ローカルな路線バスの番組が放映されていて、昔の記憶が蘇りました。小学1年生の夏休みだったと思います。そのころ母は専業主婦だったので、いつもは家にいるのですが、急な用事で次の日に1日家を空けることになりました。小さな私を一人で留守番させるわけにもい

記憶から消えた『優勝』

 小学3年生の途中から6年生が終わるまで、町の剣道場で剣道を習っていました。珠算や書道など、母親から強制された習い事は結構ありましたが、自分からやりたいと言ったのは、この剣道だけでした。どうして剣道を習いたかったのかは、今になっては思い出せません。  走るのは遅いし、運動は苦手ですしたが、剣道だけは何故か長続きしました。稽古は週二回、警察署の剣道場を使わせてもらい、元教師のお爺ちゃん先生がボランティアで教えてくれました。同級生は何人かいましたが、気付けばみんな辞めて行って、

同じ本が二冊ある理由

 紙の本が好きで、ついつい買ってしまいます。中には、同じ本が2冊ある場合があります。勿体ないと思われるかもしれませんが、私なりの理由がありました。  仕事で使う本を手元に置いておきたい場合、職場に1冊、自宅に1冊という場合もありました。その本が必要なら、その都度、家に持って帰ればいいじゃないかとお叱りを受けそうですが、持って帰るのが面倒くさいのと、直ぐ近くに置いておきたいので、迷わず二冊買ってしまいました。  また、最初は1冊だったのに、書き込み過ぎと読み込み過ぎでボロボ

『宴会』という文化

 コ〇ナの影響もあって、大人数での忘年会や新年会は、今回も自粛ムードのようです。私は大人数の立食パーティーみたいなのは苦手ですが、宴会は割と好きです。パーティーが苦手なのは知らない人が多いためで、知り合いばかりの宴会はそれほど苦手ではありません。宴会が苦手でないもう一つの理由は、「子供の頃から慣れている」せいです。  私が住んでいた田舎では、今のように好きな居酒屋や料理屋が選べるほど、多くの店があるわけではありませんでした。ましてや、まだまだ日本中が貧乏だったので、宴会は(

私の読書遍歴

 今でこそ、本は結構読みますが、かつては本をほとんど読まない読書暗黒時代がありました。今回は私の読書遍歴を話します。  小学生になって字が少しづつ読めるようになりましたが、特に読書には興味はありませんでした。しかし図鑑は好きで、動物図鑑や植物図鑑を眺めては、悦に入っていました。小学2年生のある日の日曜日、通っている小学校に遊びに行った帰り、講堂で何やら楽しそうな催しが開かれているのに気付きました。何やってるんだろうと不思議に思いましたが、外から覗いても何だかさっぱりわかりま