軽音部のライブに刺激を受けた話

お久しぶりです。でんごろうです。
最近、大学生活が忙しくて、2ヶ月間更新出来ませんでした。
数回に渡って投稿するつもりだった東京観光の記事も全く更新できておらず、僕は2ヶ月間、東京駅に取り残されています。近いうちに、僕を山手線に乗せてあげたいと思います。



今回は、僕が忙しかった要因のひとつでもある、軽音楽部の話について書こうと思います。入部してから夏休みに入るまでの4ヶ月間について書こうと思います。

以前、厨房爆裂なタイトルで投稿した記事では、僕が軽音部に入部した所まで書きました。
今回は、その続きです!
(冒頭から自身の記事を添付して申し訳ないが、読んで欲しいという承認欲求に負けた人間の痕跡だと思って下さい🙇)




4月中旬 部室へ!

休み明けの月曜昼休み。
僕の乗っていたバスが大学に着いた。その時の僕の胸には、初めて部室に行く事への緊張でいっぱいだった。そんな緊張を和らげる為、唯一ベースで弾ける『ワタリドリ』を再生し、「自分は最強のベーシストだ!堂々としてろ!」と無理しかない設定を自身に押し付けていた。そんなマインドコントロールが効く訳もなく、僕の緊張が治まる事はない。

僕は、同じ高校だった・軽音部に入りたいという共通点を持つ2人とピロティで合流した。関係性はほぼない。
一人は、高校時代の友達の友達。高校時代は合唱部でバスパートを担当していた。ギター志望。(以下A)
もう一人は、高3の頃、自分が一瞬だけ組んだバンドのキーボード担当。高校時代は、器楽部でキーボードを弾いていた。ギター志望。(以下B)
高校時代に音楽経験のある二人と部室に向かう事にも緊張しながら、軽音部の部室であるプレハブへと向かう。

半年以上も前という事もあり、これ以降の記憶が曖昧なのは御了承ください。あと、だいぶ割愛します。

緊張でプレハブ前をうろうろしていた3人は、先輩に招かれ、部室に入る事になった。

部室には、ギター、ベース、ドラムなど揃っていた。楽器以外にも、ソファー、パソコン、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫などが揃っており、生活を営めそうな空間だった。部室に寝泊まりする人も居るらしい。
そこの場には、2~3人の先輩とギターを弾く1年生がいた。たぶん自己紹介をした。同高校の3人は、緊張でぎこちなかったと思う。先輩の一人は、同じ高校出身だった。先輩達はとてつもなく優しかった。

4月末 定期ライブ

食堂横のスペースで軽音部の定期ライブが開催された。出演したのは2組。
2年生バンドと3・4年生バンド。

とにかく凄かった。2年生バンドの温かい音楽と3・4年生バンドの熱のある音楽に圧巻された。
2組のバンドが演奏し終えると、3・4年生バンドのボーカルが、まだ時間が残っていると発言。部員が集まり、もう1曲やる事が急遽決まった。2・3・4年生が集結した。
急遽、編成したバンドが披露した曲は、Vaundyの『CHAINSAW BLOOD』だった。3月のライブで一度だけ組んだバンドが復活したらしい。とにかく最高に盛り上がった。https://youtu.be/FL1QjjkZVm4?si=InlQhWwaWLDbv4Sw

こんなカッコ良い人たちと活動が出来る事が嬉しかった。それと同時に、目の前にいる先輩たちは、卒業するまでのタイムリミットが自分よりも早いと思ってしまった。

時間は有限なんだ…。限られた時間を軽音部に費やしたいと心に決めた。

6月 バンド結成

4月中旬に僕と一緒に部室に行ったBに人間関係に問題が生じた。部員から嫌われた。全員という訳では無いが、大体の人に嫌われている。その現場に、僕が居合わせた訳ではないが、彼自身の原動で、この様な結果になった。本人も非を認めている。彼は、部室に居づらくなった。

本人に非がある事があるのは確かだが、友人として彼の闇堕ちした姿は見るに堪えなかった。僕は、彼から重い相談ばかりされていた。打開策として、僕は、学園祭でライブに出る事を目標に彼とバンドを組むことにした。当時の僕は、ライブが成功すれば気も変わるんじゃないかと思った。重い相談から逃れたかった。部員から嫌われたそもそもの原因は、彼の人間性だから、根本的な問題の解決に繋がらないんだと、この記事を書いていて気が付いた。僕は、この問題から目を背けたかった。

6月末 エンジン全開の新歓

新歓なる物が開催されるらしい。オフィシャルで、先輩と交流できる貴重な機会。LINEに新歓に出席するか否かのアンケートが執り行われた。同高校3人衆は、送られたと同時に『行く』に投票した。僕らは最速でアンケートに答えた様だった。余りにも早すぎて恥ずかしかった。

投票から2週間後、Bが人間関係でギクシャクしてる事を知る。この話は、Aと共有し、新歓でBがお酒に手を伸ばしたり、暴れたら取り押さえようと結託した。

当日、新歓が開かれる居酒屋の駐車場にBの車でAと10分前から待機していた。僕は、新歓という未知の交流会に緊張していた。どんなテンションで臨めば良いのか分からなかった。
時間になり、入店すると店員さんに案内され、個室に入った。そこには、先輩が1人いた。先輩の正面に3人で座った。先輩が話を回したり、盛り上げてくれて気が付くと、僕らの緊張はほぐれた。

その後、部員がぞろぞろと個室に入っていく。お酒を飲む人、飲まない人で分けられた。移動し、僕とAが着席したのは4人席だった。Bは、先輩3人と同席になった。
僕とAの目の前には、ほぼ面識のない高校の同級生(キーボード担当)。そして、部室でギターを弾いていた1年生だった。関係値はほぼ無く、盛り上げなきゃと思い、僕はテンションを飛ばした。僕は、周りから飲酒を疑われるほどフルスロットルだったそうだ。
何やかんや騒いだ後、そばをすすりながら、クールダウンして自身のテンションを改め直した。周りからは、面白かったとフォローしてくれて、ぎこちない笑顔を返したと思う。

冷静に思い返すと、あの席に座った1年は、全員異常な盛り上がり方をしていた。おかしかったのは、自分だけじゃなかった。テンションを飛ばした自分を、今になって肯定することが出来た。
何故か分からないが、腕相撲をする流れになった。他の席にいる先輩や1年生を巻き込む事になった。終電で一人揺れる僕は、余韻を楽しんでいた。

休み明け、僕は部室で、謙虚にベースを弾き始める。

7月 1年生バンド

僕は、入部以来、空きコマは部室で過ごしている。先輩に「ライブ出ないの?」と聞かれる事も多かった。この時の僕は、Bと組んだバンドを10月の学園祭に向けて、セトリやメンバー構成を考えていた。僕は、先輩とライブに出る1年生の姿を見て「楽器上手くてスゴいな~」と他人事で見ていた。勿論出たい気持ちはあるが、自分にはまだ早いと思っていた。

ある日、部室で4年生と1年生(以下C)の遊戯王を観戦していた。そのCとは、お笑い・坂道オタクという共通の趣味を持っていた。そこへ、見慣れない人が入ってきた。彼女は、ベースを弾き始めた(以下D)。同じベーシストがまだ居るんだ~と妙な感動をしていた。ベースを弾き終え、自分以外の3人の会話を聞いていた。Dは自分に名前を聞いてきた。答えると、驚いたリアクションをされた。同じ1年生のベーシストという事で、名前を聞いていたらしい。1年生に自分以外にもベーシストがいる事実に感動した(1年ベーシストは合計3人いた)。話していると、Dは大学でベースを始めた上に、7月ライブに1年生バンドとして出るらしい。入部3ヶ月で、バンド組んで、ライブに出る。事の早さに度肝を抜かれた。

ライブ前日、部室でDのバンドの合わせ練習が行われた。披露する曲は、Vaundyの『踊り子』だった。合わせを見学して、僕は鳥肌が立った。上手すぎる。部室で練習してる姿を見ていて、その分感動が加味されているかもしれないが、にしても上手すぎる!大学から音楽を始めたメンバーも居る中でクオリティが高い。部室に行くとずっと練習していた努力の成果だったんだと思った。

その日の感動を、Dにプレッシャーを与えかねない程の分量でメッセージを送った。“泣かせに来てる”とツッコまれた。

ライブ当日、1年生バンドは、トップバッターだった。Dのぎこちのない緊張を隠し切れないMCに初々しさを感じながら、『踊り子』の演奏が始まった。今日も圧倒された。本人はミスったと言うが気付かない程のクオリティだった。今まで、どこか他人事として見ていたライブ。同じ部室で練習を見ていた1年生が目の前で演奏していた。その内、ギターとキーボードが、新歓で僕とAの目の前に座っていた2人だった。この時、僕は刺激を受けて、自分も頑張らなきゃいけない。そして、ライブに出たい気持ちが強くなった。

前期ふりかえり

今の自分が軽音部に居れる理由は、周りの存在が大きい。先輩のライブに圧倒された。自分も先輩みたいに最高にカッコ良いライブをしたいと心に刻んだ。そして、今回の1年生バンドに刺激を受けた。身近に居た1年生が目の前で演奏している光景は、不思議だったが、様になっていた。

前期の殆どは、ほぼ軽音の部室に居た気がする。自分にとって居場所のような感覚があった。色んな人と関われて、アンプを使ってベースを練習できる。たまに、他の楽器も触れる。嫌な事も忘れられる唯一無二の空間だ。
大学生活という限られた時間を軽音部に費やしたい。

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