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【中途入社エントリ#2】ディズニーから人材紹介、そしてDeNAへ「反対側」を意識してきた顧客理解のキャリア

こんにちは。DeNAのモリシーです。

今日はDeNAのマーケティング部門へ新たに加わってくれた、中途入社のメンバー紹介記事の第二弾になります。

本日紹介する山本さんはベテランのマーケティングリサーチャーです。
テーマパークから人材紹介、そしてDeNAに…という異色の経歴をお持ちですが、なぜDeNAを選んだのか、DeNAで何を成し遂げたいと思っているのか。
DeNA、マーケティングだけでなく、キャリアについて興味をお持ちの方もぜひ最後までお付き合いください。


山本 寛
ソリューション事業本部ストラテジックマーケティング統括部
マーケティング部コンシューマーインサイトグループ

①「反対側」の業種を経験して人間理解を深める

モリシー「初めまして、モリシーです!本日はよろしくお願いします。」
 
山本「初めまして、山本と申します。こちらこそよろしくお願いいたします。」
 
モリシー「いきなりですけど、山本さんはディズニーランドで働いていたんですよね。ディズニーランドのマーケティングとか、めちゃめちゃ興味あります!」
 
山本「はい、私は新卒でディズニーランドを運営しているオリエンタルランドに入社しました。そこでは営業部門や商品部門などいろいろな職種で働いていて…やたらと異動が多くて人事部の方にも『また山本さんですか?』とか言われていたらしいですが(笑)、最後にマーケティングリサーチの部門に異動になりました。これがいまの私のキャリアの始まりですね。」
 
モリシー「営業や商品の話もめちゃめちゃ気になりますが、マーケティングのnoteなのでマーケティングリサーチ部門でのお話を聞かせてください。どんなことをされていたのですか?」
 
山本「そこでは来園者調査や満足度調査といったベーシックな定量調査をはじめ、インタビュー調査なども積極的に行っていました。途中からはさらに施設の利用者数や待ち時間・待ち人数などキャパシティ関連の調査も手がけていましたね。
加えてマクロ経済分析なども担当したことがありますが…オリエンタルランドで調査と名の付くものは、だいたいやった気がします。キャラクターなど特定のテーマに関する調査にも積極的に取り組んでいました。」
 
山本「最終的にはそれらを総合して、テーマパークの開発計画のベースとなるレポートを作成していました。これは私が考案したのではなく、尊敬する先輩が始めたもので、それを引き継いだ形ですね。」
 
モリシー「はー、すごいですね!ではいま、オリエンタルランドから発表されている開発計画にも…」
 
山本「はい、関与したところはありますよ。さすがに転職してからずいぶん経つので、もう僅かですけどね。」
 
モリシー「転職といえば山本さんは次に人材紹介会社に転職されたのですよね。テーマパークから人材紹介に行くって不思議なのですが、どうしてそうされたのですか?そもそもオリエンタルランドみたいな大企業からの転職は、相当なきっかけがないと出来ないと思うのですが…」
 
山本「転職のきっかけは、なんだか『やり切った』感があったからですね。過去にやった調査の二回目、三回目といった種類のものが増えていましたし、先行きを見据えて仕込んだ調査がちゃんと機能するようになり、未知の領域にワクワクするような感覚がだんだん無くなっていったのですよね。」
 
山本「人材紹介会社のパーソルキャリアを選んだ理由はいくつかありますが、それまで『娯楽』という側面から人を見ていたので、その反対側から見てみたくなっていた、というのが大きいです。」
 
モリシー「それで人材紹介会社なのですね。確かに転職サービスは『労働』に関する業種で、『娯楽』とは反対側と言えるかもしれません。」
 
山本「はい、職種としてはありがたいことにマーケティングリサーチャーを専門職として続けられることになっていました。この仕事のベースにあるのは顧客理解、人間理解です。だから転職はそれまでとは異なる、ある意味での『反対側』から顧客理解、人間理解にチャレンジしたことになります。」
 
モリシー「パーソルキャリアではどんなことをされていたのですか?」
 
山本「人材紹介は求人企業(法人)と求職者(個人)の双方が顧客であるリボンモデルのビジネスです。私は両方の調査をしていましたが、どちらかというと求職者メインになっていました。求職者のインサイトを見出し、それをコミュニケーションやブランディングに活かしてもらう役割ですね。」
 
山本「転職領域以外にも新卒領域や副業領域などの調査も手がけていましたが、最終的には事業間シナジーを最大化するための戦略のベースとなるようなレポートをあげていました。」
 
モリシー「オリエンタルランドでもパーソルキャリアでも、事業全体の方向性を示唆するようなお仕事をなさっていたのですね。」
 
山本「マーケティングリサーチは顧客を理解して事業とつなぎ、意思決定の精度を上げるための手法です。それは戦略から施策まで様々な規模感がありますが、いろいろな事業や部門で顧客理解・事業理解を進めると、そのうちに会社全体の横串をさせる『急所』が見えてくる感覚があるのですよね。とてもやりがいを感じる瞬間です。」
    
 

②すごく自分を理解してくれようとしてくれた採用活動

 
モリシー「パーソルキャリアでもそのやりがいを感じていらっしゃったと思うのですが、なぜDeNAに転職されたのですか?」
 
山本「オリエンタルランドから転職したときと同じように『やり切った』感があったのですよね。それで新しいチャレンジをしたくなりました。」
 
山本「テーマパークから人材紹介の主に転職領域へ転職しましたが、これは先ほどお伝えした通り『娯楽』から『労働』へ、それまで立っていた場所の『反対側』から人間を見て理解したかったからですが、テーマパークも転職も、ある意味では『非日常』という点で共通しているのですよね。」
 
山本「そこで今度は『日常』に重点を置く商品やサービスに興味を持ち、その領域でチャレンジしたいと思っていました。『非日常』の反対側としての『日常』ですね。」
 
モリシー「その中で、なぜDeNAを選ばれたのですか?」
 
山本「DeNAの印象はゲームを中心としたエンターテイメント関連事業を取り扱う企業といったもので、テーマパークでの経験が活かせるかもと思いました。また、先ほど述べた通り、日常/非日常という軸ではテーマパークと対になるなと。自分のキャリアと好奇心がちょうどバランスするように思えたので、DeNAへの転職を希望しました。」
 
山本「私は今年48歳になりますが、やはりこれぐらいの年齢になるとなかなか転職も厳しくなります。そんな中、今の上司で私の最初の面接を担当された高井さんは、私が副業がてら作成していたマーケティングリサーチ関連のアウトプットをわざわざ探して見てくださっていた。これは提出した職務経歴書には書いていなかったことです。面接の時に非常に驚き、そして嬉しかったです。」
 
モリシー「副業もされているのですか!」
 
山本「はい、マーケティングリサーチのコンサルタントや、講師のようなこともしています。これはDeNAに入社後も続けさせていただいています。また、それまでのキャリアをベースに作成したnoteや動画を作成していまして、無料で公開しています。」
 
山本「面接での私の評価はそのアウトプット込みだったわけですが、それで『DeNAという会社は、求職者についてステレオタイプな判断をするのではなく、労を厭わずに深く知ろうとしてくれる会社なんだ』という印象を強く持ちました。本当に入れて良かったと思っています。」
 

③顧客理解の実践を支える心理的安全性ある職場

モリシー「実際に入社された後は、どのようなお仕事をされているのですか?」
 
山本「私が所属するコンシューマーインサイトグループは全社横串のマーケティング組織のひとつですが、現在はライブストリーミング事業にほぼ集中しています。大きなウエイトを占めるのはPocochaですね。」
 
ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」オフィシャルウェブサイト

 モリシー「山本さんは、入社される前にPocochaやライブ配信サービスを使ったことがありますか?」
 
山本「まったく使ったことがありませんでした。ライブ配信やライバーという存在はなんとなく認知していたのですが、自分とは全然縁のない世界だと思っていました。」
 
モリシー「知らないものの調査って大変じゃないですか?」
 
山本「知らないものの調査はできないので、入社当時はとにかくサービスや顧客について知らなければと思いました。Pococha事業に携わっている方々からお話を伺うのはもちろん、自分でアプリの画面遷移図のようなものを作ったり、リスナーとしていろいろな方の配信を見に行ったりしていました。リスナーとしてのPococha利用は今でも続けていますよ。」
 
山本「そんな中でPocochaをより多くの方に楽しんでいただくための仮説が少しずつ見えてきた面があり、任せていただいた調査にそれを少しずつ反映させていっているところです。」
 
モリシー「課金も…」
 
山本「していますよ。やっぱり、実際にユーザーとして使ってみることで理解できることはたくさんありますからね。」
 
山本「日本を代表するマーケター、「刀」の森岡毅さんも、ゲームの高課金ユーザーを理解するためにポケットマネーで数百万円つぎ込んだり、ネスタリゾート神戸のマーケティングを引き受けられた際、山の魅力を理解するために猟銃免許をとって猟師の方々に同行されたりしたそうです。」
 
※参考:ダイヤモンド・オンライン

モリシー「ひえええ…」
 
山本「そうして得た消費者としての仮説に基づき、いろいろな調査を通じて顧客インサイトを見出していっています。」
 
山本「そこでは前職、前々職や副業で培った思考様式やメソッドをいろいろ活用しましたが、そんな私を仲間として受容したうえで議論に乗ってくださったPococha事業部やマーケのメンバーには感謝してもしきれないです。心理的安全性に富んだ職場という印象も強く、熱量の高いメンバーと本当に楽しく仕事をさせてもらっています。」
 
モリシー「ありがとうございます!そう言ってもらえるとDeNAの人間としてもとてもうれしいです。」
 
山本「恩返しの意味も込めて、Pococha事業のさらなる成功に貢献したいと思っています。」



④異なる事業や部門に横串を刺し「急所」を見抜く

 
モリシー「それでは最後に、これからどうされたいかを教えていただけますか?」
 
山本「いまお伝えしたようにPococha事業に取り組むことは大前提ですが、せっかくマーケティングの横串部門にいることでもありますし、エンターテイメントやヘルスケアなど、できれば様々な事業のマーケティングに関わりたいと思っています。いろいろな顧客理解に取り組んでみたいですね。」
 
山本「そのうえで前職、前々職でやってきたように、DeNAの様々な事業に横串を刺せる『急所』、事業間シナジーを得るための鍵を見つけたいと思っています。私なりに「デライト」を再発見したものになる気がいたします。」
 
山本「そのようなキャリアと並行し、世の中に顧客理解を浸透させていく活動をしていきたいですね。」
 
モリシー「ぜひ頑張ってください!」
 
山本「ありがとうございます。」
 
 
インタビューは以上になります。
 
山本さんのお話からは顧客や事業に対する強い好奇心を感じました。それが、一方向だけでなくあえて別の方向から見てみるという行動に繋がり、違う事業や新しい活動チャレンジに結びついていると思います。
まさに「挑戦と変化を楽しめる人」である山本さんにはこれからもぜひ活躍して欲しいと思います!
 
次回のDeNAマーケ入社エントリ第三弾をお楽しみに!
 
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