📚デザイン大解剖！ DeNAに所属するデザイナーのスキルを分類してみた。

みなさん、こんにちは🙋‍♀️
DeNAデザイン本部です。

DeNAに入社し日々デザインと向き合う中で、ふと「事業会社で活躍するデザイナーのスキルって、どんな種類に分けられるんだろう.....？」と考えることが多くなりました。みなさんは自身のスキル、デザイナーとしての特徴について説明できますか？

DeNA デザイン本部に所属するメンバーも本当に様々なスキルを持ち、複数のスキルを掛け合わせて業務を行っているので、一括りにして説明することは難しそうです。ですが今回は可能な限り分類し、メンバーがどんなスキルを発揮して社内で活躍しているのかを皆さんにご紹介したいと思います！

みなさんのキャリアの参考になれば嬉しいです：）

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マネジメントスキル

■ 求められる能力
・コミュニケーションを通した調整力
・チームマネジメント力（チームの課題を見つけ解決へ導く）
・ピープルマネジメント力（メンバーのコンディションを見極め成長をサポートする）
・決断と実行力

■ どのような役割に必要？
状況を俯瞰し組織を作る役割に必要です。
マネジメントスキルでは、メンバーが最も活躍できる環境を整備し、事業やチーム / メンバーのコンディションを見極め、各フェーズや役割に合ったメンバーをアサインする判断と調整が求められます。

■ DeNAでは？
マネジメントスキルを活かしつつ、自身も手を動かすプレイングマネージャーが多いです。
マネジメント30%：プレイヤー70%の割合で働いているマネージャーが多く、自身も手を動かし事業に貢献したい！という強い意欲があります。

UXデザインスキル

■ 求められる能力
・ユーザーリサーチ力
・モデレーション力
・ユーザー分析力
・プロトタイピングを活かした推進力

■ どのような役割に必要？
サービスの上流設計から関わり、サービス全体の体験設計をする役割に必要です。
UXデザインスキルでは、事業やサービスの戦略を実現する方法を考え、サービスとユーザーの関係性を正しく理解し、提供すべきユーザー体験の設計が求められます。

■ DeNAでは？
エクスペリエンス戦略室という部署があり、そこにリサーチとプロトタイピングを専門としたデザイナーが複数名所属してます。
横断組織として新規事業における0→1のアイディエーションフェーズからプロジェクトに関わり、ビジネスメンバーと共に初期のアイデア検討とプロトタイピング検証を行います。
1→10フェーズにおいては、ユーザーリサーチとアクセスログの分析からUX改善のために仮説を洗い出し、施策の立案を行います。

UIデザインスキル （0→1→10フェーズ）

■ 求められる能力
・ユーザー目線での思考力
・10-100フェーズまでを見越した設計と実行力
・プロダクトレベルでのアウトプット力

■ どのような役割に必要？
サービスのリリースから安定運用まで、サービス立ち上げ初期の役割に必要です。
UIデザインスキル（0→1→10フェーズ）では、細かく改善して物事を進めていくことが重要であることを理解し、プロダクトの企画、設計から、その後の改善までを見越したアウトプットが求められます。

■ DeNAでは？
新規サービスの立ち上げは基本的に少人数のチームで行うことが多く、関わるデザイナーは一人に絞られる場合が多いです。（ビジネス、デザイナー、エンジニア各一人など）
そのため、サービス立ち上げ初期にはブランド設計をはじめ、サービスのUX/UIデザイン業務以外に、マーケティング用のWebサイトやメイングラフィックなどのクリエイティブを包括的に担当することもあります。
一人のデザイナーが幅広い業務を担う難しさはありますが、サービスの世界観を0から作り社会へ届ける楽しさや、やりがいを感じます。

UIデザインスキル（10→100フェーズ）

■ 求められる能力
・ユーザー目線での思考力
・効率的な開発のワークフロー設計と実行力
・安定した高いクオリティでのアウトプット力

■ どのような役割に必要？
サービスのグロースに合わせ、安定した高いクオリティでの新規機能開発や改善をする役割に必要です。
UIデザインスキル（10→100フェーズ）では、ガイドラインを作成し、ワークフローを整え、ゴールに対して最適な新規機能開発や改善が求められます。
また、一定の利益が出ているサービスでは、一つの施策が事業に大きなインパクトを与えるので、より事業やサービスの全体戦略を理解したうえでのアウトプットが必要です。

■ DeNAでは？
サービスをグロースさせるフェーズになると、一人のデザイナーが全てのデザインを担当することが難しくなるため、複数のデザイナーが同時にサービスへ関わります。
その際に、複数のデザイナー間でクオリティを担保できる仕組みの整備や、サービスがグロースするフェーズにおけるインパクトを考慮したうえで、最適な価値を提供することが求められます。
0→1→10フェーズとは異なる、ユーザー数が多いサービスならではの楽しさや、やりがいを感じます。

クリエイティブディレクションスキル

■ 求められる能力
・幅広いクリエイティブの知識と技術力
・企画や戦略、KPIの立案力
・コミュニケーションを通した調整力
・チームマネジメント力（チームの課題を見つけ解決へ導く）

■ どのような役割に必要？
各クリエイティブを包括的にディレクションする役割に必要です。
クリエイティブディレクションスキルでは、幅広い分野におけるクリエィティブの知識を持ち、サービスやプロジェクトの戦略を理解したうえで、自らが中心となり制作を進めることを求められます。

■ DeNAでは？
多くのサービスやプロジェクトは、クリエイティブを単体で制作しても成立しません。Webサイト、映像、広告、イベント演出など、様々なクリエイティブのディレクションを包括的に行い、コンセプトや世界観を立案、社会へ届ける必要があります。
複数のクリエイティブを同時に制作進行するにあたって、実務での経験や知識が重要になり、チームを率いるためには高いコミュニケーション能力と調整力が求められます。

アートディレクションスキル（サービス）

■ 求められる能力
・事業やサービス、プロジェクトの理解力
・ブランディングの知識と技術力
・ブランディングを活かした推進力
・高いクオリティでのアウトプット力

■ どのような役割に必要？
事業やサービスでは長い時間をかけブランドを構築する必要があるため、戦略に沿った長期的な目線でブランドを確立する役割に必要です。
アートディレクションスキル（サービス）では、一貫して高いクオリティのクリエイティブを担保することが求められます。

■ DeNAでは？
事業やサービスを運用する中で長期的なブランディングを見越し、感覚で作ることが多いデザインをガイドライン化しクオリティを安定させ、外部制作会社の協力も得ながら思い描いている世界観のクリエイティブを制作します。
また、長期的に事業やサービスを運用する中で「リブランディング」を経験することもあります。0からのブランディングとは異なる視点での考慮が必要になります。

アートディレクションスキル （マーケティング）

■ 求められる能力
・事業やサービス、プロジェクトの理解力
・マーケティングの知識と技術力
・マーケティングを活かした推進力
・高いクオリティでのアウトプット力

■ 求められるスキル
ブランドコンセプトに沿った、事業やサービス全体のブランディング / マーケティングを行う役割に必要です。
アートディレクションスキル （マーケティング）では、認知を拡大するためにWebサイト、映像、広告、イベント演出など必要なものを柔軟に制作することが求められます。

■ DeNAでは？
デザイン本部にはマーケティングデザイン部があります。
ここでは各事業やサービスの戦略を元に、認知を拡大するためのWebサイト、映像、広告、イベント演出などを制作し、事業やサービスの成長に貢献しています。
また、思い描いている世界観を言語化してコンセプトの立案、サービスやプロジェクト全体のブランディングも行います。

グラフィックデザインスキル

■ 求められる能力
・事業やサービス、プロジェクトの理解力
・幅広い表現力
・高いクオリティでのアウトプット力

■ どのような役割に必要？
戦略に沿ったクリエイティブを作成し、サービスやプロジェクトのブランディング / マーケティングを行う役割に必要です。
グラフィックデザインスキルでは、様々な表現を活かしてクオリティが高いグラフィックでのアウトプットが求められます。

■ DeNAでは？
他部署の社員からも信頼されるセンスと技術を持った、プロフェッショナルなメンバーが多いです。
DeNAデザイン本部のメンバーはグラフィックデザインのスキルを他のスキルと掛け合わせている場合が多く、ただ綺麗なグラフィックを作ることがゴールではなく事業やサービス、プロジェクトの戦略を理解し様々なグラフィックの表現力が求められます。

etc.

などなど、DeNA デザイン本部のメンバーはその他にも様々なスキルを持っています。

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スキル別にご紹介しましたが、いかがでしょうか？

今回ご紹介できなかったスキルもあるのですが、基本的にDeNA デザイン本部のメンバーはスキルを掛け合わせて活躍しています。

例①：UXデザインスキル × UIデザインスキル × アートディレクションスキル
例②：クリエイティブディレクションスキル × アートディレクションスキル × グラフィックデザインスキル

また、DeNA デザイン本部は横断組織のため、アサインされるプロジェクトによっても異なる立ち振舞いが求められます。

IT事業会社のサービスデザインはまだまだ新しい分野になり、今後も時代の流れに合わせ変化します。我々も柔軟に働き方や知識を身につけ、時代に合い社会に求められる価値を提供できるデザイナーになるよう意識したいと考えています。
　

Illustration：Minori Yokoyama
（イラストはDeNAを宇宙船に例え、宇宙船で働いてるメンバーが各スキルを発揮している様子を表現しました^^)

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DeNAでは、一緒に働くメンバーを募集しています。

他にも様々なスキルを持ったデザイナーがいるので、気軽にお話ししてご自身のキャリアの参考にしませんか？

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DeNA デザイン本部では、DeNAで活躍するクリエイターの活動を、さまざまなメディアを通してお届けしています。興味のある方はぜひフォローしていただけると嬉しいです。

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