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ファーストキャリアはクライアントワークを選ぶべきかも

クライアントワークとは、クライアントの依頼になんらかの形で応える形態の仕事だ。

コンサルや制作会社、広告代理店などがこれに当てはまるかなと思う。

ちなみに対義語は自社事業で、僕はこちらの仕事をずっとしている。

しかし、クライアントワークをしている方達と一緒に仕事をする中で、最初のキャリアはクライアントワークを選ぶべきかなと思うようになった。


その理由は2つ

①どこでも通用する力が身につくから

事業会社の仕事は、どうしてもその業界特有、さらに言えば社内特有のものが少なくない。

なので、せっかく身につけたスキルが、他の業界や他の会社では使い物にならないということがある。


一方でクライアントワークを行う企業では、多様な業界を相手に仕事をする。

そして、どの業界でも通用するスキルを武器にして仕事をする。

この経験があるだけで、後のキャリアをかなり描きやすくなる。


というわけで、クライアントワークを選ぶことはかなり合理的な選択なのだ。

仮に僕が今就活期に戻れるなら、間違いなくクライアントワークを選ぶ。


②だんだんとクライアントワークをしたくなくなるから

①はわりとよく言われていることだったが、②は僕独自の意見だ。

クライアントワークをしている方は、総じて大変そうだ。

クライアントによる突然の納期変更、言語化されていない抽象的な指示、すでに進んでいるプロジェクトの方針大幅変更・・・

こういうのが当たり前に蔓延っているそう。


例えばwebデザイン会社の場合を考えてみる。

多くの場合、クライアントはwebデザインについての知識をほとんど持ち合わせていない。

だから、制作にかかる時間を過小評価してしまうし、抽象的な依頼をしてしまうし、とんでもない変更をそれほど難しくないものと考えてしまう。

これだけならまだいいかもしれないが、クライアントの中には傲慢な人も多いそう。

どうしてもクライアント側の立場が強くなってしまうので、強気な態度をとる人もいる。

そんな状況でも、契約を打ち切られては困るので、受け入れるしかない。


というわけで、クライアントワークをしている人と接して話を聞くと、どうしてもそれをしたくないと思ってしまう。

だからこそ、まだ社会を知らない大学生の時にこそクライアントワークを選んでしんどい思いをしてみるといいと思う。

きっと、他者の気持ちを考えて仕事ができる人になれるはず。


僕はこれからも事業会社で働き続ける。

ただ、これからも外部の企業さんの力をたくさん借りながら働いていくことになるだろう。

彼らの気持ちを推しはかり、お互いに気持ちの良い仕事ができるようにしたい。

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