うつ病について③ うつ病になりやすい人の特徴や傾向(1)

こんにちは、木月まこと(ペンネーム)です。

今日で3回目の投稿になります。

まずは30投稿を目標にしております。

今月は5月ということで、5月病…そのひとつ「うつ病」について語っております。

うつ病もなりやすい人と、まったく無縁の人とがいると思われます。

では、なりやすい人には、特徴や傾向があるのでしょうか?

今回と次回で、そのあたりについてお話ししようと思います。

まず、「うつ病」に関する教科書的な本を読みますと、クレッチュマーという学者さんによる有名な3類型…(クレッチュマーによりますと、人は大体、体型などによって、うつ病型、統合失調型、てんかん型の3つに大まかに分類できるそうです)のうちの、うつ病型、すなわち循環気質、体型的には筋肉質で、真面目で義理堅く、執着心の強い人ということになっており、教科書的な本には大体まずこれが書かれております。

この有名な類型を踏まえた上で私なりの考察を展開させていただきます。

では、うつ病って、どんな人がなりやすいの?

その特徴や傾向は?…ということについて私見を語らせていただきます(前置きが長いですね、スミマセン、とっとと始めましょう)

まずは、「抱えすぎ」…これですよ。

この「抱えすぎ」にも3つパターンがありまして
複数のファクターに同程度に執着する…つまり、あれもこれもどれも、全部を同程度に完璧を期そうとするパターンと、複数ではなく単一のファクターに対する執着なんだけど遠方を見すぎてしまっているパターン。3つ目は、本来自分がやらなくてもいいようなことを、あるいは自分のキャパを明らかに超えてることなどを断りきれないとか性格的な理由であれもこれも抱え込むパターンです。

大体、「抱えすぎ」というのはこのいずれかであることが多いです。

この3つのパターンの1つ目と3つ目は大体どんなことか見当つくと思いますが、2つ目がちょとよくわからないという方のために捕捉説明しますと、単一のファクターへの執着だが遠方を見すぎているというのは、たとえは、英語の習い始めで、当座の今日のステップではなく、英検の1級、あるいはTOEICの900点以上取ることに気持ちがいってしまっている(実際には、そりゃないと思いますよ、中学一年生や小学生がそんなところに気持ちがいってることはまずないですよ。あくまでもののたとえです)今日はステップ13なのに、もうステップ118とか120の内容が気にかかってしまっているというような状態です。
目標は大きいほどよいともいいますが、今日の当座のステップから気持ちが逸れてるのではどうしょうもない。
今日やる以上のことを、今日一日のうちで心理的に抱えもってしまっているということです。
まずは、この「抱えすぎ」です。

では他には、うつ病になりやすい人にはどんな傾向があるのでしょう?…

次は、どんな傾向かと申しますと、ある事柄に不必要に時間をかけすぎている。

遠回りもウツを招きそうです。

ゆっくり丁寧すぎるのである。こうなると、目的
・目標と手段のあいだで価値の倒錯がおこり、手段それ自体が目的・目標みたいになってしまい、目的や目標をわすれて手段にのめり込んでしまうのです。
こういった倒錯は、ある種のコンプレックスや自信のなさもそれに加担してるかもしれません。そうすると本来の目標に対して不必要な迂回が生じてしまいます。また、こういった迂回は、行動力が欠けるタイプにも起こりがちです。その欠陥を埋めるべく手段に対する真面目なこだわりとなって表れてしまう。
最終的には、その人のパーソナリティーに合ったやり方で目的や目標が追求されるべきでしょう。
しかし、もし手段でしかないものと本来の目的や目標のあいだでどっちが大事かわからなくなってしまっているというんであれば、今一度、自分に本来の目的・目標はなんだったのか問いかけて見るべきでしょう。

パーソナリティーにあったやり方で目標が追求されるとはどんなことでしょう?

たとえば、大学に進学する際、予備校代なんかは払う金ないからとにかく浪人だけはしたくない。自分は運動部に属していて、関東大会クラスの試合でまずまずの成績を収めた。一夜漬けばかりだが定期テストのスコアはそこそこよく、普段の学業成績もそんな悪くない、とにかく早く大学生になりたいというんであれば、推薦入試を選択するでしょう。
一方、現役で入れる大学はあるのだが、そのあたりに行く気にはなれないし、じっくり実力をつけるため一年浪人したい。自分は「吉田松陰って誰?」って聞かれて答えられない大学生でありたくない、推薦入試などもっての他というんであれば、現役で入れる大学はあるのに敢えて浪人するだろう。
さらには、自分は、文学部の歴史学科へ進むわけではないのだから、やろうと思えば無限に凝れる受験勉強は合格を以て終わりとしたいという考えもあるだろう。
もっとも、受験期ぐらいの年代の若者が、自分の目的にたいしてあまりにムダのない合理主義を導入してよいものかというはなしもありますが、そこへいくとはなしがさらに逸れてしまいますのでそれは避けて、ここでのはなしは、そのひとに合った目標・目的の追求の一例です。

はなしが長くなりすぎました。

そろそろまとめましょう。

今日は「うつ病」になりやすいパーソナリティー的傾向について、そのうち2つを説明しました。

その1つは「抱えすぎ」で、複数のファクターに同程度に執着する、あるいは単一のファクターにこれの遠方を見すぎて当面の課題以上を抱えてしまっている、さらには断りきれないとかの理由で自分がやるべき以上の、あるいはキャパ以上を抱えているケース。

もうひとつは、自信のなさなどコンプレックスから「時間をかけすぎ」てしまい、目標に対して迂回したり、目標や目的より手段に固執してしまいここに倒錯が起こっている、またそうであるが故にカタルシスから見放されているというタイプ。

まだ、ほかにもあるのですが、あんまり一遍に詰めこみすぎますと読者の混乱が予想されますので、今日はこのあたりまでとし、以降は次回に譲りましょう。

うつ病になりやすい人の傾向、今日はその①として「抱えすぎ」と手段と目標が倒錯している「時間のかけすぎ」のふたつを説明しました。

内容がよく思い出せなかったら、もう一度よんでみてください。

3つ目ってなんだろう…ってチラッとでも思いましたなら次回も是非読んでくだると嬉しいです。

今日はここで終わりにします。


尚、この文章は読者からの投げ銭を受け付けております。金を出すに値するものを目指し試行錯誤しております。
いまのところ「うつ病」に関して独自の論考を進めていると自負しております。

ご一読ありがとうございました。

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