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#青春
「バス停」 …散文詩(過去記事マガジンおまけ記事vol.2)
見渡す限りのコンクリート
工場の煙突から出る煙を遮るように太陽が射す。
バスを待っていた。
自分は今日も学校へ行く。
高校生になったのだ。もう歩いて学校へは通わない。
そのうち自分はバスを待ってるのじゃないことに気が付いた。
必ず、自分とのあいだに、一人か二人はさんだ後ろに並ぶセーラー服の学生を心待ちにしていることに気づいた。
彼女は、自分のうしろに直接並ぶことはなかったし、自分もま
見渡す限りのコンクリート
工場の煙突から出る煙を遮るように太陽が射す。
バスを待っていた。
自分は今日も学校へ行く。
高校生になったのだ。もう歩いて学校へは通わない。
そのうち自分はバスを待ってるのじゃないことに気が付いた。
必ず、自分とのあいだに、一人か二人はさんだ後ろに並ぶセーラー服の学生を心待ちにしていることに気づいた。
彼女は、自分のうしろに直接並ぶことはなかったし、自分もま