100字物語『少年のさがしもの~リターン篇』#第100話 <完結>

シロップと夕陽に染まる突堤を行く。海の先に知らない世界がある。「フェンスはいいぞ」父さんが言った。向こうにある夢が見えるだろ。フェンスは超えるためにある。僕はずっとフェンスを探していたのかもしれない。

(The End)

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一年ちょっとかけて連載していた、<100字物語『少年のさがしもの』>を
なんとか100話まで書き終えることができました。
毎回、100字で描写すること。
それがルールでした。
50話までは、100字での風景描写。
51話からは、100字での物語描写。
さらに51話からは、50話までの描写とリンクさせ、<さがしもの>を回収するというルールまで加わって。
100字で風景を描写するのは、わりとたやすかったのですが。
さすがに100字で物語をつむぐのは、言い足りなかったことも多く、
未消化だったりの反省もたくさんあります。

そんな未熟な物語に最後までおつきあいいただきましたこと。
心より感謝申しあげます。
では、皆さま Happy  Christmas  Eveを。

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リターン篇は50話までと対になっています。
この話の表面(A面)は、こちら。
あわせてお楽しみください。

前話は、こちらから、どうぞ。

1話から50話までは、こちらから、どうぞ。

https://note.com/dekohorse/m/m355fc166d61f


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同じ『少年のさがしもの』をベースにした
橘鶫さんによる『鳥たちのさがしもの』は、
すでに完結しました。
すばらしい物語の世界を、ぜひお楽しみください。

https://note.com/tsugumitachibana/m/m747cd74b2b4b


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