小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(3)
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<あらすじ>
『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役として登場した松尾晴樹。茨城県北部の日立市から、婚活失敗の傷心を癒そうと夜通しバイクで駆けてきた晴樹は、『オールド・クロック・カフェ』にたどりつく。32個の柱時計に興奮する晴樹。そのうちの一つ、祇園祭の山鉾を模した30番の長刀鉾の柱時計に選ばれ、時のコーヒーを飲むことになった。
<登場人物>
茨城のライダー:松尾晴樹
晴樹の元恋人:由真
カフェの店主:桂子
カフェの常連客:泰郎