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【脱無職!】長期無職を面接でどう説明する?!【ブランク】

今回は、長期の無職(離職)期間を企業側にどう説明するかの問題です。1年以上の連続無職期間がある人を念頭に置いています。

介護とか起業とか留学とか公務員試験とか独学していたとかあると思いますが、嘘っぽくなりがちなので、正直でかつ割と誰でもいけそうな理由を考えてみます。
(本当に専業主婦や介護、留学等していたのであれば、正当な理由なので正直に書くべきです。ここでは、転職活動をしながらも、「まぁすぐに就職しなくてもいいか・・・」と漫然と過ごしてしまった人などを念頭に考えています。)
転職活動中はGoogle先生で無職期間の過ごし方をいろいろ調べていたのですが、良い記事は少なかったです。ここがボトルネックで、突破するのって結構難しいと感じます…。

先に端的にネタバレすると、
面接官「無職期間長いけど、何やってたの?」
求職者「転職活動です(キリッ」
こういう論法です。

長期化している理由ってなんだっけ…?

私自身、「何もしていませんでした」「仕事に関係する本を読んでいました」という感じで濁して話すとイマイチ企業側の反応が良くありませんでした。そりゃそうか。

そこで、「選考ではじかれて自分の就きたい職種になかなか就けないで長期化した」(つまり意図的ではなく縁悪く就職試験に通らなかったんです、ぴえん)という戦法に切り替えました。正直かつ正面突破な理由ですが、こちらの方が反応は良かった気がします。

良く考えてみると、就職試験に通らないのは
・求職者の能力、人間性の問題(やりたいこと、できることの主張がおかしい)
・企業側の人事上の都合、事業内容の問題(新人指導係がいない、仕事内容とマッチングしない)
があり、後者の場合は求職者に問題がなくても不採用になり得ます。
採用理由は割と理詰めで必然なので沢山ないかと思いますが、不採用理由は事情がいろいろあり無数にあります。ご縁がなかった、タイミングが悪かったという事もあり、誰のせいでもないということです。

この戦法を使う場合は、以下の3点を固めてください。
1.退職理由が妥当
ブラックだったとかハードで体調崩したとかで良い。人間関係ではなく
2.転職活動を自分なりに頑張ってたけど不採用が続いている
3.(後述)の練度を自分なりに高めているつもりだが、自分の就きたい職種になかなか就けない。つまり3.を真面目にやっているが故に職に就けない、という理屈。自分に向いていそうな職を選んで応募していますよ、という話
(逆に言えば、人手不足で就職しやすそうなコンビニ店員や介護職に応募しないのには各々に理由があるはず)
3.応募書類(特に志望理由)の完成度を高める
応募先が仮に中小企業であっても企業研究をちゃんとやり、「できること×やりたいこと×仕事内容」がマッチングしていることを書面でアピールする。
この戦法では、「ブランク期間は転職活動をメインに過ごしてきた」という理屈であるため、「転職活動をしっかりやってきた」という証が必要なのです。応募書類の中身が薄いとか志望理由が弱いと「遊んでた感」「何もしていなかった感」が出てしまうのです。(逆に言えば、介護やケガの療養で過ごしてきた人であれば多忙のためにここが弱くてもしょうがない所がありますが、転職活動をやってきた人はここをしっかりやらなければなりません)

退職理由が「えっそんな大したことなくて辞めたの?」って思われると不採用になりやすい。「これは辞めざるを得ないな」「当社では起こらないな」という理由だと良いです。

1.2.はマイナスイメージでありスペースも食うため応募書類では言及せず、面接で話せればよいです。代わりに、3.を職務経歴書(新卒ならエントリーシート等)で詳細に記述してください。応募書類の練度、志望理由の練度が低いとおそらく書類選考で落ちやすいです。

退職理由に妥当性があり、転職活動が長期化していることにも妥当性があれば、「退職から面接に至るまでの自分の行動は概ね正しかった(少なくとも大きな失敗はなく責められるのは酷である)」という説明ができるのです。

なお、昨今では少子化による人手不足(生産年齢人口の減少)で、職を選ばなければ仕事自体はあります(介護とか警備員とか)。コロナウィルスの影響は今後ありますが、日本の少子化が止まる訳ではありません。つまり、「どんな業種・職種でもいいから生活資金を得るためにとりあえず働く」ではなく、「自分に合った職を選ぶために長期化した」という論法は割と多くの人が使える手法なのではないかと思っています。実際Twitterを見ているとそういう人が結構多いように感じます。

予め考えておくこと

以下の事を考えておいてください。
・生活費をどう負担していたのか(貯金切り崩し、親のすねかじり、アルバイトなど。アルバイトであれば、ファミレスで週3で週30時間働いていたなど。詳細を話す)
・何社くらい応募したか(少なければその理由も話す。「できること×やりたいこと×仕事内容」が一致する求人が少なければOK
・病気があるかは心配されるので正直に話す(病気の治療中でも、処方された薬を服用しており業務に支障がないと話せばOK)
・就業において配慮が必要な事も話す(胃腸が弱いとか、長時間の運転は避けたいとかのレベルでよい)
※以上は面接で話せればOK。応募書類では言及しなくてよい。

企業側としては、「本当に当社で働けるのか」の不安を払拭したいというのがあり、そういったことを自ら話して貰えると話がスムーズ(体調の事は質問しづらい)でありがたいのです。

「正当な理由」「正当な過程」「突っ込みづらい理由」を考えられたらOKです。

応募社数が多い場合

求職者のスペックにもよりますが、転職活動における応募社数(書類を提出した数)が20~30社にも上るが1社も内定がない場合、応募書類に不備がある、あるいは面接で毎回致命的なミスをしている可能性が高いです。5~10社程度であれば応募している会社がそこそこ身の丈に合う会社であれば1~2社内定が出てもおかしくはないです。
つまり、応募件数が多いのに内定が取れないのはこの戦法が間違っているというより、他に問題がある(書類や面接にミスがある)ので、そこの練度を高めましょう。

新卒の場合

以上は中途の場合で、新卒の場合はあまり役に立たないかもしれません。ただし、新卒も例えば4年の秋以降まで就職先が決まらない場合では、就職活動が長期化していると言えるので、同じ戦法が使えるかも? しれません。

以上はあくまで私の経験上の話であり、中途・新卒いずれでも実践は自己責任でお願いします。

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