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コラム「あなたは目玉焼きになにをかけますか?」

今回は旧ジャニーズ事務所の問題について書いてみます。
皆さんもご存じの通り旧ジャニーズ事務所は亡くなったジャニーズ氏が創業した芸能プロダクションで60年の歴史を持つ古い事務所でした。
男性アイドルといえばジャニーズ、男性グループといえばジャニーズ、俳優業でも舞台でもその影響は計り知れないものがありました。
紅白でも常連で、男性出場者は大半がジャニーズというのが当たり前という状態で芸能界での存在は大きいものでした。
それがそれが創業者であるジャニーズ氏の性被害問題が明らかになったことで一変、CM、番組、舞台というような場所から所属タレントが消えていくこととなってしまったのです。
ここで私は色々と考えてみることにしました。
ジャニーズ氏は確かに許されないこと、間違ったことを行った人物です。
ただしそれだけの人物ではないのも事実なのです、もしもジャニーズ氏がただの犯罪者でしか無いのならここまで大問題にはならないはず。
ここまで大問題になっているのは行った行動にもありますが、やはりジャニーズ氏のこれまでの功績が理由といえるでしょう。
数え切れないくらいの実績、功績の大きさ、立場の強さ、影響力の大きさなどが問題をさらに大きな物としてしまっているのです。
プラスの実績というのはどれだけ大きくてもマイナスの実績と比べると小さな物と見られる物なのです。
そのため今回のジャニーズ氏の場合も数多くの実績を残していても、ただ一つの過ちによって全て吹き飛んでしまっているのです。
だからこそ過ちには気をつけないと、そう考えてしまいました。
次に責任問題について考えてみました。
過ちというのは行った人間はもちろん、周りにいた人間にも責任がかかってくる物です。
ただし、やはり一番悪いのも責任を問われるべきなのも本人なのですしそれが当たり前です。
だから今回も罪に苦しむのも、責任を果たすのに苦労するのもジャニーズ氏と姉のメリー喜多川であるべきでした。
ですが今回、問題がおおやけになったのは本人達がもう亡くなったあとでした、そのため残った他の人間が責任を取ることとなったわけです。
問題が起きた時には誰かが責任を取らないといけないのは当然のことです。
ただし今回の場合は当事者以外の人間がジャニーズ氏達の責任を押し付けられたという印象が強いので少し納得できないと感じました。
ジャニーズ氏が非難されるのも恨まれるのも仕方ないことだと思います。
けれどもプロダクション所属メンバーの仕事や出番が減っていくのは違うと感じます、多くのメンバーは何もしていないのだから、そんな目に合うなどということは絶対にあってはなりません。
性被害にあった人々のことに責任を持つのは当然ですが所属しているメンバーのことも守ってあげて欲しいと改めて思いました。
このような時だからこそ正しい判断と正しい行動ができるように気をつけてほしいものですね。
ではまた


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