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開いた扉6決心

23時頃、母は机で一人仕事をしていた。
Aは親を悲しませるような事をしたという罪悪感と、新しい命を生む決意をしている事を、母に告げるため、母のとのろへ向かった。

母の机の真横に立った、母はメガネを外し「どうした?なんかあった?」いつもの優しい母。

胸が詰まって涙が溢れてきた。Aの手をとり、「話して。」なきながら、「妊娠した…」母はいきなり抱きしめてくれて、「何ヶ月?」「4週間だけど…不正出血が続いて、」言葉に詰まりながら話した。「双子だったのに、一人はもうダメだって、もう一人は元気だって。」母の腕はキュッと強くなった。「B君は?」「一緒に話してほしいと言ったのにまずは、お前から伝えてって言うから。」Aは嗚咽しながら話した。母は「それは酷いね、お父さんに話そう、でも、お腹の命頑張ってるから、頑張ろう。」
母の言葉でだいぶ救われたが、寡黙な父に話すのはキツかった、一人でとは。

母と父のところに向かうと何かあったと察したように待ち構えていた。一通りはなした。
今すぐBを呼ぶようにいわれ、電話でBを呼び出した。Bが来るまでの時間Aはいろんなことが頭の中で交差した。
こんなBと結婚して大丈夫なのか?一人で産み育てていく覚悟はあるのか?BはAに対して愛情をもっているのか?新卒社会人半年がシングルマザーできるのか?この子が…この子が…こんな情けない母親のもとに、この子に悪すぎて、精神的にキツくなった。

Bは、父に「順番は違いますが、結婚します。」父は「年収は?この子だって、まだ卒業したてだよ。あんたさんは結婚したいだろうけど、まずな何故一緒に言いにこないの?」冷静に、ゆっくりと父の声が、床の下から響くようにうなった。

Bは「結婚は認めてもらえませんか?」父は「まだ子供は早い。」静かに流れたその声は、Bを試しているかのようにAには聞こえた。

数分の沈黙

母は「不正出血続いてる、安静にしないともう一人も駄目になっちゃうわよ。」

父は家で良く利用している総合病院の産婦人科に、明日母と行くようにAに行った。

父「あんたさんもまだ若い、結婚はいずれすればいいけど、中絶しなさいよ。」

Aは、「お父さんの言うことは、ごもっともです。僕はAさんと結婚したい気持ちに変わりありません。」そう言うと、産むか、中絶かの判断を二人で決めるでもなく、産んでくれ、でもなく、Aがどうしたいかが大事だといい、最終判断はAに出させようとしてくる。

(あれ、人ってこれでいいの?愛し合ってる二人に子供ができ時、これでいいんだっけ?)

Aは「二人で頑張って育てると言うきもちは?」Bをまっすぐ見て声をだした。
Bはとびきりの笑顔(これが後々の恐怖)で「Aがそうしたいならそうしよう。」

母は中絶のリスクを心配して、二度と妊娠できなくなる可能だってあることを、Bの目を見て言った。

Bは「僕も結婚して、子供ほしいです。」

父は、母の言葉の重みと、Bを信用できるかと、娘の身体への負担と全部に決断を出さないとならない顔で、Aの気持ちを聞いた。双子の一人が…と話し。

父は、Aの気持ちを第一にするようにと。
何からからも、守ってやるよ、と父の目がAに語っていた。(半箱入りのAなので、中学生の妊娠話じゃあないんですげどね…)

Aは、産むこと、Bと結婚することを決心した。

人生は重要な選択肢の連続といいますが、家族や、恋人、夫婦、二人で、決める、など、決して一人だけで決めるのではなく、話し合いお互いを理解して決める必要もあります。
一人で決めなはならないことももちろんあります。

ここから、Bの絶対に重要なことを、決断しないで、・Aにさせる・、が始まります。

つづく

これがどうゆう意味か想像してぐださい。

読んで頂きありがとうございます。
今日も明日も素適な一日を🙂

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