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池森雄也
2021年2月27日 00:09
この作品は過去に書き上げた長編恋愛小説です。数日後、奈美がやって来た。はい、と言って僕にレポート用紙を数枚差し出した。『書いてきたから読み終えたら感想を聞かせてほしいの』『時間を少しくれないか?』『うん』僕たちの関係がジェットコースター並みの速さで、この先をどんどん加速していく。僕は奈美のことを何一つ知らない。それともう一つ後々に判明するのだが、僕を新進気鋭の作家だと思い込
2021年2月17日 07:08
この作品も過去に書き上げた長編小説です。現在、三本の連載小説を投稿中ですが、並行して進めていきます。何卒、宜しくお願い致します。プロローグ『ここっていい場所でしょ』彼女は少し微笑んで僕の顔をじっと見つめた。『どうしてそう思うんだい?』そう尋ねた僕に彼女は目を輝かせて近づいてきた。『御苑の気を感じることができるから』素足のまま、彼女はベランダへと移動した。長い黒髪を赴くまま